サイレントヒル2攻略 台詞集(文章) - ゲーム完全限界攻略メモ置場

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台詞集(文章)

サイレントヒル2攻略 台詞集(文章)を掲載しています。

目次

名称
オープニング
あいまいな眠りの中で 夢見るのはあの町 サイレントヒル
いつかまた 二人で行こうと約束しておきながら 私のせいでかなわなかった
私は一人でそこにいる あの思い出の場所で あなたを待っている
市街地【昼】トイレ
ジェイムス:手紙が来た "メアリー"その名前が封筒には記されていた 私の妻の名
ジェイムス:こんなバカな話はない ありえるわけがない わかっているつもりだ……
ジェイムス:死んだ人間から手紙が来るわけがない そう メアリーは3年前に病気で死んでいる
ジェイムス:ただ…… それでも私は メアリーに会いに来た "あの思い出の場所" それはどこなのだろう?
ジェイムス:この町には思い出が多すぎる… 湖畔のあの公園のことだろうか?
ジェイムス:何をするでもなく一日中 湖を二人で ただ眺めていた メアリーはそこにいるのだろうか?
ジェイムス:本当に私を待っていてくれてるのだろうか……?
市街地【昼】墓場
ジェイムス:失礼
アンジェラ:何でもないの ごめんなさい ただ立っていただけで……
ジェイムス:いや…… 驚かせるつもりはなかった すまない 道を聞きたかったんだ
アンジェラ:道を?
ジェイムス:サイレントヒルにはこのまま行けばいいのか?
アンジェラ:え? ええ 霧が出ているけど 道一本しかないから たぶん迷わないと思う
ジェイムス:ありがとう
アンジェラ:でも……
ジェイムス:何か?
アンジェラ:行かない方がいいと思う
アンジェラ:あの…… だから…… 町が変になっているの
アンジェラ:何て言ったらいいのか…… うまく説明できないんだけど
ジェイムス:危険なのか……?
アンジェラ:たぶん…… 霧だけじゃなくて……その……
ジェイムス:わかった 気をつけるよ
アンジェラ:私 嘘ついてないわ
ジェイムス:信じてないわけじゃない ただ……どっちでもいいんだ 嘘でも本当でも私はあの町に行く
アンジェラ:何で?
ジェイムス:人探し……だな
アンジェラ:誰?
ジェイムス:……大切な人だ また会えるなら 何があっても会いに行く……
アンジェラ:私もママ…… 母を探しに来たの まだ見つけられないけど もう何年も会ってない……
アンジェラ:この場所にいると思っていた 父と兄も見当たらないし……
アンジェラ:ごめんなさい あなたには関係ないことなのに
ジェイムス:いや 見つかるといいな
アンジェラ:あなたも
市街地【昼】ラジオ入手〜戦闘後
ライジオノイズ:私は……にい…… だ……会いに…… ……いる
ライジオノイズ:あ…………た私は こ……いるから ジェイムス……
アパート・トイレ
エディー:おれじゃない 違うんだ
ジェイムス:何が?
エディー:だから……その…… おれは何もしてないんだ
エディー:あれは最初からあって…… おれはただ ただ……
ジェイムス:私はジェイムス ジェイムス・サンダーランドだ
エディー:えと……エディー
ジェイムス:エディー あのキッチンの死体は……
エディー:何もやってないんだ おれは人殺しなんてしない
ジェイムス:怪物や あの赤い三角頭の仲間じゃないんだな?
エディー:赤い三角? 知らない そんなの 本当だよ 怪物かな……
エディー:変な生きものは見たんだ 怖くて……このアパートの中に逃げこんだんだけど……
ジェイムス:このボロの中も安全ではない……みたいだな いったい何が起きたんだ?
エディー:え? おれは知らない この町の人間じゃないんだ だから……
ジェイムス:エディーもか…… 何か用があって ここに?
エディー:えと まあ……うん
ジェイムス:急ぎの用じゃないなら さっさとここから逃げた方が いいんだろうな…
エディー:そうだね ジェイムスは?
ジェイムス:私は 用を済ませてからにする エディー 気をつけてな
エディー:ジェイムス! いや……あの…… ジェイムスも気をつけて
アパート・アンジェラの部屋
アンジェラ:さっき会った人?
ジェイムス:ああ…… ジェイムスだ
アンジェラ:私は……アンジェラ
ジェイムス:アンジェラ…… 何をしたいのか 知らないけど 危ないことは やめた方がいい
アンジェラ:そう? でも……ジェイムスだって 同じでしょう? 逃げるのは楽だし それに 少しだけ許される気がする
ジェイムス:私は……違う
アンジェラ:怖い? ごめんなさい
ジェイムス:いや…… 母親は見つかった?
アンジェラ:まだ…… どこにもいないの?
ジェイムス:このアパートに住んでいたのか?
アンジェラ:何も知らないの……
ジェイムス:わかっているのは この町に住んでいたことだけ?
アンジェラ:そうなの? 何で知っているの?
ジェイムス:いや…… ここで母親を探していると言うから そう思っただけで 私が知るわけない
アンジェラ:そう……
ジェイムス:違うのか?
アンジェラ:わからない
ジェイムス:何でアンジェラは この町に来たんだ?
アンジェラ:……ごめんなさい ジェイムスの探している人は見つかった?
ジェイムス:まだだ メアリー…… 私の妻なんだ
アンジェラ:ごめんなさい
ジェイムス:いや いいんだ いるわけがない 死んだ人間が……
アンジェラ:……死んでいるの
ジェイムス:大丈夫 狂っていない ただ それでも……
アンジェラ:私……ママを探しに行かないと……
ジェイムス:一緒に行くか? この町は変だ 墓で会った時に言っていた意味がよくわかった
アンジェラ:一人で大丈夫 私 ジャマになるし……
ジェイムス:それ……
アンジェラ:預かってくれる?
ジェイムス:それは……構わない
アンジェラ:持っていると 何となく…… 楽になりたくなるわよね
アンジェラ:ダメ! あの 私…… 私が…… いけないの でも……
市街地【昼】・アパートクリア後
ジェイムス:子供……? さっきの子か? 手を踏んでいった……
ローラ:知らない 私じゃないよ
ジェイムス:子供が…… こんなところで何をやっているんだ?
ローラ:見てわかんないの バカなんだね
ジェイムス:手紙?
ローラ:おまえなんかに関係ない だってメアリー 嫌いなんでしょ?
ジェイムス:待て! 何でメアリーの名前を知っているんだ
市街地【昼】・公園
ジェイムス:メアリー!? メアリー ……じゃないのか?
マリア:あなたの彼女に似ているの?
ジェイムス:いや……死んだ妻だ 似ている 本当に似ているんだ 顔も声も…… ただ服装や髪の色は違う それに……
マリア:私はね マリアっていうの メアリーさんの幽霊かしら? どう暖かいでしょ?
ジェイムス:本当に メアリーじゃないのか?
マリア:私 マリアって言ったでしょ
ジェイムス:まちがえて悪かった
マリア:どこに行くの?
ジェイムス:メアリーを探しているんだ マリアは……見なかったか?
マリア:メアリーって死んでいるんじゃなかったの?
ジェイムス:ああ……3年前に だけど手紙が来たんだ "思い出の場所"で待っている
マリア:それがここ? でも知らない 見てないわ 思い出の場所ってここだけなの?
ジェイムス:いや あとは…… ホテル あそこもそうだ 湖の見渡せる…… まだあるのか?
マリア:レイクビューホテル? あるけど でも ホテルでの思い出? いったい何の思い出かしら?
マリア:冗談よ 怒らないで それにそっちじゃないわ こっちよ
ジェイムス:ついてくるのか?
マリア:置いていくつもりだったの?
ジェイムス:しかし……
マリア:こんな怪物のうつろくところに?
ジェイムス:いや そういうわけでは……
マリア:他の人もみんな いなくなっちゃったし…… メアリーに似ているんでしょ あなたの好きな それとも嫌いだった?
ジェイムス:そんなことはない
マリア:じゃあ いいでしょ?
ジェイムス:わかった
市街地【昼】・ボーリング場
マリア:私 ボーリング嫌い だから ここで待ってる
ジェイムス:ここで遊んでいこうって わけじゃない
マリア:早く戻ってきてね

ローラ:何やったの? ごうとう ひとごろし……
エディー:そんなひどいこと…… どっちでもないよ
ローラ:つまんないの 弱虫デブ
エディー:そんなこと言われても
ローラ:だってケイサツに追いかけられてたんでしょ?
エディー:ただ逃げてるだけで…… 怖くて 警察がどうしてるかなんてわかんないよ
ローラ:怒られること したんだったら ちゃんと あやまればいいのに 私もよく逃げるけど
エディー:ダメだよ 許してくれないよ おれを許してはくれないよ ローラは会えたの? その……メアリーだっけ

ジェイムス:エディー?
エディー:あ えーと……
ジェイムス:ジェイムスだ さっきボロアパートの中で会っただろう?
エディー:それは覚えているけど
ジェイムス:エディー 一人なのか?
エディー:え いや……
ローラ:バイバーイ!
ジェイムス:待てっ! エディー 追いかけよう!
エディー:え ローラを? 何で……
ジェイムス:ローラっていうのか? あの女の子は
エディー:そう聞いたけど
ジェイムス:外には怪物がうろついているんだ ピザなんて食ってる場合か?
エディー:でも……ローラは 一人で大丈夫だって デブは一緒にいるとジャマだって……
ジェイムス:……じゃあ いい あの子は誰なんだ?
エディー:おれも知らないんだ 名前ぐらいしか 本当だよ

ジェイムス:女の子 出ていっただろ?
マリア:逃げられちゃった! 追いかけないの!?
市街地【昼】・バー
マリア:あの子はここ 通ってったの
ジェイムス:他に道はないのか?
マリア:あるわ その店の中
ジェイムス:ダメだ マリア 鍵がかかっている
病院【表】
マリア:ちょっと待って ジェイムス 何となく 疲れちゃって…… たぶん二日酔いのせいだけどね
ジェイムス:少し 休んでいればいい
マリア:広いベッドだね 
ジェイムス:私はあの子を……ローラを探しにいく すぐ見つけて 戻ってくるよ

マリア:ねえ ジェイムス もし…… もしメアリーが見つからなかったらどうする?
ジェイムス:考えてない
病院【表】
ジェイムス:ローラ
ローラ:え…… 私の名前 知ってんの?
ジェイムス:エディーに聞いた
ローラ:なんだ おしゃべりブタ
ジェイムス:何でメアリーを知ってるんだ?
ローラ:別にいいじゃない
ジェイムス:教えてくれないか…
ローラ:言わないと ぶつ?
ジェイムス:いや…… しない
ローラ:メアリーは…… 入院したとき トモダチになったの 去年の……
ジェイムス:嘘だ! ローラ
ローラ:信じてくれないならいい
ジェイムス:だが メアリーは3年前に…… 悪かったな とりあえず話は後にしてここを出よう
ジェイムス:子供一人がいるべき場所じゃない この町はいろいろと…… 今までよくケガをしなかったな
ローラ:あたりまえじゃない

ローラ:待って待って 行きたいところがあるの
ジェイムス:また今度な
ローラ:大切なものなの
ジェイムス:どうしても?
ローラ:あの……メアリーの手紙
ジェイムス:え……
ローラ:取りに行きたいの いいでしょ?
ジェイムス:ああ
ローラ:早く

ジェイムス:この部屋にあるのか?
ローラ:うん そう奥の方
ジェイムス:ローラ どうした?
ローラ:もっと奥 その棚の中
ジェイムス:ローラ

ジェイムス:何やってんだ!
ローラ:ばーか だまされてる
ジェイムス:開けるんだ
ローラ:どうせ 私は うそつきだよ 開けてほしい? 開けてほしいでしょ お願いしますは?
ジェイムス:ローラ!
ローラ:開けてあげないよ いいの? このままどっか行っちゃうよ
ジェイムス:ローラ ふざけるな!
ローラ:ジェイムスの……
ジェイムス:ローラ?
ローラ:ジェイムスのばか!
病院【裏】
マリア:ジェイムス!
ジェイムス:メアリー! いやマリアか…… また、まちがえたな 悪い でも 生きていて良かった
マリア:でも!? でもって何! 私が生きているってとは その程度なの? ひどいじゃない
マリア:死にそうになったのよ どうして助けに来てくれなかったの!
マリア:メアリーメアリーって そんなに死んだ女が大事? 泣きそうになったのよ
マリア:死にそうになったんだから 私なんて どうでもいいの?
ジェイムス:いや そんなことはない
マリア:じゃあ一緒にいてよ 見捨てないでよ だって私のこと 見てたじゃない ローラは? 見つかった?
ジェイムス:一度は だけど逃げられた
マリア:探しに行かなきゃ
ジェイムス:あの子に こだわるんだな 知り合い?
マリア:初対面 だって かわいそうじゃない ……一人で それに……何となくね 助けてあげなきゃいけない気がするの
病院【裏】・地下通路
ジェイムス:マリアは死んだ 守れなかった また 私には助けることができなかった
ジェイムス:ローラはどこかへ行ってしまった メアリー…… 私は…… どうすればいい?
ジェイムス:いや……君は本当に私を待っているのか? それともこれは君の……
刑務所
エディー:人を殺すのって簡単なんだな 頭狙って パァン! 一発だもんな
ジェイムス:人を……殺したのか?
エディー:でも……おれが悪いんじゃないんだ 仕方なかったんだ
ジェイムス:落ち着いて話してくれ エディー 何があったんだ?
エディー:だから…… こいつが…… 殺されても当然なんだ 何もしてないのに おれを殴ろうとした
エディー:それに おれのこと バカにした目で見たんだ あいつと同じだ
ジェイムス:それだけの理由なのか……
エディー:それだけだって!?
ジェイムス:エディー それでも人を殺すというのは……
エディー:十分な理由だろう? 今まではやらなかっただけだ
エディー:あいつの犬だってそうだ 今までは許していた 俺が殺したんだ!
ジェイムス:エディー!
エディー:ジェイムス 冗談だよ 本当は最初から死んでいたんだ おれ……もう行くよ
ジェイムス:エディー 一人で?
エディー:ああ
ジェイムス:エディー……
迷宮通廊
ジェイムス:無事だったのか…… マリア あいつに……殺されたと思っていた ケガは大丈夫か?
マリア:逃げ足早いから一つもないわ
ジェイムス:……マリア? さっきあいつにやられた傷はどうしたんだ?
マリア:やられた傷? ジェイムス 何のこと?
ジェイムス:エレベーターのところで 追いつめられて……
マリア:何の話をしているの?
ジェイムス:さっきのことだぞ 忘れたのか?
マリア:あの長い廊下で あなたと はぐれてから何かあったの? 他の人とまちがってない?
マリア:ほら あなたって昔から そそっかしいところあるから 覚えてる? あの時の……
ジェイムス:マリア 何言っているんだ?
マリア:だからホテルでの忘れ物よ ジェイムス 忘れ物なんかない
マリア:絶対に大丈夫って言ったくせに 残っているといいけど あのビデオテープ
ジェイムス:何で知っている! マリアじゃないのか?
マリア:私は本当のメアリーじゃないわ
ジェイムス:だから マリアなんだろう?
マリア:あなたが望むならそうなのかもね
ジェイムス:そんなことを聞きたいんじゃない
マリア:もういいじゃない 私は私で ここにいるんだから ね? 生きてるし本物よ ほら…… あなたも触ってみる?
ジェイムス:わかった
マリア:ねえ 迎えに来てよ こんな鉄格子ごしじゃ 何もできない
ジェイムス:ああ…… 待っていてくれ すぐに行く…
迷宮通廊
アンジェラ:いや! やめてパパ!
ジェイムス:ケガはないか? アンジェラ? 落ちつくんだ
アンジェラ:命令しないで
ジェイムス:命令するつもりはない
アンジェラ:私のためって言いたいの? なぁに じゃあ それでお優しいつもり?
アンジェラ:わかってるのよ 裏があるんでしょ 下心が
ジェイムス:そんなつもりはない
アンジェラ:言い訳? ごまかし? 本音 出したらどう あの男みたいに叩けば?
アンジェラ:殴って思い通りにしたら 相手の気持ちなんて どうせ考えないんだから あんたたちみたいなクズ
ジェイムス:アンジェラ……
アンジェラ:触らないで! 気持ち悪い! メアリーは死んだって言ったわよね?
ジェイムス:……病死だ
アンジェラ:嘘つき! わかるもの いらなくなったんでしょ 代わりでもできたの?
ジェイムス:どういうことだ アンジェラ?
迷宮通廊
ジェイムス:マリア? マリア……? なあ マリア いったい どうなってるんだ? 何でこんな…… メアリー……
迷宮通廊
ジェイムス:エディー 何をやってるんだ!
エディー:見ての通りさ あいつが言ったんだ
エディー:"ブタの穴から生まれたブタクソ野郎"
エディー:"俺に頭ン中までアブラ身 詰まったアホ面見せんな!"
エディー:"いるだけで暑苦しいんだよ 酸っぱい生ゴミはお家に帰れ!"
エディー:そうだ 正しいさ おれはバカだ ノロマで弱虫なただのデブ
エディー:でもな 頭良かろうが 運動が得意だろうが 死体になっちまえば同じだ ただのデブより価値がねえ
エディー:そうさ おれをバカにするような奴は みんな撃っちまえばいいんだよ 殺せば
ジェイムス:エディー 狂ったのか?
エディー:ほらな やっぱり ジェイムスもだ
ジェイムス:そんなつもりは……!
エディー:いいんだよ わかってる ずっとおれをバカにしてただろう? 会ったときからさ 殺してやるよ ジェイムス

エディー:ジェイムス わかるか? いつもこづかれ バカにされ 頭を抑えつけられていた おれの気持ちが?
エディー:何かするたびに笑われ いたぶられる だから おれは たかが犬殺したぐらいでビクビクおびえて 逃げてきちまった
エディー:そうさ あいつの犬は死んだ おれが殺してやったんだ 犬のくせにおれをバカにしたからだ
エディー:撃ってやったら キャンキャン鳴いて逃げやがった ついでにあいつもだ ガタガタ言いやがったからな
エディー:あの脚で お得意のフットボールの試合はどうだったろうな?
ジェイムス:人殺しが正しいと思ってるのか? エディー やめるんだ!
エディー:ジェイムス きれいごと言うなよ あんただって この町に呼ばれたんだ おれと同じだ 善人面するんじゃねえ
エディー:わかってんだろ!? さあ パーティーの始まりだ!

ジェイムス:エディー? エディー! 私は……人を……殺してしまった 人を……
ジェイムス:メアリーは3年前には死んでいない……?
ホテル【前】
ローラ:おどろいた?
ジェイムス:ああ……
ローラ:もしかして ジェイムスも会いにきたの? メアリーに会えた?
ジェイムス:ローラは…… メアリーに会いに?
ローラ:この町にいるんでしょ メアリーはどこにいるの? 知ってたら教えてよ もう 足つかれちゃった
ジェイムス:メアリーに会えるのか?
ローラ:メアリー 手紙に書いてたもん
ジェイムス:手紙……?
ローラ:……読む? でも レイチェルには内緒だよ
ジェイムス:レイチェル?
ローラ:看護婦さん レイチェルのロッカーから取ってきたの
ジェイムス:ローラ…… 8才なのか?
ローラ:うん 1週間前に誕生日だった
ジェイムス:3年前に…… 死んでいないのか…… メアリーはここにいるのか? 本当に"遠い場所"はここなのか?
ローラ:メアリー サイレントヒルのこと いっぱい話してくれた 写真もいっぱい見せてくれたし また来たいって言ってたもん
ローラ:だから ここだよ もう一つの手紙 見たらわかるかな…… メアリーの……あれ? ……落としちゃったのかな
ジェイムス:ローラ!
ローラ:探してくる!
ジェイムス:ローラ!
ホテル【前】・ビデオ映像
メアリー:また撮ってんの? やだ…… 何もないけれど いいところだった ここは 静かで 落ち着く
メアリー:ねえ 知ってる? ずっと昔 ここらへんは神聖な場所だったんだって 何となく わかる気がする
メアリー:もう帰らないといけないのが もったいない…… だから いつかまた来ない いつかまた きっとね?
ホテル【前】・ビデオ映像終了後
ジェイムス:メアリー……
ローラ:ジェイムス ここにいたんだ 手紙 見つけた? メアリーに会えた? まだだったら 休んでちゃダメだよ ねえ
ジェイムス:ローラ…… メアリーには会えない メアリーは…… 死んだんだ
ローラ:うそ! うそでしょ……
ジェイムス:本当だ……
ローラ:病気で……死んじゃったの?
ジェイムス:違う 私が殺したんだ
ローラ:ばか! 何でそんなことしたの! 人殺し! 返して! メアリーを返してよ!
ローラ:そんなにキライだったの!? ジャマだったの!? ジェイムスのばか ばかばかばか
ローラ:メアリーは…… ジェイムスのこと いつも待ってたのに……
ジェイムス:ごめん…… ローラの探しているメアリーは ここにはいない
ジェイムス:ローラ ごめん

ビデオのメアリー:ジェイムス どこにいるの? 待っている ずっと待っている 来てくれるでしょう
ビデオのメアリー:私が嫌い? だから会いたくないの? ジェイムス…… ジェイムス?
ビデオのメアリー:早く来て 道に迷っているの? 近くよ すぐ近くにいるのよ ねえ ジェイムス 会いたいの 私がわからない?
ビデオのメアリー:ジェイムス ねえ ジェイムス…… ジェイムス

ジェイムス:この声……
ホテル【後】・図書室
ジェイムス:メアリーが……死ぬなんて 冗談……だろう……
医師:残念ですが……
ジェイムス:あんたら 医者じゃないか 人を治すのが仕事だろう できないなんて そんな……!
医師:落ち着いてください 医者として最善を尽くします
医師:しかし まだ……有効な治療法が見つかっていないのです
ジェイムス:メアリーは 後どのくらい?
医師:はっきりとは答えられません…… 早くて半年 もって3年…… 我々にも予想がつけられないのです
ホテル【後】
アンジェラ:ママ! ママ 会いたかった 後はあなただけ それで私はやっと…… やっと幸せになれる
アンジェラ:どうして逃げるの? ママじゃない ごめんなさい あなただったの
ジェイムス:いや……
アンジェラ:さっきは…… ありがとう でも助けてくれなくて良かったのに
アンジェラ:ママはね…… 知っていたのに…… 私、そういう人間だから
ジェイムス:アンジェラ それが全てじゃない
アンジェラ:いいの 私にはそんな資格ない それとも 助けてくれる? ずっと 守ってくれる?
アンジェラ:いつも支えて 許して 私を普通に愛してくれる? ほらね やっぱり
アンジェラ:ジェイムス あの包丁 返してくれる?
ジェイムス:いや……ダメだ
アンジェラ:あなたが使うの?
ジェイムス:私は……自殺なんて…… 暑いな
アンジェラ:あなたにも見えるの? 私はいつもそうだった
ホテル【後】
マリア:ジェイムス!
ジェイムス:やめろ! もう やめてくれ!
ジェイムス:何度も私を苦しめないでくれ! 私は弱かった だからおまえの存在を望んでいた 私の罪を罰してくれる
ジェイムス:誰か…… でも もういらないんだ わかったんだ…… 自分で 決着はつける
ホテル【後】・廊下の話声
ジェイムス:メアリー?
メアリー:何か用 ジェイムス
ジェイムス:ああ ほらこれ メアリーの好きな……
メアリー:花 買ってきたの…… 醜い私へのあてつけ? 帰って ジェイムス
ジェイムス:何言ってるんだ メアリー
メアリー:私も鏡で顔を見たときは ぞっとしたもの 病気と薬のせいで怪物みたい
メアリー: 何見てんの? 早く出ていきなさいよ こんな女 放っておけばいいでしょ
メアリー:役にも立たないし どうせ すぐに死ぬんだから
メアリー:今日だか明日だか知らないけど どうせ死ぬなら 今 殺してくれた方が楽なのにね
メアリー:まあ 医者には 大切な金ヅルだから 簡単には手放さないでしょうけど
メアリー:ジェイムス まだいたの? ねえ 出てけって 聞こえないの!? 二度と来ないで!
メアリー:ジェイムス…… やっぱヤダ 行かないで お願い そばにいて ずっとそばにいて 出てけなんてウソよ
メアリー:ねえ ジェイムス お願い 大丈夫って言って 死なないよって はげまして 助けて……
エンディング
あいまいな眠りの中で 夢見るのはあの町 サイレントヒル
いつかまた 二人で行こうと約束しておきながら 私のせいでかなわなかった
私は一人でそこにいる あの思い出の場所で あなたを待っている
いつかあなたが来てくれるのを待っている
だけど あなたは来てくれない 寂しさと哀しみの中で いつまでも待ち続ける
私の許されない罪 あなたを傷つけてしまった 私の罰
だけど現実も変わらない 私はいつもあなたを待っている 会いに来てくれることを祈っている
ベッドに横たわり 変わらない天井を眺めながら いつもそんなことを思っている

今朝 先生がやってきて 家に帰ることを許してくれた
今は少し落ち着いているけれど 良くなったわけではない
つまり そういうこと
それでも家に帰れることは素直に嬉しい それは変わらない
でも 私が家に帰ることをあなたは喜んでくれるのだろうか?

病室に来るあなたは いつもどこか苛ついている
私が嫌いなのだろうか 私が憎いのだろうか 私を疎ましいのだろうか
それも仕方ない 自分の未来がないと知ったとき
死にたくない 生きたいとあがいた どうして死ななくちゃいけないのかと泣き叫び
自分の焦りのままに あなたを傷つけた
だから 私を嫌い憎み疎んでも当たり前だと思う
それでも私は最期だから ここに書き留めておきたい
私はあなたを愛していた 私がこんなにもなりながらも 何年も側にいてくれたこと本当に嬉しかった

ただ思いつくままに 言葉にするせいで とりとめのない手紙になってしまっていると思う
私が死んだら この手紙をあなたに渡してくれるように 頼んでおいた
だから あなたがこの手紙を読むときには もう私はいない
忘れてとは言わない 忘れないでとも言えない
私が倒れ そして死ぬまでの この数年間 あなたに枷をはめてしまったことが私はとても哀しかった
あなたには たくさんのものを もらっておきながら何一つ返すことができなかった
だからもう あなたはあなたのいきたいように生きて欲しい
ジェイムス 私は幸せでした




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