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DINO FILE内容 |
名称 |
内容 |
「アロサウルス」 |
≪データ≫ 意味:”奇妙なトカゲ” 体長:8.5m 体高:3.0m ≪観察の記録≫ 遭遇した者は、何よりもまず、その身軽さに脅威を感じるという。 8mを超す巨体にもかかわらず、高さ2mの障害物を軽く飛び越し、獲物の逃げ道を瞬時にふさぐ。 その恐怖は、まさに圧倒的だ。 彼らのターゲットは、草食恐竜のみならず、小型の肉食にも及ぶ。 ラプトルが群生しているエリアでは、警戒が必要だろう。 複数で獲物を狩る姿も目撃されていることから、かなりの個体数が存在するものと思われる。 ≪観察の記録≫ 奴らは、獲物に向かって、必ず正面にポジションを取る。 これは、奴らが頭部の装甲に相当の自信があるからだ。 実際、頭部への攻撃は、とても有効とは言えない。 何とかして横に回りこんで、弱点の横っ腹に弾丸を撃ちこむのがスマートなやり方だ。 しかし、身軽な奴らのことだから、簡単には回りこめないかもしれない。 そういうときは、威力のある武器に頼るしかないだろう。 |
「ヴェキロラプトル」 |
≪データ≫ 意味:”敏捷な盗人” 体長:4.8m 体高:1.8m ≪観察の記録≫ 我々は恐竜に対して”鈍くて頭の悪い爬虫類”というイメージを抱いていた。 それを完全に否定する代表的な恐竜が、ラプトルことヴェキロラプトルだ。 第2足指の巨大なカギ爪はナイフより鋭く、圧倒的な攻撃力を誇る。 また、長くて硬い尾は、敏速に走るためのバランサーなのだが、戦闘時は一転して武器になる。 その一撃は骨を砕くほどの破壊力がある。 ≪観察の記録≫ 奴らに遭遇したら、決して背を向けてはいけない。狩人は、逃げる奴を獲物とみなす。 奴らから逃げようとして、帰ってきた兵士は一人もいない。 この世界では、戦うのが基本だ。 ラプトルは、この世界でもっとも繁栄している肉食恐竜だ。 エリアごとに違った群れが生活している。 行動や耐久力にバラつきはあるが、共通点はそのスピードだ。 重い武器や取り扱いにくい武器は使わない方がいいだろう。 なお、ごくまれに、ジャングルで青いラプトルと遭遇したという報告が、本部に入ってきている。 攻撃力・耐久力とも、まさしく”超ラプトル”ということだ。 ハンターを自認する強者ならば、探し出してみて欲しい。 |
「ティラノサウルス」 |
≪データ≫ 意味:”暴君のトカゲ” 体長:14.5m 体高:4.8m ≪観察の記録≫ その名の通り、この世界の頂点に君臨する巨大肉食恐竜だ。 狩猟者の本能に従い、生きている限り、常に獲物を捕食している。 巨体を支えるエネルギーを獲得し続けなければならないためだろう。 特筆すべきは、その執念深さだ。 狙いをつけた獲物は、どこまでも追跡する習性がある。 兵士の報告によれば、獲物を追跡して泳ぐ姿が目撃されている。 そして、残忍さ。獲物を追い詰め、もてあそんだ挙句、とどめを刺す。 ≪観察の記録≫ ティラノサウルスを倒したいう報告は、入っていない。 直接戦闘した者は必ず死んでいるため、戦闘データも極めて少ない。 間接的なデータから言えることは、奴に弱点はない、ということだ。 奴のしつこい追撃を逃れた人間が、かつて1人だけいたらしい。 しかも軍の人間ではなく、軟弱な情報部員、それも20歳そこそこの美人だというウワサだ。 ウワサというより、これはもうジョークと考えるべきだろう。 |
「コンプソグナトゥス」 |
≪データ≫ 意味:”愛らしい顎” 体長:1.2m 体高:0.5m ≪観察の記録≫ 通称”コンピー”。 主に昆虫を捕食する、小型の恐竜。 人間に対して危害を加えることは基本的にないようだ。 群れで移動しながら各地に営巣地を作り、そこを忠心に行動する。 我々の生活に影響を与えるようになったのは、彼らが研究施設内に営巣地を作るようになってからだ。 彼らの目の構造は鳥類に近いため、光る金属系の小物を見ると、 巣に持ち帰ってしまうという事態が頻発するようになった。 ≪観察の記録≫ こちらに直接的な危害を加えないため、戦闘データは蓄積されていない。 ただし、兵士たちの小物が次々に奪われてしまうため、捕獲方法を模索中である。 |
「プテラノドン」 |
≪データ≫ 意味:”歯を持たない翼” 体長:3.0m 体高:6.0m ≪観察の記録≫ 主食が魚類であるため、主に湖畔で群れている翼竜。 上空をホバリングしながら湖面に映る魚影を待って、ものすごいスピードと正確さをもって、飛びかかる。 また、奴らのエサは、魚ばかりにとどまらない。 陸上の小動物や人間などの哺乳類も獲物らしい。 最近、湖上のナワバリを追われた一団が徒党を組んで、施設周辺で人間を襲うようになっている。 ≪戦闘の記録≫ 上空で旋回中に狙い撃つのは困難だ。見た目以上に飛行速度は速い。 奴らは、獲物を仕留める前に、数頭で威嚇するように取り囲んでくる。 攻撃のチャンスは、まさにこの一瞬だ。 注意すべきなのは、奴らの装甲は意外に厚いということだ。 また、集団で襲ってくるため、一頭だけにかまっていると、他の奴らがスキをついて襲ってくる。 そうされないためには、武器を慎重に選ぶ必要があるだろう。 |
「モササウルス」 |
≪データ≫ 意味:”ムーズ川のトカゲ” 体長:6.0m 体高:0.8m ≪観察の記録≫ 奴らの主食は、湖の底に生息しているアンモナイトらしい。 繁殖期の春先などは、湖じゅうのモササウルスがエサを求めてエネルギー施設周辺に集まってくる。 貝の硬いカラをも噛み砕く顎は、当然、人間にとっても脅威だ。 ダイバースーツの厚い装甲ですら噛み砕かれることがあるほどだ。 巨体に似合わず、その泳ぐ速度もものすごい。ほとんど反則に近い機動力と言える。 ≪戦闘の記録≫ とにかく、奴らの動きを止めるのが先決だ。 ニードルを撃ちこむのも手だが、確実なのは衝撃波を浴びせて気絶させる攻撃だ。 特に2頭に出くわしたら、この方法を採るべきだろう。 また、奴らは狭い場所を好む傾向があるようだ。 湖の底で、壁の一部に穴があいているようなポイントでは、奴らが潜んでいる可能性があるので、用心した方がいいだろう。 |
「プレシオサウルス」 |
≪データ≫ 意味:”トカゲに近いもの” 体長:17.0m 体高:3.0m ≪観察の記録≫ 我々の生命線・サードエナジー炉は湖の底にある。 定期点検のため整備兵たちが湖底に降りるのだが、彼らの半分以上は戻ってこない。 あの巨体のエサになってしまうからだ。 奴らは肉食の爬虫類である。 湖上にその長い首を伸ばして呼吸をするのだが、その際に、湖上を飛ぶプテラノドンを襲う姿が目撃されている。 その姿から、奴らの長い首は、想像以上に俊敏に動くことが確認されている。 ≪戦闘の記録≫ 湖上でその長い首に襲われた際は、頭部に攻撃を集中するべきだろう。 奴らはその長い首で獲物をかく乱して、湖の中に引き込もうとする。 攻撃を受けたら、とにかく素早く態勢を立て直し反撃するしかない。 また、不運にも水中で奴らに遭遇した場合は、爆発系の重火器以外歯が立たないと思ったほうがいい。 あの巨体が泳ぐ際の水流も馬鹿にならない。 奴らとの戦闘は、可能な限り避けるのがスマートなやり方なのかもしれない。 |
「イノストランケビア」 |
≪データ≫ 体長:3.7m 体高:1.2m ≪観察の記録≫ シティに連絡する洞窟は、火山を貫いている。2年前、突如この火山が活動を始めた。 その頃から、洞窟内に、この4つ足の怪物が出現するようになった。 ”暗がり”と”熱”を好む習性があるようだ。 洞窟付近には、あまり生物も生息していないため、当初は草食と考えられていた。 しかし、運搬兵が襲撃・捕食されたため、雑食であることが判明した。 動きは鈍重なのだが、今のところ有効な戦法が見つかっていない。 ≪観察の記録≫ 今だに有効な戦法が確立できないのは、常識を超えた、奴らの装甲の厚さのせいである。 ほとんどあらゆる火器・炎を跳ねのけてしまう。そしてヘルメットごと頭骨をも噛み砕く、あの顎。 今の所分かっているのは、獲物にのしかかってくる瞬間に腹を狙うのが有効である、ということだ。 弱点は腹なのだ。現在、奴をひっくり返すための地雷武器が試作段階らしい。 それがどれだけ使えるか……。 |
「トリケラトプス」 |
≪データ≫ 意味:”3本のツノを持つ顔” 体長:8.5m 体高:3.0m ≪観察の記録≫ シティはずれの草原エリアに群生している草食恐竜。 群れの卵を群れで守る、社会性のある恐竜だ。 兵士が誤って彼らの卵をつぶしてしまうまでは、とてもおとなしく友好的な存在だった。 半年前、あの時のトリケラトプスの攻撃は完全に対処不可能だった。 シティの一角は、完全に崩壊した。 そしてどうやら奴らは、一度危害を加えてきた種族を、決して忘れない。 あれ以来、何度か部隊が襲撃を受け、壊滅している。 ≪戦闘の記録≫ 彼らを相手に、戦意を抱いた時点で、すでにそれは敗北を意味する。 怒り狂ったトリケラトプスを止めることができるのは、それ以上に怒り狂ったトリケラトプスのみだ。 せいぜい我々に可能なのは、追いすがる彼らの鼻先を重火器で叩き、距離を稼ぐ程度だ。 彼らは社会生活を基本にしているため、テリトリーを超えて深追いはしてこない。 命ある限り、逃げるしかない。 |
「オビラプトル」 |
≪データ≫ 意味:”卵泥棒” 体長:2.5m 体高:1.3m ≪観察の記録≫ この世界に来て、さまざまな恐竜と遭遇して、初めて”勝てそう”と感じた連中だった。 しかし、それはまったく甘かった。奴らは、強烈な武器を2つ持っている。”くちばし”と”毒”だ。 ”卵泥棒”という名前は、誤った俗説に基づく誤解でつけられたものらしい。 だが、実際にあの鋭いくちばしは、硬い卵の殻を割るのに使われている。 さらに、身を守るための酸性の毒液がある。まさに、攻守兼ね備えた強敵だ。 ≪戦闘の記録≫ 奴らを相手に、立ち止まることは許されない。 毒液を飛ばす奴、ジャンプしながら蹴ってくる奴、とにかく常に移動しながら攻撃するのがベストだ。 また、奴らのサイズが曲者だ。 小型でちょろちょろ動き回るだけでもやっかいなのに、それが群れをなして襲ってくる。 それに対抗するには、小回りの利く、連射性能が高い武器がいいだろう。 |
「ギガトノサウルス」 |
≪データ≫ 意味:”超巨大なトカゲ” 体長:20m以上 体高:7m以上 ≪観察の記録≫ ティラノサウルスよりさらに巨大な怪物が存在する……。 そんな密林伝説が兵士たちの間にささやかれるようになり、3年前から調査が始まった。 具体的な目撃例は、ゼロである。 しかし、去年の夏、ジャングルの奥地でティラノサウルスの死体が発見されたことによって、 その伝説はにわかにリアリティを持つようになった。 死体の喉には、超巨大な歯型がはっきり残っていたのである。 ≪戦闘の記録≫ 戦闘データは、完全にゼロである。これは、2つの可能性を意味する。 そんな恐竜はそもそも存在しない、という可能性。 そしてもう1つは、出会った兵士はすべて、跡形もなく消されているという可能性だ。 しかし、部隊からはぐれた兵士の約70パーセントが、その骨すら見つかっていない現状を考えると、 超巨大恐竜による丸呑みの構図を無視することはできない。 伝説の怪物を見た者は、次の瞬間、永久に口をふさがれてしまうのだ。 |
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