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コレクションのメモ内容【エイダ】

バイオハザード6攻略 コレクションのメモ内容【エイダ】を掲載しています。

目次

名称
内容
エイダ・ウォン
年齢不詳。所属組織不明。世界を掛ける女スパイ。
その素性、目的は一切不明で、エイダ・ウォンという名前ですら本名ではない。

どんなに困難な依頼でも、冴えわたる頭脳とズバ抜けた身体能力で難なくこなす。
また。屈強な精神も備えており、厳しい局面に対しても常に余裕を持って対処する。

しかし、何かエイダ自身の「真の目的」が存在するらしく、その達成のためであれば、組織や依頼人を裏切ることも厭わない。
1998年、G-ウィルスを奪取するためラクーンシティに潜入した際は、当時、ラクーン市警の新米警官だったレオン・S・ケネディと出会う。
その後、合衆国エージェントとなったレオンに対して助言を与え、サポートするが、エイダ自身の目的を達成するために彼を巧みに利用しているフシもある。

今回の事件では、ラクーン事件以降連絡を断っていたディレック・C・シモンズに呼び出され、彼が指定した潜水艦へと潜入した。
そこでエイダは、記憶にないオーダーと、予期せぬ通告を受けることになる。
ジェイク・ミューラーに関する報告書
「ディレック・C・シモンズ殿へ、依頼にあった調査の結果を報告します。
アルバート・ウェスカーの実子ジェイク・ミューラーの極秘調査は問題なく終了しました。

ジェイク・ミューラー(20)
国籍はイドニア共和国。白人男性、瞳の色ブルー、身長190cm程度。
5年前にイドニア共和国内に存在する傭兵部隊に所属。
それ以降、欧州、中東、南米など世界各国の紛争地へ出征した記録あり。
採取した組織片からアルバート・ウェスカーの実子であることは確定。

解析の結果、アルバート・ウェスカーの特異な体質がジェイク・ミューラーへ高確率で遺伝していることが発覚しております。
この特異性を解明できれば、現行のC-ウィルス研究の躍進が期待できます。
しかし、入手した組織片は極微量のため、解析の続行が不可能となっております。
さらなる研究のため、ジェイク・ミューラーの体液・血液・粘膜・骨髄の確保を要求します。
この確保の任務には、シモンズ殿の部下であるエイダ・ウォンが適任かと考えます」
潜水艦
エイダ・ウォンがディレック・C・シモンズの陰謀を暴くために侵入した潜水艦は、
彼女の掌形や声門を認識するセキュリティシステムが稼動しており、全てが謎に包まれているはずのエイダに関する情報も存在た。

艦内にはシモンズの趣味嗜好が反映されたと見られる部屋や仕掛けもあり、この船の雰囲気をいっそう不気味なものにしている。
何の目的で作られたのか、誰が使用するものなのか、不可解な点が多い。
グネズド
C-ウィルスの感染者が、変異の果てに生まれ変わった姿。
グネズドとは、東欧の言葉で「巣」を意味する。

ハチのような姿をした小型のクリーチャーが無数に集まり、人間の姿を形成している。
アリやハチのように群れを作って行動し、その中で各個体がそれぞれ別の役割を持つ。

上記の昆虫の生態と違う点として、女王蜂にあたる種が、繁殖ではなく司令塔的な役割を担い、群れを統率している点があげられる。
グネズドの場合、女王にあたる個体は他の個体と感覚神経を共有しているため、その個体が失われると、他の個体も消滅してしまう。
逆に、女王が生存するかぎり、群れは維持される。
通常、女王にあたる個体は群れの中に隠れて身を守っているが、群れが攻撃を受けると、これを守る役割のクリーチャーが散開するため、その姿を確認することが出来る。
エイダとシモンズ
ディレック・C・シモンズの信条は「安定」。

彼が裏で操る組織「ファミリー」もまた、シモンズにとって安定した世界の維持のため、世界の裏側で暗躍している。

しかし、エイダ・ウォンとの出会いが、彼のそれまで平坦だった精神に初めての波風を立たせた。
優秀なスパイであるエイダ・ウォンを高く評価していたシモンズは、己の理想と野望のため、彼女にいくつものオーダーを課し手元に置いていた。
しかし、1998年のラクーン事件の際、ラクーンシティを焼き払った「滅菌作戦」の実行にシモンズが深く関わっていたとこを知ったエイダは、シモンズを危険視し始め、一切の関係を断ち切った。

この一件が、初めてシモンズに動揺をもたらした。
彼は自分と同じ天才性を持つエイダに対して、歪んだ執着心・愛情を抱いており、「エイダ・ウォンが自分の元を去った」という事実を認めることが出来なかったのだ。
シモンズは、「エイダを取り戻す」ため、狂気に満ちた計画を実行することになる。
滅菌作戦とシモンズ
滅菌作戦とは、1998年に発生したウィルス流出事故「ラクーン事件」を収束させるため、合衆国政府によって実行されたミサイル攻撃のことである。

ウィルスによってゾンビパニックに陥っていたラクーンシティに直接ミサイルを撃ち込み、
10万人の市民とともに街を焼き払ったこの作戦は、政府高官を務めていたディレック・C・シモンズが中心となり実行が移された。

そもそもラクーン事件は、シモンズにとってケーススタディだった。
「ゆくゆくはバイオ兵器が現行の兵器に取って代わる」という確信と、バイオ兵器の脅威がデータとして残せた以上、
後は事実の隠ぺいさえ出来ればいいと考えたシモンズは、大統領と政府の急進派を煽り、早急にこの計画を推し進めた。

今回のトールオークスで、彼がラクーン事件を模倣するようなバイオテロを演出したのは、大統領がラクーンの真実を公開しようとしたことに対する政府関係者への見せしめと、
ここまで大規模なバイオテロを起こせるだけの組織が存在することを世界に思い知らせるために他ならなかった。
研究室に残されたメモ
「私のたった一人の家族 ヘレナ
私を 心の底から 愛してくれたのは
世界で 姉さんだけだったわ
それなのに 勝手なことばかりして ごめんなさい
さっき 変な薬を注射されて 頭がぼうっとしてる
ヘレナのことを忘れてしまいそう こわい
ヘレナ あなたを 愛していた
いつも 正しい姉さん 私の 誇り
ヘレナが私を 愛してく れ た と 同じく らい
誰 か ヘレ ナ 愛し てくれ ま よ  に」
シュリーカー
シュリーカーは、ゾンビの一種である。
ゾンビの聴覚を刺激する大きな音を出して、ゾンビを呼び寄せる。

シュリーカーの発する音には、ゾンビが反応し、集まりやすい音域が含まれているだけでなく、ゾンビの神経を刺激し凶暴化させる作用がある。
また、シュリーカーが放つ音波が乱れると、ゾンビも影響を受け、高音波による刺激に耐えきれず、聴覚と脳の一部が破壊される。
二人のエイダ・ウォン
今回の事件には、二人のエイダ・ウォンが登場する。

一人は、トールオークスでレオン・S・ケネディの前に現れた女スパイ、エイダ・ウォン。

もう一人は、半年前のイドニア共和国で、ジュアヴォを引き連れクリス・レッドフィールドやジェイク・ミューラーの前に立ちはだかったネオアンブレラのエイダ・ウォンである。

前者はオリジナルのエイダ・ウォンであり、後者はエイダに執着するディレック・C・シモンズがC-ウィルスを用いて造り出した彼女の複製である。
ネオアンブレラのエイダは、オリジナルのエイダに連絡をとり、自らが引き起こすバイオテロを予告するという謎めいた行動をとる。
彼女の目的を探るため、オリジナルのエイダは中国へと向かった。
エイダとラクーン事件
1998年、エイダ・ウォンはジェイク・ミューラーの父であるアルバート・ウェスカーからの依頼を受け、ラクーンシティに潜入していた。

エイダに課せられたオーダーは、シェリー・バーキンの実父ウィリアムが独占をもくろむ「G-ウィルス」を回収すること。
オーダーの遂行にあたり、エイダは夫の開発したウィルスを渡すまいとするシェリーの母であり
ウィリアムの妻、アネットから妨害を受けるが、ラクーンシティで出会ったレオン・S・ケネディを利用してウィルスのサンプル入手に成功。
ウェスカーの元へ帰還を果たした。

2004年、エイダはウェスカーからの指示を受け、寄生体「プラーガ」を入手するためヨーロッパの辺境へ赴く。
そこでレオンと再会を果たしたエイダは、再びレオンを利用し、彼からプラーガのサンプルを奪取し、任務を遂行した。
その後、エイダはウェスカーにプラーガのサンプルを渡すことなく、自身の「真の目的」を達成するため、サンプルを持って逃亡する。
エイダにとっては、ウィルスを使って世界を支配しようとしたウェスカーすら本当の目的を達成するための駒でしかなかったのだ。
ファミリー
ファミリーとは、ディレック・C・シモンズが長を務める巨大組織のことである。
アメリカ建国以前に、シモンズ一族によって築かれたこの組織は、強大な財力と世界規模のネットワークを用いて、古来から歴史を自在に操ってきた。

ファミリーの目的は、「世界の安定」を維持することである。
言い換えれば「ファミリーにとって最も有益となる世界情勢」を維持することにあたり、この目的を達成するためならば、手段を選ばない。
ファミリーは「アメリカを頂点とするピラミッド型の権力構図」の「安定」に務めることが最良だと考えていた。
そのため、ラクーン事件の公表によってこの構図が崩壊することを恐れ、シモンズの指示のもとバイオテロを起こし、大統領を暗殺した。
ブラッドショット
ごくまれにだが、今回のテロで確認されたゾンビの中には、頭部の破壊によって新たな種へと姿を変えるものが存在する。
この種のゾンビは「ブラッドショット」と呼ばれており、全身の筋肉が剥き出しになったような外見をしている。

通常のゾンビとは比べ物にならないほど高い身体能力を持ち、素早い動きで人間に飛びかかり、肉を食いちぎろうとする。
ゾンビに、C-ウィルス特有の「変異」の効果が現れたものと推測される。
カーラ・ラダメス
カーラ・ラダメスは、C-ウィルスを発見した人物であり、ディレック・C・シモンズの腹心だった。

15歳の若さで大学の博士課程を修了したカーラは、そのままシモンズの財団が所有する研究所へスカウトされ、ウィルスやB.O.W.の研究に打ち込んできた。
カーラの天才的な頭脳と研究結果をシモンズは気に入り、彼女も自身に正当な評価を与えてくれるシモンズに傾倒していった。

カーラは心酔するシモンズの役に立ちたい一心でC-ウィルスの発展に尽くしたが、シモンズにとっては所詮コマのひとつに過ぎなかった。
やがて彼女はシモンズによって「エイダの再現」のための実験体に選ばれてしまい、「カーラ・ラダメス」としての人生に幕を下ろしたのである。
シモンズとカーラ
エイダ・ウォンの複製を造ることに妄執するディレック・C・シモンズは、数え切れない被験者を使ってC-ウィルスを投与し、実験を繰り返させた。
しかし、複製を生み出すにはエイダの遺伝子と配列が近しい人物が不可欠である。
それがなかなか見つからず、実験は暗礁に乗り上げていた。

そんな中、ファミリーの調査で、腹心の科学者であるカーラ・ラダメスの遺伝子配列がシモンズの理想とする形であることが分かった。
シモンズはカーラをだまし、実験へと参加させる。
シモンズに心酔するカーラは、まさか自分が被験者にされるなどとは、考えてもいなかっただろう。
そしてシモンズの予想通り、カーラはエイダ・ウォンの完璧な複製として生まれ変わったのである。

オリジナルのエイダとはビジネス上の関係しか持てなかったシモンズは、外見上、完全にエイダとなったカーラに、積もり重なっていた歪んだ愛情や征服欲を本能のままにぶつけ、身も心もエイダとして振舞うよう彼女を調教し始める。
やがて、カーラ・ラダメスは自我のほとんどを失い、心身共にエイダ・ウォンとして生まれ変わった。
しかし、その奥底にほんのわずかだけ残されていたカーラとしての意識は、自分の全てを否定したシモンズに対する激しい憎しみへと形を変えていたのである。
カーラの手記
「もうすぐ、あの男が最も憎む世界を生み出すことが出来る。
海の底のあの子も、順調に育っている。
手元のサナギも、じきに孵化する。
私の最高の作品たちが、最高の世界を創ってくれるわ。
あの男に最も不似合いで、この私に最もふさわしい世界…。

でも、仲間はずれも可哀想ね。
せっかくだから、あの男も新しい世界にふさわしい体に変えてあげようかしら。

彼が大好き、安定。
決して揺るがない均衡。
それが永遠に得られない、無限に変異し続ける体に…」
無限変異カーラ
中国でのバイオテロを成功させ、目的が達成されることを確信したカーラだったが、シモンズが放った刺客によって撃たれ、致命傷を負ってしまう。

「死ぬのなら、せめてシモンズの世界の崩壊と、私の世界の誕生だけでも見届けたい」

カーラは最後の力を振り絞り、手元にあった強化C-ウィルスを自らに投与した。
部下を使って、シモンズに投与したものと同じものである。
結果、彼女の肉体は空母の内外を覆い尽くすほど肥大化し、かつては一人の人間であったとは思えないほどの変貌を遂げた。
カーラは、空母と一体化した肉体のどこからでも、意志を持った自らの分身、「カーラスポア」を生み出すことが出来る。
エイダに成り代わろうとしたカーラの意志の強さからか、カーラスポアの形状はエイダの姿と酷似している。
完全変異種
ジュアヴォの体内で活動するC-ウィルスが活性化するとある時点で外皮が硬化を始め、サナギのような形態へと変異する。

この時、サナギの中ではC-ウィルスの作用によって体組織の溶解と再構築が行われており、ジュアヴォとは全く異なるクリーチャーへと姿を変えたのち、硬い外皮を破り出てくる。
このような変異をとげたジュアヴォは、「完全変異種」と呼ばれている。

この種には、ディレック・C・シモンズがエイダ・ウォンの再現を試みた過程で副産物的に生まれたものが少なくない。
レポティッツアやグネズドがそれに当てはまり、これらの姿にどこが女性らしさが残るのは、シモンズがエイダを追い求めた結果と言える。

また、C-ウィルスと生物の遺伝子を掛け合わせることで、その生物の特性を反映した変異種が生まれることに気付いたシモンズは、
爬虫類や哺乳類など、多くの遺伝子をC-ウィルスに組み込み、完全変異種を兵器として使用することを考えた。
結果、ひとつのC-ウィルスから多様な完全変異種が生まれるまでにウィルスを安定させることに成功した。
強化C-ウィルス
強化C-ウィルスとは、C-ウィルスをジェイク・ミューラーの血液によって強化させたものをさす。
これは、カーラ・ラダメスによって開発された。

ジェイクの血液は多くのウィルスへの耐性を持っており、その特性を取り入れることで、カーラはC-ウィルスを強化させることに成功した。
通常、C-ウィルスを投与された場合、サナギを経て生まれ変わった後に再び変異することはないが、強化C-ウィルスの場合はそれと異なり、
サナギの過程を経ることなく、強化と変異が永遠に進行し続けることになる。

このウィルスの精製方法は非常に難しい上に、カーラ・ラダメス以外にその製法を知る者がいない。
そのため、今後このウィルスが量産される可能性は極めて少ないと言える。
シモンズの野望と最期
唯一の理解者だと思い込んでいたエイダ・ウォンが、ラクーン事件を機に自身の元から離れて行ったことは、
ディレック・C・シモンズの平穏だった精神にはじめてのざわめきを起こした。
その結果、シモンズは「エイダが傍にいないのならば、自身に忠実なエイダを作り出せばいい」という常軋を逸した考えに至る。

彼は、カーラ・ラダメスが研究していた「投与した人間の身体を造り替える」というC-ウィルスの特性に注目し、これを応用してエイダを作り出す計画を実行に移した。
数え切れないほどの人間を犠牲にして実験を繰り返し、シモンズはついにエイダ・ウォンと全く同じ人間を作り出すことに成功する。

エイダの再来に歓喜するシモンズだったが、自身が作り出したエイダからも見放された彼は、強化C-ウィルスを投与され、無限に変異を続けるクリーチャーへと変貌してしまった。
その後、オリジナルのエイダ・ウォンによって攻撃を受け、致命傷を負う。
彼が欲した「忠実なエイダ・ウォン」は、とうとう最期まで手に入れることができなかった。
カーラの復讐
カーラ・ラダメスは、C-ウィルスの作用とディレック・C・シモンズの常軋を逸した調教の末に、エイダ・ウォンとして生まれ変わった。
だが、彼女の根底にはカーラとしての意思がわずかに残っており、それはカーラという存在のすべてを否定したシモンズへの復讐に捕らわれていた。

シモンズに極秘でネオアンブレラを立ち上げたカーラは、C-ウィルスの強化実験と、彼のファミリーが守ってきた「安定した世界」を破壊するための準備を始める。
彼女は、人間をゾンビに変えるレポティッツアのガスを搭載したミサイルと、研究の末に生み出した、究極のB.O.W.ハオスを使い、世界を崩壊させることで、組織体としての国家の権威と枠組みを崩そうと企んだ。
中国でのテロを成功させ、全てが計画通りに進んでいく中、カーラはオリジナルのエイダ・ウォンに連絡を取り、事件へと巻き込むという不可解な行動をとる。

作られたエイダ・ウォンとしての自我が、オリジナルを葬るために彼女を呼び寄せたのか、それとも、カーラとして残る人間としての自我が、自身の暴挙に耐えられずオリジナルに助けを求めたのか。
その真意を知る者は誰もいない。




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