戦国無双 真田丸攻略 ストーリーモード 終章 夢幻 - ゲーム完全限界攻略メモ置場

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ストーリーモード 終章 夢幻

戦国無双 真田丸攻略 ストーリーモード 終章 夢幻を掲載しています。

目次

本編をクリアしたあと出現する章
合戦で戦闘することはなく真田信之を操作して会話イベントを聞く章になっている
終章 夢幻
【概況】
大坂夏の陣で、幸村は徳川の大軍に果敢に立ち向かった。
絶望的な状況にあって、なお戦い抜いた彼の姿は人々に強い感銘を与え「真田日本一の兵」と讃えられた。
大坂落城から数年−−。
二代将軍秀忠の下、天下は泰平を謳歌していた。
真田の当主として上田を治める信之もようやく訪れた平穏を噛みしめる。
そんな中、町にはとある童歌が流行り始めていた…。
遍歴のはじまり
稲姫:いまだに夢なのではないかと考えることがあります。戦のない世が、本当に訪れただなんて…
真田信之:私もだ。だが、これはまどうことなき事実。家康様をはじめとする皆の尽力が導いた泰平の世
稲姫:はい…。できることなら、家康様にこの泰平の世をもっと…
真田信之:……
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大坂夏の陣の翌年、泰平の訪れを見届けた徳川家康は重き荷を負い続けた人生に静かに幕を下ろした
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真田信之:…きっと安心されたのだろう。もう休ませて差し上げなくては
稲姫:はい…。はい、そうですね。でも、それは信之様も同じではありませんか?
真田信之:私が?
稲姫:はい。城下の暮らしも安定しております。もっと自由に過ごされてもいいと思いますよ
真田信之:ふむ…そうか。考えたこともなかったが…
真田の郷でのセリフ
子供:♪花の様なる秀頼様を〜、鬼のやうなる真田が連れて〜
真田信之:…ん…?
鍛冶屋:戦がなくなりゃ商売あがったり…。けど、不思議と悪い気はしませんな
これからは暮らしに役立つものでも打つとしましょう。鍋とかお一ついかがです?
釣り名人:昌幸様もよくここで釣り糸を垂らしておいででした。神妙なお顔で…策でもお考えなのかと思ったら
大物を釣り上げて、自慢されましたよ。失礼ながら、面白いお方でしたな
子供:昔はね、ここにえらい殿様がいたんだって。なんだっけ…ひょーりひきょー?(畑の中)
町人:結局、甲斐は徳川様に取られっぱなしですか…。なんか悔しいですな(畑の前)
町人:幸村様はいつもこの小道を駆けておられました。元気いっぱいで…懐かしい(よろず屋周辺で歩いている)
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真田信之:そなたは…作兵衛の妹だったか
作兵衛の妹:はい、信之様。ご無沙汰しております。ここは昔と変わらず穏やかですよ(畑の前)
真田信之:そのようだな。…作兵衛のことは…
作兵衛の妹:兄は…いつも情けないことばかり言ってました。戦だって嫌いだし、弱虫だし…
でも、幸村様のために大坂まで駆けつけたんです。最期まで幸村様のために戦ったんです…
真田信之:…そうだな。とても心強かったことだろう
作兵衛の妹:そう…ですよね。私、幸村様のために逃げずに戦った兄のこと、とても誇りに思います
真田信之:ああ。大切にしていた妹にそう言われたら、きっと作兵衛も泣いて喜ぶだろう
作兵衛の妹:ここが兄の…皆さんの故郷です。いつでも遊びに来てください
真田信之:ああ…そうだな
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真田信之;! そなたは…
帰郷
真田信之:…そなた…
くのいち:あちこちぶらぶらしておりましたが、つい懐かしくて、立ち寄ってしまいました
真田信之:…私もそうだ
くのいち:ここで初めて信之様と幸村様にお会いしたのがつい昨日のことみたいですよ。…そりゃ言い過ぎか
真田信之:……
最後まで幸村を支えてくれたこと、礼を言う
くのいち:いえ…むしろあたしやアイツのほうが幸村様に支えられていたんです、きっと
真田信之:…そうか
くのいち:はい…。…ううん…それも違うかな…。支え支えられて…家族って言ってくれたから…
真田信之:……
今でも真田を家族と思ってくれるなら、戻ってこないか
くのいち:…え
真田信之:忍びとしてもう一度仕えろとは言わない。ただそなたの家だと思ってくれればいい
くのいち:…でも、ご迷惑がかかります。あっしはこれでも豊臣の落ち武者ですぜ
真田信之:そんなことはどうとでもなる…それに
くのいち:?
真田信之:迷惑をかけてかけられて。それも家族だ
くのいち:……
…幸村様も、ご迷惑をおかけしました?
真田信之:父上もな。関ヶ原のあとは本当に苦労したぞ
くのいち:はは…。ですよねー
真田信之:……
くのいち:…また、お世話になります
真田信之:ああ。…おかえり
上田城でのセリフ
真田信之:久々に真田本城に帰ったが…。たまにはよいものだな
上田の城下町もゆっくり歩いてみるか
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横谷幸重:…………
真田信之:どうした、幸重。ぼんやりしているなど、そなたらしくないな
横谷幸重:これは信之様…失礼いたしました。…少し、弟のことを考えていたものですから
真田信之:重氏か…。そなたたちにも、つらい思いをさせた
横谷幸重:滅相もない。弟は最期まで幸村様のため忍びとして働きました。幸せだったことでしょう
そして、そんな立派な弟を持った私も、同じくらい幸せ者です
真田信之:幸重…
横谷幸重:私も弟に恥じぬよう、真田のお家のため、忠義を尽くします
真田信之:そうか…。ありがとう、幸重
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釣り名人:上田にゃ、上田の魚がいる…
爆釣りでい!
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町人:もう、あの子たちったらあんなところまで行っちゃって…
男兄弟ってほんと大変…。真田家のご兄弟を少しは見習ってほしいものです
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町人:またあの人ったら…。あんなに踊って…
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町人:なあ、いいだろう? あんな男なんて捨てちまって俺のところへ来いよ
町人:はあ? サイテー!
町人:ううう…
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町人:上田を目障りに思う徳川のお歴々も多いでしょうね。大丈夫なんでしょうか?
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町人:姫様は時々、遠い目をしていらっしゃいます。きっと、お寂しいのでしょうね…
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町人:結局、徳川はこの城を落とせやしなかったのに…真田は負けちゃいねえんだよ!
…うわ、信之様!? これはご無礼を…
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子供:うちは暮らしが苦しいから おら、ここで稽古して立派な侍になるんだ!
そしたら、この街のみんなをおらが守ってやるよ!
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子供:なあ、紫色に光る水晶を拾ったんだ。欲しいか?

※『はい』を選択時
子供:欲しいか? やっぱり欲しいのか? ほら、あげるよ

※ムカデ入手後
子供:ははは! 引っかかってやんの! やーい、やーい
あんた、おらなんかに騙されてほんとにお侍か? そんなんだったら、すぐ計略とかに引っかかるだろ?
※『いいえ』を選択時
子供:なんだよ、いらねえのか。素直じゃねえな
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町人:…野菜だよ。見りゃわかると思うが… 絶品だよ
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町人:信之様は沼田の藩主であられますが…昌幸様の築かれた、この上田のこともお忘れなく!
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町人:子供の頃、佐助さんに遊んでもらったんですよ。めんどくさいとか言いながら、優しくて…
あの方も、戻ってはこられませんでしたね…
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出浦昌相:長く生きすぎたように思います。そろそろ引退せねばなりますまい
真田信之:何を言う…。まだまだ支えてもらわねば困るぞ
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子供:♪花の様なる秀頼様を〜、鬼のやうなる真田が連れて〜
真田信之:…この歌は…
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村松殿:まあ、信之。おかえりなさい
真田信之:姉上、それは…
村松殿:あの子がくれた笛です。うふふ、手に怪我をしてまで作ってくれたんですよ
真田信之:安土へ人質として向かわれたときですね。あの頃からよく無茶をする弟でした…
…………
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姉弟
真田信之:姉上…
村松殿:あらあら、信之、どうしました? 神妙な顔をして
真田信之:…少し、繰り言を述べてもいいでしょうか
村松殿:もちろんです。いくらでもどうぞ
真田信之:…時々考えてしまうのです。もしあのとき、犬伏で父上や幸村と同じ道を歩んでいたらと
村松殿:……。…そうすれば、真田は滅んでいたでしょうね
真田信之:はい。…けれど、真田が二つに割れることもなかった。姉上に寂しい思いをさせることも…
村松殿:……
真田信之:…いえ、これは言い訳です。姉上にかこつけて…申し訳ありません
村松殿:かまいません。寂しいのは本当のことです。…あなただってそうでしょう、信之
真田信之:…はい
村松殿:父上や幸村に会えないのはとても寂しい…。けれど、真田は割れてしまったのですか?
真田信之:…え?
村松殿:たとえ進む道を違えようと、家族は家族です。そうではありませんか?
真田信之:姉上…
はい…はい、そのとおりです
村松殿:うふふ
…昔、幸村に「自分ができることをなさい」と言ったことがあります
あの子はそのとおり、自分にできることをただ懸命にやり抜き、駆け抜けていきました
真田信之:……
村松殿:そんな幸村を、あなたは幼い頃からずっと見守り、支え続けてきた
真田信之:姉上…
村松殿:二人とも本当に良い子…私の自慢の弟たちです
大坂城でのセリフ
真田信之:つい懐かしい気持ちになって大坂まで足をのばしてしまった
…ここで幸村は…
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町人:みんな、真田だ後藤だって言うけどな、毛利勝永様のご活躍もそりゃ大したものだったんだぜ
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町人:後藤又兵衛様は荒っぽかったけど…なんかこう、気持ちのいいお方でした。豪傑っていうんでしょうな
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町人:ウソや! 朝まで飲んだるで!
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町人:ええのがあったら掴んでええで。掴んだらお買い上げやけどな!
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町人:茶々様は本当にお美しいお方でしたね。あの方だけでなく、お友達やお付きの方もお綺麗で…
………………。…なんで、あんな美人ばっかり…腹立ってきた…
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町人:もう金があらへん…
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さや:幸村様や茶々様だって、きっと…。だから、大坂は何があろうと、大丈夫です!
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豪商:大きな声では言えませんがね、うちはあの茶々様がひいきにしてくださっていたのですよ
つまり姫君の目にかなったものばかり…。ささ、どうぞご覧になってください
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町人:あんた、大坂の陣での真田幸村様の活躍を知ってるか? 並みいる徳川勢をちぎっては投げ、ちぎっては投げ…
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町人:戦がなければ、もはや身を立てる当てもない…。刀を捨てるしかないかのう
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町人:ガハハ! ボケやがな、ボケ! 笑いのわからんやっちゃのう
変に期待を感じて、人に絡んでまうんや…すまんのう
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明石全登:おや? あなたは…
真田信之:? どこかでお会いしましたか?
明石全登:…いえ、同志に似ておりましたのでつい。不躾でしたね、申し訳ありません
…私はこの地で同志とともに戦い、生き残りました。隠れるように諸国を巡り、泰平の世を回りましたが…
ふふ。すべてを失ったこの地に、結局戻ってきてしまうのです。皮肉ですね
真田信之:……
明石全登:…私はまた旅立ちます。この地で散った仲間の分もこの国の行く末を見届けねばなりませんから
真田信之:はい…お元気で
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真田信之:おや? そなたは…

※人々の吹き出しメッセージの内容

・かー、なんちゅう街や!
・ヒョウ柄売ってへんのかいな?
・奥様にいかがでしょう
・フフ… みんな私を見てる
・値引きはできまへん!
・この街で、一発当てたるで〜
・ええ出来や わしには分かる
・ええ仕事してまんなあ〜
・…水浴を禁ずやて
・こんな暮らし覚えたら、田舎には帰られへんわ
・もうちょいやすできひんのかいな
・なんやわれ? いてまうぞ!
・こんな平和がずっと続いたらええのになあ〜
・次の祭りで優勝ねらうで
・わしゃ見る阿呆じゃ!
・当分、飲まんとこ
・癒される… ずっと見ていたい
・逃げ出さへんのかな
・うわあ〜 すっげ〜
・ねえ! これ私に買って〜
・好きな野菜を選んでや…
・しもた…!
・うまいもんばっか… 大坂最高や!
・ええ匂いや… また食べてまう
・あら、どこのお武家はんどすえ
・富と人集まるところには事件事故も集まるというもの…
・土佐日記、枕草子に、大鏡、太平記! 書物の天国じゃ!
・昔、この宝物蔵が大盗賊に狙われましてな…
遠い約束
甲斐姫:あれ…信之様!?
真田信之:そなたは…甲斐殿だったか。ご無事であったのか
甲斐姫:…はい、生き残ってしまいました
真田信之:…何よりだ。幸村もきっと喜んでくれる
甲斐姫:…はい…
ガラシャ:ほむ? 甲斐と幸村の知り合いか?
甲斐姫:知り合いも何も、幸村様の兄者だよ!
ガラシャ:なんと!?
真田信之:真田信之と申します。甲斐殿、こちらの方は…?
ガラシャ:明智光秀の娘じゃ。弟御には世話になった。礼を申す
真田信之:ははあ…
真田信之:…そうでしたか。茶々様を通じて、幸村とも…
ガラシャ:うむ。思えば茶々は幸村と会うてから変わった。心の支えであったのであろうな
甲斐姫:ゼッタイ認めないでしょうけどね
ガラシャ:素直ではないからな、茶々は。そこが可愛いのじゃが…
真田信之:……
甲斐姫:……
ガラシャ:……
甲斐姫:…あたしが、何としても大坂城から連れ出せていれば
真田信之:それは…難しいことだったでしょう
甲斐姫:そうですけど…
ガラシャ:茶々は死んではおらんぞ
真田信之:…え!?
甲斐姫:ちょっと…
ガラシャ:約束したのじゃ。泰平になったら、また二人で遊びに行こうと
真田信之:……
甲斐姫:…あんた…
ガラシャ:ダチは約束を破らぬ。じゃから、わらわはずっと待っておる
待っておるのじゃ…茶々…
甲斐姫:うん…そう! そうだよね! みんな、きっとどこかで…!
真田信之:……
大坂城でのセリフ(ガラシャと甲斐姫と会話後)
甲斐姫:あたしも薩摩に行ってみようかなあ
真田信之:それは、例の…?
甲斐姫:信之様もご存じでしたか? なんかこの子の話聞いてると、信じてみたくなりますよね
真田信之:…………
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ガラシャ:待っておるだけでは性に合わぬ。いっそ、わらわが探しに出るべきであろうな!
真田信之:それもよろしいでしょう。あなたを縛るものはもう何もありませんから…
暗雲
伊達政宗:おう、信之! 貴様も来ておったのか
真田信之:これは…皆々様、おそろいで
上杉景勝:…うむ
藤堂高虎:都は江戸に移ったとはいえ、大坂が重要な拠点であることは変わらないからな
直江兼続:私も景勝様のお供をして参上した次第
真田信之:そうか
伊達政宗:ところで信之、妙な噂があるが、貴様は承知しておるか
真田信之:…噂?
藤堂高虎:よせ、政宗
伊達政宗:こやつは当事者じゃ! 知らぬ間にはめられるよりはよほどよかろう
真田信之:いったい、何の話だ?
伊達政宗:関ヶ原の折のことよ。秀忠様率いる四万の軍勢を真田が上田に釘付けにしおった
真田信之:…これはまた。懐かしい話だな。それが今さら何の…
藤堂高虎:あっぱれな真田の戦ぶり、と世間では褒めそやされているが…
伊達政宗:秀忠様がわざと手を抜いていたという噂がある。…お父上への逆心があったとまでな
真田信之:…馬鹿馬鹿しい。左様な噂、大逆の…
伊達政宗:まだあるぞ。真田が取りつぶしにならんのは、その秘密を共有しているからだとな
真田信之:……
上杉景勝:…聞くにら堪えぬ
直江兼続:まったく! 真田存続はひとえに信之殿の功ゆえに! 天下の伊達政宗公が左様なくだらぬ噂を真に受けるとは
伊達政宗:なんじゃと!?
藤堂高虎:…事は真田への中傷で済む話ではない
真田信之:秀忠様のお立場が危うくなる…そういう話に持っていきたがる輩がいるということか
伊達政宗:それを言いたかったのよ。この泰平が、つまらぬ噂で崩されてたまるものか!
藤堂高虎:お前が秀忠様と懇意なのは事実。…気をつけておけ
真田信之:……
直江兼続:気にすることはないぞ、信之殿。信之殿の義心、疑うほうがどうかしている
真田信之:…ありがとう、兼続殿。上杉の治世はいかがか
上杉景勝:…努力あるのみ
直江兼続:楽とはとうてい言えぬが、家中一同、力を合わせて尽くしておる! 心配無用!
真田信之:…そうか
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上杉家は関ヶ原の敗戦後、会津百二十万石から米沢三十万石に減封され、長く困窮していた
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上杉景勝:…大坂に来ると、幸村を思い出す
真田信之:景勝殿…
直江兼続:左様ですな、景勝様! 幸村の勇姿、この目に焼き付いて離れませぬ!
信之殿、あなたにも見せたかったが…いや、やはり困るな。我らがこてんぱんにやられる姿など
真田信之:ふふ…
上杉景勝:まさに、日本一の兵
真田信之:…恐れ入ります。弟も喜びましょう
大坂城でのセリフ(伊達政宗と会話後)
子供:♪花の様なる秀頼様を〜、鬼のやうなる真田が連れて〜
真田信之:ん…?
子供:♪退きものいたよ加護島へ〜
真田信之:…ここでも、この歌が…
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藤堂高虎:この泰平…幸村や茶々様のためにも、崩したくはない
真田信之:ああ…承知しているとも
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伊達政宗:徳川がぬるい治世をするようなら容赦せぬ! そのためにわしは従っておるのよ!
真田信之:…相変わらず、よい気概だな
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直江兼続:そういえば、慶次の奴も米沢に居着いておってな
真田信之:そうだったのか…。よろしく伝えてほしい
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上杉景勝:…幸村に負けぬよう、励むのみ
真田信之:はい。私もそう心がけております
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くのいち:信之様ー!
真田信之:どうした? 上田ではゆっくりできなかったか?
くのいち:いやいや、とっても居心地がいいです…ってそうじゃなくてですね!
将軍様がお召しですよ! 江戸まで急ぎ来てほしいとのことです!
真田信之:秀忠様が…? わかった。すぐに出立しよう
くのいち:はい
異説・真田の処分
真田信之:お召しに従い、参上いたしました、秀忠様
徳川秀忠:…ああ。久しいな、信之
真田信之:ご無沙汰してしまい、申し訳ございません。…少し顔色が優れぬご様子
徳川秀忠:将軍など、なるものではない。つまらぬ気苦労ばかりで、何の役得もない
真田信之:……
徳川秀忠:そういえば、信之、知っておるか。こんな童歌が流行っておるのを
♪花の様なる秀頼様を〜、鬼のやうなる真田が連れて〜…
真田信之:…はい、何度か耳にしたことは。しかし、まさか、秀忠様まで…
徳川秀忠:幸村の人気たいしたものだ。これではどちらが勝ったやらわからぬ
真田信之:……
徳川秀忠:だが、それも無理からぬこと。あの槍を受けた衝撃は、今でも忘れられぬ
まさに日本一の兵…。お主の弟は、たいした男であったよ
真田信之:…ありがとうございます
されど秀忠様、そのような昔話をされるために私をお召しになったのではありますまい
やはり、上田攻めの噂が元で。ご心痛なのではありませんか
徳川秀忠:…自業自得よ。こうなれば潔く…
真田信之:なりません。どれだけ引き際がよかろうと、この噂を広めてしまえば徳川の屋台骨が揺らぎます
ようやく訪れた泰平を崩すようなこと、断じてあってはなりません。…幸村のためにも
徳川秀忠:…ならば、どうせよというのだ
真田信之:真田へのご温情が、こたびの流言の原因
ならば、真田に厳しく当たられればよいのです。上様はやはり上田の恨みを忘れておられぬと
徳川秀忠:…待て
真田信之:転封などが妥当でしょう。因縁の上田を召し上げたとあれば…
徳川秀忠:待てと言っている!
真田信之:…泰平のためでございます
徳川秀忠:……………………
…私は父上に何一つ及ばぬが、たった一つだけ、自慢できることがある。それは友を得たことだ
そのただ一つの誇りさえ、捨てねばならぬか。泰平とは、それほどのものか
真田信之:もったいないお言葉。それだけで信之は十分報われております
徳川秀忠:……
…父上がいかに重い物を背負っていたか…ようやくわかったような気がする…
真田信之:…秀忠様…
…私も激怒したふりをしてみせ、天下を欺きましょう
私とてそれぐらいの芝居はできます。私は真田昌幸の息子ですから
徳川秀忠:…互いに、難儀な父を持ったものだ
真田信之:…まことに
徳川秀忠:真田信之、上田を召し上げ、松代への転封を申し渡す
真田信之:それは!? …謹んで、承ります
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加増とはいえ、真田に上田を手放させるこの措置は、秀忠の真田への強い恨みからと噂された
信之はこの転封に激しい怒りを見せ、上田の内政資料を焼却、植木などまで引き抜いていったとも伝わっている
この翌年、秀忠は将軍職を息子・家光に譲り、隠居することとなる
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夢幻(エンディング)
稲姫:やはり、淋しいですね
真田信之:…そうだな
稲姫:この歌…
真田信之:ここでもか
稲姫:信之様?
真田信之:この声は…!?
稲姫:信之様!?
真田信之:幸村! …幸村…




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