目次 |
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ファイル名称 |
内容 |
植物学 |
周知の通り、植物には薬効を持つものが多くある。 人類は太古から様々な植物を用い、傷や病を癒してきた。 本書では、この薬効を持つ植物の例としてアークレイ山地周辺に自生する三つのハーブを取り上げ、その概要を述べたいと思う。 この三つのハーブはそれぞれの色が異なると同様に、それぞれの薬草としての効用も異なる。 緑色のものは、人の体力を回復させ、青色のものは、動物などから受けた毒を消す。 そして赤色のハーブ。 これは単独で用いただけでは何ら効果を生み出さない。 赤色のハーブは、他のハーブと調合する事によって、初めてその効果を発揮する。 例えば体力を回復するハーブとこのハーブを調合するとその効果は数倍にもなるのだ。 以上がアークレイに自生する三つのハーブについての概要である。 さらにこの三つのハーブはそれぞれの量を増やしたり、 種類の違うものを組み合わせ調合することにより、さまざまな効果の薬を作り出すことが出来るのだが、 それについては実際にあなた自身の手で試してほしい。 それが、本当の知識を得る一番良い方法なのだから・・・。 |
飼育係の日誌 |
May 9, 1998 夜、警備員のスコットとエリアス、研究員のスティーブとポーカーをやった。 スティーブの奴、やたらついてやがったが、きっといかさまにちがいねェ。 俺たちをばかにしやがって。 May 10, 1998 今日、研究員のおえら方から新しい化け物の世話を頼まれた。 皮をひんむいたゴリラのような奴だ。 生きたえさがいいってんで、豚を投げ込んだら、奴ら、足をもぎ取ったり内臓を引き出したり遊んだあげくやっと食いやがる May 11, 1998 今朝の5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たスコットに突然たたき起こされて俺も宇宙服を着せられた。 なんでも、研究所で事故があったらしい。 研究員の連中ときたら、夜も寝ないで、実験ばかりやってるからこんな事になるんだ。 May 12, 1998 昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、背中がむれちまって妙にかゆい。 いらいらするんで、腹いせにあの犬どもの飯を抜きにしてやった。 いい気味だ。 May 13, 1998 あまりに背中がかゆいんで医務室にいったら、背中にでっけえバンソウコウを貼られた。 それから、もう俺は宇宙服を着なくてもいいと医者がいった。 おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。 May 14, 1998 朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。 犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら、数が全然たりねえ。 めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。 おえら方に見つかったら大変だ。 May 16, 1998 昨日、この屋しきから逃げ出そうとした研究いんが一人、射さつされた、てはなしだ。 夜、からだ中 あついかゆい。 腕のはれ物 かきむし たら肉がくさり落ちやがた。 いったいおれ どうな て May 19, 1998 やと ねつ ひいた も とてもかゆい 今日 はらへったの、いぬ のエサ くう May 21, 1988 かゆい かゆい スコットー きた ひどいかおなんで ころし うまかっ です。 4 かゆい うま |
保安部長のメール |
TOP SECRET July 22,1988 2:13 保安部長へ X−DAYが近づいている。 一週間以内に、以下の作戦を速やかに、順次実行せよ。 1)S.T.A.R.S.を研究所に誘い込み、B.O.W.(生物兵器)と戦わせ、実戦データを得よ。 2)変異体を含むB.O.W.の胚を、一種につき2個ずつ回収せよ。但し、タイラントは廃棄処分とせよ。 3)人員・実験動物を含むアークレイ研究所の全てを事故に見せかけて処分せよ。 |
パスナンバー【ジル編のみ】 |
Pass No. 8108310 |
プラント42のメモ |
あの事故から四日後、ポイント42のプラントの成長速度には目を見張るものがある。 他のプラントに比べ、「t−ウィルス」の強い影響を受けており、もはや宿主の植物が何であったのか想像することすら困難な程である。 42の栄養源は、二種類ある。 一つは、地下室まで達した根から得ている養分だ。 事故直後、発狂した研究員が、地下の水槽を壊したため、現在地下室は水浸しだ。 そこに流出している何らかの薬品成分が、プラント42の急速な成育を促している事は想像に難くない。 さらに地下室から伸びたプラント42の一部は、ダクトを通り、一階の天井から球根状になってぶら下がっている。 その球根から伸びている何本ものツルが、もう一つの養分の入手手段となっている プラント42は獲物を感知すると、丁度イカの触手の様に獲物にツルを巻つけ動けなくしてから、 ツルの裏についている吸入器で血を吸うのだ。 しかもそれなりに知能があるらしく、獲物を得た時や、睡眠中はツタを扉にからませ、外敵の侵入を防いでいる。 既に数人の職員がその犠牲となった。 May 21,1998 ヘンリー=サートン |
ファックス |
送信先 衛生管理部門 総合本部長 送信元 ラクーン特研部 災害対策委員会 このメモランダムは、関係者以外の者が閲覧することを厳禁する。 また本書類の内容が了解されしだい破棄されなければならない。 今回の「t−ウィルス」流出の件について、当委員会が実地調査を試みたところ 被害の概算は当初の報告をはるかに上回るものであると推定される。 第一に、実数についての正確なデータを得ることは現状では非常に困難であるが、 研究員の半数以上は「t−ウィルス」に被爆した時点で死亡しているとみられる。 また、生存者のほとんど全ては「t−ウィルス」感染者特有の症状が重度に現れていお、死亡者数はさらに増加するものとみられる 。 第二に問題となるのは、セキュリティーシステムがかろうじて作動しているものの、 特務警備隊もほぼ全滅の状態であり、我が社の最高機密に属する研究事項が無防備のまま外部にさらされていることである。 特にこの点は一刻の猶予もなく対策を講じられたい。 そして第三の問題として、これは第二の問題と重複する点もあるが、実験体の多くがその制御を失って暴走している状況である。 実は、我々が見たところ、研究員のうち実験体に殺害されたと思われる死者が決して少なくないのである。 その死体は惨殺されたというにふさわしいものであり、奇しくも我々の研究の成功を裏付けるものであるが、 このままでは報道機関に憂慮すべき材料を提供してしまう可能性もきわめて高い。 総じて事態はきわめて深刻である。 これらの事態をかんがみるに、中途半端な「t−ウィルス」の隠蔽は全く不可能と言わざるを得ない。 望むべきは根本的で早急な解決策であると我々は考える。 特にラクーンにおける、州警察やS.T.A.R.S.の介入は迅速なものと思われる。 この方面においても何らかの手を打つべきだろう。 |
スクラップブック |
猛獣の仕業か? 女性バラバラ死体 RACCOON TIMES MAY 27, 1998 20日午後10時頃、ラクーン市内シダー区マーブル川の左岸で、20才前後の若い女性の死体が発見された。 ラクーン警察局は、欠如している遺体の両腕と左足の切断面に、強い力で噛み砕かれたような歯型があることから、グリズリーまたはそれに類する猛獣の仕業と推定。 また、残っていた右足の登山靴から、同局では、被害者はアークレイを登山中に、猛獣に襲われて川に転落、先日の増水で流されたものとみて、身元の確認を急いでいる。 アークレイ山地にモンスターを見たとの目撃情報が相次ぎ、話題を呼んでいる。 今までの目撃例を総合すると、その外見は犬に酷似。普段は群れで行動するらしい。 ここまでだと単なる野犬のようだが、このモンスター、外見からは想像もつかないほど獰猛で貧食、しかも不死身らしい。 睡眠を邪魔しなければ犬は寝ているっていうし、当分アークレイに行くのはよしたほうがよさそうだ。 でも、新種の動物を発見となれば、一躍君も有名人かも!? アークレイ山地の怪! 山道封鎖 RACCOON TIMES JUL 9, 1998 このところ、アークレイ山地での遭難が相次いでおり、市当局ではアークレイに至る山道を全面的に封鎖することを決定した。 また、封鎖と同時に、ラクーン警察局ではS.T.A.R.S.も使って遭難者の捜索に本格的に乗り出す構えであるが、 広大な山地のかなりの部分を原生林が占めるアークレイでの捜索の難航は必至である。 アークレイ山地で恐ろしい怪物を見た、という目撃情報もあり、遭難者の安否が気づかわれる。 |
研究所・警備システム資料 |
−B1− ○ヘリポート ヘリポートの使用は政府関係者及び経営幹部に限られる。 尚、事故発生の際はこの限りではない。 ○ヘリポート搭乗用通路 顧問研究員か警備所長の同行がない者の入室は認められない。 未確認の進入者は直ちに射殺せよ。 ○エレベータ 緊急災害時には機能を停止させる。 −B2− ○映像資料室 映像資料室を特研部管轄の下に設置する。 利用に関する裁量権はキース・アーヴィング室長に委任するものと定める。 −B3− ○牢屋(監獄) 牢屋の使用は衛生管理部門がこれを管理する。 ウィルスを実験体に投与する場合は、顧問研究員(E・スミス、S・ロス、A・ウェスカー)の同行を必須とする。 ○3重ロックのドア 全てのパスコード書類を提示しない者の入室を禁ずる。 パスコード書類は、各ブロックの研究主任が専用の出力装置によって作成したもの以外を認めない。 ○動力室(動力炉) 本社派遣の監察官以外の者の者の入室を禁ずる。 なお、顧問研究員が特別な指示を受けた時はこの限りではない。 ○パスコード出力装置 研究主任以外の者が、パスコード出力装置を扱うことを禁ずる。 −B4F− ◎最重要機密事項 t−ウィルス投与による「タイラント」経過報告について・・・(以下判読不能) |
ある研究員の手紙 |
親愛なるエイダへ June 8,1998 エイダ、いま君が、これを読んでいるという事は、私はすでに私でなくなっているということだ。 今日の検査の結果で思った通りの反応が出た、陽性だ。 もうすぐあんな姿になってしまうのかと思うと、気が狂いそうになる。 エイダ、君は今のところ、感染していない。 こんなことはないかもしれないが、もし、君が最後の一人だったら、映像室に置いてある資料を持ち、動力室行って起爆装置を作動させた後、ここから脱出して欲しい。 そしてマスコミを使って、ことの全てを公にしてくれ。 正常に機能していれば、ここのロックは全てセキュリティーシステムで解除できる。 これには小実験室にある端末から、私の名前でログインし、さらにパスワードを入力すればアクセスできるようにしておいた。 パスワードは「ADA」、君の名だ。 映像室のあるB2のロックを解くには私と君の名でアクセスした後、さらに、もう一つのパスワードを入力しなければならない。 下に念のため暗号でしるしておいたが、君ならすぐにわかるはずだ。 これが私の最後の頼みだ、もし変わり果てた姿の私を見かけたらエイダ、君の手で楽にしてくれ。 PASSWORD= 君のJohnより |
有機化学実験ファイル |
タイラントウィルスに感染し、異常成長した植物の細胞には、いくつかの共通の性質が見られるのは前回のレポートで述べた通りである。 しかし、いくつかの実験で、興味深い事実が明らかになった。 それは、私たちがあの実験で使用した、「UMB」系の薬品の一つである「UMB No.16」に、 これら植物の細胞を、急速に死滅させる成分が含まれているという事である。 私たちはこの「UMB No.16」を、「V−JOLT」と名付けた。 計算では、プラント42の場合、根に直接「V−JOLT」をかければ、全体が死滅するのに5秒もかからない。 生成は、UMB系の薬品をいくつかの手順で混合すれば良いのだが、 UMB系の特徴として人体に有毒なガスを発生する恐れがあるので取り扱いには十分な注意が必要である。 まずUMB系薬品の種類と特徴を簡単に示す。 UMB No.2 赤 UMB No.4 緑 UMB No.7 白 NP−003 紫 Yellow−6 黄 UMB No.13 青 UMB No.20(V−JOLT) 茶褐色 |
パスコード01 |
あなたがたがこのことを行い、あなたの子が、あなたの一人子さえ与えることを差し控えなかったゆえに・・・ (創世記22:16) |
パスコード02 |
わたしは確かにあなたを祝福し、あなたの胤を確かに殖やして天の星のように、海辺の砂の粒のようにする。 あなたの胤はその敵の門を手に入れるだろう。 (創世記22:17) |
パスコード03 |
そして、あなたの胤によって地のすべての国の民は必ず自らを祝福するであろう。 あなたがわたしの声に聴き従ったからである。 (創世記22:18) |
バリーの写真 ※バリーが中庭または研究所で死亡した場合のみ入手可能 |
バリーから預かった写真だ 裏に何か書いてある 「かわいいモイラとポリーへ 元気で明るい娘になって、お母さんを励ましてくれ。 父さんはいつでも天国からお前達を見守っている。 バリー=バートン」 |
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