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目次

アイテム画面のFILE一覧の順番に記載しています
名称
内容
ウィリアム・ベイカーの写真
探索チームのリーダー ウィリアム・ベイカー・・・
俺が見つけたときには、既に奴の時は止まっていた

この写真はすぐ傍のカメラで撮られたに違いない
だが・・・どうやったらそんなことが可能なんだ?
豪奢な手紙
TO:志願者S.V

ようこそ 真実の探求者!

精神感度テストをお受けいただき、誠にありがとうございます。
テストの結果、貴殿を更なる英知の領域へと歓迎いたします。

つきましては、MU使徒への昇格が決定いたしましたので、この書面をご持参のうえお近くのMUセンターまでお立ち寄りください。
この書面は、次回の清めの聖祭において貴殿の高位を約束するものです。

(封筒の裏には手書きでこう書かれてある)
嘘だ!全て嘘だ!
もう1人の犠牲者の写真
殺害され、犠牲となったもう1人の写真
着ているのはメビウス工作員の制服だ・・・
写真はライティングが施され ピントも合っている
見たところ銃で頭部を撃ち抜かれたらしい
廃屋に忘れ去られた日記
丁寧できちんとした字で書かれている
最後の日記には以下のような記述がある:

今、電話があった。
ようやくここ数日のうちに起こった奇妙な出来事の原因が分かった。
想像していたより状況は最悪だが、もう自分を偽らなくて良いのが唯一の救いだ。

俺は見てしまったんだ・・・彼らの変わり果てた姿を。
もう助けられない・・・ 手遅れだ・・・

このために俺は訓練を受けてきたのか・・・
神よどうか彼らに・・・ 俺に・・・慈悲を・・・
カステヤノス一家の写真
もうこの写真は燃えて永遠に失われたと思い込んでいた・・・
この写真を撮った時のことは今でも覚えている・・・
リリーから綿アメの匂いがして・・・
マイラは今までのどの瞬間よりも美しかった
「ユニオンへようこそ」
ユニオンは現代的な暮らしのなかに田舎町の親しみやすさが垣間見える
豊かな自然に囲まれたあなたの理想郷あたたかで愛嬌のある人々の笑顔に
懐かしさと心地よさを感じるそんな古き良き時代に時を巻き戻してみませんか?
日々の慌ただしさから抜け出したその先に両手を広げてあなたを歓迎する町があります

「ユニオン くつろぎの町」
メビウス通信ログ:換えのパーツ
通信機に残っていた通信ログ:

キーティング:ビジターセンターの隣にあるビルの屋上にいる
スナイパーライフルの銃身を飛ばしてしまった
修理するためのパーツが今すぐ必要だ!
今すぐとってこい!

マッコイ:パーツはユニオン車整備場の向かいにあるんですよ!
町の北西の隅で 今化け物が暴れてるエリア内に・・・
そんな所に行くなんて無理・・・

キーティング:どこにあろうと関係ないだろ!
あいつらに先越される前に 早く行ってとってこい!

マッコイ:くそ 何で俺ばかり危険な仕事がまわってくるんだ?
女の日記
震える文字で書き残されていた最後の日記:

家の中に何かがいる。私のそばにずっとついてている。
姿は見えないけれど、気配を感じる。きっと恐ろしい姿かたちなのだろう。
そう考えると、見えなくてよかったかもしれない。

外から「あれ」のおぞましい声が聞こえてくる。
「あれ」はあらゆるところにいるから、外に出るのが怖い・・・
でも家の中にいるのも恐ろしい・・・

身体の震えが止まらないけど 怖いから震えているんじゃない・・・
いつからこんなに寒くなってしまったの?
KCPDより精神鑑定の要請
日付:2014年11月17日

セバスチャン・カステヤノス警部殿

2014年10月に起きたビーコン精神病院事件の究明に関与した貴殿に通知する。
この度、KCPDの方針として貴殿には精神科医による精神鑑定を命ずる。
鑑定結果によりその後の継続的なカウンセリングの必要性を決定する。


鑑定面接の予約は人事部まで連絡すること。

クリムゾン市警
刑事部捜査第一課
警視 ジェームズ・ヴァンカーク
やぶれた精神鑑定書(前半)
ファイル15
セバスチャン・カステヤノス警部の精神鑑定書

カステヤノス警部はオダ警部補、そしてキッドマン巡査部長が失踪した事件への関与は否定されたが、
ビーコン病院事件に関しての証言は回避的で曖昧である。

精神科医と話すことに抵抗があったのか、はじめカステヤノス警部はカウンセリングに対し消極的であった。
だがカウンセリングが進むにつれ、あの日に何が起こったのか話してくれた。
カステヤノス警部は偏執病に苦しんでいると診断。
少し前の娘の死とビーコン病院での何かしらの出来事が引き金となり、歪んだ妄想を現実として認知していると考えられる。

カステヤノス警部には・・・

(紙の下半分は破り捨てられている)
ファイル #00592:処理の要請
FROM:メビウス工作員 #073
(ユニオンID:”テッド・シソン”)

RE:事件報告

本日14:30あたり、住民#002−53
(ユニオンID”ジョナサン・スティーブンス”)が立入り禁止区域に不法侵入し、機密事項を目撃。
遺憾であるが、身柄拘束と再調整の余地はなし。
緊急対処事態に応じ、ZETA5を発動。

ユニオン車整備場に処理班の出動を要請する。
ターナーの通信ログ
通信機が記録していた最新のログファイル:

脳チップからの信号を受信するように通信機を設定した。
セキュリティチームの居場所もなんとか見つけ出した・・・
とりあえず残っているメンバーだけだが・・・
奴らなら物資も持っているだろう・・・
それにもう奴らが物資を必要とするわけでもない。
なんせ脳チップの信号は全て死体から発生しているからな・・・
ファイル #00122:人員募集
RE:勧誘とMUセンター

MUセンターに集まった志願者の数は、医療体裁検査の希望者を上回った。

MUセンターを非課税の宗教施設として登録することで増益増収を果たし、増収分で新規住民の居住区などに使用される空間の拡充が行われた。

ミスターウォレスの神経言語プログラミングにより、以前の志願者より精神状態が安定した、従順な人員を集められるようになった。

MUセンターから志願した者は自ら家族との関係を断つことを望んでいる。
これによって司法機関で働いている工作員の荷が降りることだろう。
金輪際、失踪者のやっかいな書類処理に追われることもないのだから。

今後、メビウスの規定として、新規の市民をMUセンターの勧誘活動に参加した者に限定することを提案する。
MUセンターの勧誘活動は、予想以上の成功を収めたのだ。
ファイル #00654:コアの切断
RE:ユニオンインフラレポート

15:01−
午後に地震を観測。システムチェックを実施した結果、STEM端末からコアが切断されているのを確認。
原因調査のためリカバリーチームを派遣する。
メビウス本拠地へ報告書を提出した後、連絡不可となる。

16:32−
コアの追跡に失敗。
ユニオン内に一時的な転移が見られるが、構造に影響なし。
住民からの問い合わせが数件寄せられ始める。

18:03−
依然としてコアは消息不明。
市庁舎周辺に小規模な地割れが確認される。
住民は落ち着いているようだが、確実に不安が広がっている。
10度以上の気温の急降下が観測される。

23:00−
再び地震を観測。
市庁舎周辺の地割れが深刻化。
コアの再接続が確認されなければ、特定区域をユニオンから切り離すことが決定される。
コア探索の支援にメビウスA(アルファ)チームが到着。
Eメール:ユニオンの成長率
TO:関係者各位
FROM:レイス

RE:ユニオンの発展

MUセンターを介した人員補充計画が成功し、ユニオンの成長率は我々の予想を遥かに超えるものとなった。
STEMカプセルの生産量も増加していくものと見られる。
またユニオン拡充の企画案が提出され、現在実行に関して具体的な議論が行われている。

人口増加に伴い、環境マップを50%拡張しなければならない。
居住区域だけでなく、新しい住民に職業を割り振るため農場区域と工業区域も追加される予定だ。
Eメール:拡充と容量目標
TO:全ての工作員
FROM:ピルグリム

RE:拡充と容量目標

新しく実施している勧誘活動の成功もあり、STEMの容量が目標値へ近づいている。
ユニオンの住民1人あたりのSTEの容量を100エクサバイト増やし処理能力も高めている。
ワイヤレスSTEMの起動のためには、容量が200万エクサバイト必要となる。
容量の増加率から、数ヶ月でワイヤレスSTEMの起動が可能になる見込みだ。

ワイヤレスSTEMを導入することにより、コストの高いSTEMカプセルを廃止することができる。
そしてSTEMカプセルを廃止することにより、我々はまた一歩目標へと近づく。
我々の目標はフェーズ2への到達、全人類をSTEMに接続することである。

脳チップはメビウス工作員を特定し、フェーズ2の信号から工作員を守る機能を持つ。
なおフェーズ2の電波は世界中にあるSTEMのワイヤレス送信機より送り出される。
セバスチャン・カステヤノスの写真
リリーをさらった誘拐犯・・・
おの男が倉庫外でこの写真を撮ったにちがいない
「君を待っているよ」・・・か
奴は俺を待ちわびているようだ
ファイル #00977:緊急 構造的異常
RE:状況報告

補充計画は凍結しました。
今は、ユニオンの崩壊を阻止することが最重要だと考えられます。
大陸に生じた亀裂、温度制御の暴走に加え、人工太陽の動作停止も確認されました。

システムダウンのための対策は確立されましたが、市民の記憶の書き換え、
性格の凶暴化や肉体の異形化など、前例のない報告が相次いでいます。
至急ご連絡ください。
【Krimson Post】の記事
「またしても 切断遺体を発見」
本日未明、クリムゾン公園で頭部のない女性の遺体が発見された。
KCPDの保安官は遺留品調査とDNA鑑定から、被害者をエミリー・ルイスさんと特定。
ルイスさんはモデルや女優として活躍しており、将来を期待されていた。

KCPDの殺人課のジェームズ・ヴァンカーク刑事は会見で、一連の切断死体事件との関連も視野に入れ捜査を進めると話した。
ヴァンカーク刑事の発言は、クリムゾン市が連続猟奇殺人の現場になっている事実を認めての発言か。

ルイスさんの長年の友人であった写真家のステファノ・ヴァレンティーニ氏も、彼女の死を惜しみ哀悼の意を寄せている。
ヴァレンティーニ氏は「私の美しいミューズになんて惨たらしい・・・ 彼女の美しさを永遠に写真に残せたことを、写真家として光栄に思う」と追悼文を発表した。
市庁舎で殺されたメビウス工作員の写真
市庁舎のロビーにいたメビウス工作員
また一人 時の凍りついた展示物に変えられてしまった
かわいそうな奴だ・・・ あんなところから落とされたら
たとえ生きていたとしても地面に叩きつけられた瞬間死ぬだろう
・・・地面にたどりつけたらの話だが・・・
手書きのメモ
派手な装飾が施された何かのカードに走り書きされている:

道端にさらしておくには美しすぎる。
展示しなければ僕の気が済まない。
このような優れた芸術の作者が僕だったならば・・・。
けれど、この世界に僕以外の素晴らしい芸術家がいることが分かって嬉しいよ。
ファイル #00213:社会メンテナンス
RE:社会体裁メンテナンス

今後も愚民政策をすすめるにあたって、政治機関を設置し市民へ生産性の向上を印象付ける必要がある。
そのためには:

−市政の象徴として市庁舎を設置。

−市民にはいくつかの免許取得のため、数種類の申込書の提出と、それに付随する手数料を支払う義務が発生する
 (内容に関しては現在未定であり、決定次第告知される。また操作チームは現在開発段階にある)。

−市長選挙の実施。市民は我々が選出した工作員2人のどちらかに投票する権利が与えられる
 (なお選挙は現実世界の選挙工程に従って行う)。

−「アメリカン・スタイル」を引き続き拡充エリアにも採用する。
なお実際の都市より発展率を30%下げる。
これにより市民の生活の発展と、個性の発達がいっそう期待される。

これらの策を導入することによって、今後も安定した市民性を確保する。
従順な市民の協力によりユニオンの拡充が可能となり、究極的にはフェーズ2の実現のために必要な「市民容量」に繋がる。
ファイル #00532:コア消失プロトコル
RE:コア消失 緊急プロトコル

至急コアを見つけ出さなければならない。
たとえ数時間でも、コアの不在はSTEMのプログラミングに影響を及ぼす可能性がある。

コアが行方不明になってから36時間が経過した場合、コアの脱出を防ぐために緊急プロトコルが発動される。

なお緊急プロトコルにアクセスできるのは、人物調査をA(アルファ)で通過した工作員のみである。
緊急プロトコルは「脊髄」のサーバーでのみ閲覧が可能である。
Eメール:コア候補について
TO:関係者各位
FROM:グリシャム

RE:リリー・カステヤノス 調査結果

コアとなる人間は自由な発想を持つのが理想とされる。
これは自己の人格を維持しながら他者の意識を受けとめ、支える必要があるためである。

これらの素質を持ち、コア候補として好ましいのは2種類の人間である。
自己愛が強くサイコパス的な人格を持つ者・・・ もしくは子どもである。
自己愛が強くサイコパス的な人格を持った者がSTEMに入り込んだ事件については、みんな知っているだろう。
よってコア候補を子どもに限定するのが最善である。

入手した全国共通テストのデータから、さらに候補を絞り込むことができた。
結果、リリー・カステヤノスがコアとして理想的であると判断された。
検査によって、いかにリリーに悪意がないかが証明されただけではなく、
彼女が同年代の子ども達と比較すると非常に高度なレベルで他者に共感を示していることも明らかになった。
追加検査のため、彼女はドクター・ホフマンへと送られる。
バーの主人の日記
使い古された日記
最後の日記にはこう書いてある:

バーは大繁盛だ。最近なかなか景気が良い。ユニオンに新しく引っ越してきた人も多く、みんな飲みっぷりもいい。
この調子で売り上げが伸びれば、新しいビールサーバーが買える。

人が多いことにピーターは文句ばかりだ。
私は賑やかな方が愉快だといつも言っているんだが。
彼は元々性格がひん曲がった変わり者だったが、最近はさらに様子がおかしい。
店ではいつもの席に座って、新しい客を睨み付けてはブツブツ独り言を言っている。
本当は店から追い出したいんだが、昔っからのお得意様だからな・・・
『次なる段階』から燃えたページ 1
・・・変化や権力、また欲求に対しても抵抗すること自体が人間の本能なのです。
しかし抵抗によってうまれる利益は、魂と心にかかる負荷を考えれば決して大きなものではありません。

宇宙は整いすぎています。
そしてその体系も完成されています。
これほどまでの完全が混沌より誕生したことを、どうして信じられましょうか?
だから私は全てが大いなる計画のうちだと仮説をたてました。
私や貴方、この世界の全ての人にとって。
全ての出来事には理由があると語る人もいます。
それを運命と呼ぶ人もいます。
・・・なんにせよそれに抵抗をする者たちは災いなのです。
エズメラルダの日記
女性らしい丁寧な筆跡で書き記されている
最も新しい日記には以下の記述がある:

マイラとセオドアの帰りを待ち続けて、どれくらいの時間がたっただろう。
ただでさえSTEMの中にいると時間の感覚がなくなるのに、リリーが脱走した今、さらに麻痺してきた。
私に分かるひとはただ1つ、2人がもう帰ってきてもいいはずだということ。

もし私がここで死んだら、これを読んでいる誰かに、私は自分からSTEMに入ったことを知ってほしい。
昔、取り返しのつかないことをしてしまった。今も悔やんでいる。
だからこうして今、私はここにいて、リリーを助け出すタイミングを見計らっている。
これは私にとって罪を償う最後のチャンスなのだ。
それに、もしかしたら、人生をやり直すきっかけにもなるかもしれない。
どちらせよ、私はこの計画に全てを捧げる。
何があっても最後まで付き合うつもりだ。

だが何か予想外のことが起きたのは明白だ。
キッドの言っていた助っ人を見逃さないようにしないと。
しかし私の周囲でも崩壊が始まっている。
助っ人がここに送り込まれているとしても、見つけられるかどうか・・・
PCファイル:ユキコのメモ
STEM内において時間の概念はいつだって難解だった・・・
しかしコアの消失とユニオンの崩壊のせいでいっそう時間の流れがおかしくなっている・・・

セバスチャンがステファノを倒すためにここを出てから、更に変化が激しくなった。
彼はステファノに敗れたのかもしれない・・・監視カメラで見張っているが、
ユニオンそのものが変化しているだけではなく、「脊髄」でも崩壊が始まってしまった。
変化を遂げ・・・ 移り変わる・・・ どこからともなく出現する物質。
そして想像を絶するような化け物が廊下を徘徊して・・・

よっぽどのことがない限り、私はこの拠点を離れるつもりはない・・・
しかしこの状況でいつまで拠点は安全なのだろう?
PCファイル:安全保障プロトコル
現在実施している実験の秘匿性を考慮し、指定された適正脳チップを保持するメビウス工作員のみ研究所への入室が許可されます。


研究所に入室する際は、安全保障プロトコルに記載されている全ての要項を確認して下さい。
また契約書に記述の通り、極秘情報守秘義務が課せられます。

クリアランスレベルが適正以下の工作員が研究所に入室しようとした場合、メビウス安全保障規則に記されている体刑に処されます。
ファイル:STEM統合による異常
STEMとの統合により、特定のユニオン市民に思いがけない副作用が観察された。

初期症状として、過去の記憶と現在の記憶の重複による人格崩壊がみられる。
市民は過去の記憶を追体験するようになり、その結果混乱状態へと陥る。
しかし更なる記憶の書き換えを行っても、それは急場しのぎの処置にしかならない・・・
新たなアイデンティティを付与しても彼らは更に混乱するだけだと予想される。

このような症状は他者や集団からの孤立に繋がり、やがて肉体が完全な変異を遂げる。

この現象は現在わずか0.005%の市民にしか見られないが、厄介な問題であることは違いない。
ビーコン事件によりSTEMについて新たな情報を得ることができたが、まだSTEMは開発途中の技術である。
ユニオンの拡充中、私たちはこの現象についての研究を休止しなくてはならない。

深刻な問題になる前に対処するべきなのだが・・・
ファイル:ユニオンの異常についての研究
現象の流行により広範囲で確認されるようになった。
「脊髄」の研究員は、総力をあげて現象についての研究に取り組んでいる。

市民は驚くべき速さで変異を遂げている。
依然より凶暴性も増し、彼らは人間と呼べないものへと変化している。
彼らの姿には人間らしさがわずかにも残っていない。
このように感染がみられる市民を「ロスト」と呼称することにした。

変異する直前のステージでは、目に見えない、そしてどこまでも追ってくる勢力に付きまとわれる妄想から始まる。
我々は、一度その「勢力」に「降伏」すると変異が始まると考えている。

STEMは人工的に生みだされた装置である。ここにはウィルスやバクテリアも伝染病もない。
すなわちロスト現象は心理作用によるものだと結論づけられる。
感染経路や次の感染者が誰かはまだ解明できていない。
感染の予兆はSTEMに入る以前からあった可能性も否定しきれない。
これらを解き明かすためには、さらなる研究が必要である。
PCファイル:工作員の事例
私たちが最も恐れていたことが現実となりました。
「ロスト化現象」がメビウス工作員にも及んでいることが確認されたのです。

変異は記憶の書き換えによる副作用だと提唱されていましたが。、記憶が書き換えられた工作員は1人もいません。
このことにより「ロスト化」は接触感染か、さらに恐ろしい超自然的感染の可能性があると考えられます。
いずれにせよ、私たち全員に感染する可能性があるのです。

変異する前に、感染が確認されたメビウス工作員の検疫と処理が行われました。
彼の穴におけるロスト化した遺体との度重なる接触が幹線を引き起こしたのかもしれません。
単なる偶然の可能性も否定できません。
新たな情報が得られることを期待し、彼の遺体から脳チップを回収する予定です。

埋め込まれた脳チップは摘出装置を使用して取り除くことができます。摘出は自動的に行われます。
摘出装置を使用する際は、対象者を担架に固定し摘出装置の起動コード:0128を入力してください。
PCファイル:穴の監視所
ここにいると孤独を感じる。あと気味が悪い。
死体・・・ というか・・・ 化け物を・・・ 穴に投げ捨てる。
次から次へと運ばれてくる。どうして俺はこんな任務にまわされたんだ?

何かが聞こえる。声だ。穴の底から聞こえてくる。
でもそんなことあり得ない・・・

だけど声が穴からではないとしたら、俺の頭の中で起きていることになる。
そんなのもっと最悪じゃないか・・・聴覚的な幻覚は症状の1つ・・・


でも俺が感染するはずがない。ウィルスやバクテリアじゃあるましい。
精神的なもので、記憶が書き換えられた住民のみに感染する・・・

少なくとも俺はそう聞かされている・・・

・・・まずい。落ち着け。
こんな風に考えてしまうのは、ずっと一人だからだ。
孤独を感じながら、気味の悪い死体の傍にずっといるせいだ。
絶対にあの現象なんかじゃない・・・
やぶれた精神鑑定書(後半)
(紙の上半分は破り捨てられている)

・・・刑事を続けさせ、監視することを勧める。
彼のSTEMでの体験は「組織」にとっても価値のあるものである。

STEMへの接続は長期的な後遺症が残るといわれている。
カステヤノス警部は通常の準備段階もふまず、記憶の書き換えもなしにSTEMへ侵入し、脱出した稀有な存在である。

彼を泳がせて、距離を保ちながらその様子を観察すれば、STEMがどのように精神に影響するか解明できるかもしれない。

今後は定期的にカウンセリングを行い、週に一度カステヤノス警部の精神状態について「組織」へ報告する。

精神科医 ウォルター・ハリントン
警察署長からの手紙
2014年11月17日

ジェームズだ。取り急ぎカステヤノスとビーコン事件について報告する

セバスチャンには「KCPDの方針として」カウンセリングを受けてもらうことにした。
ビーコン事件については内密にしておく必要がある。
だからこいつから情報が漏れることはどうにかして避けたい。
KCPDには組織の人間が結構いるが、それでも完全に情報を遮断することは難しいだろう。

幸いなことにカステヤノス警部を担当する精神科医はこちら側の人間だ。
カステヤノスがどこまで知っているか把握できれば、あとはカウンセリングでビーコン事件を妄想だと思い込ませたら良い。
全てが終われば、セバスチャン自身もビーコンでの出来事が現実だったのか妄想だったのか分からなくなっているだろう。

まあ、何もしなくてもセバスチャンは勝手に自滅してくれそうだがな。仕事をこなしてる姿はさながらゾンビだ。
ビーコンでの出来事は、あの哀れな刑事の精神を確実に蝕んでいる。同情しそうになるよ。
なんせ10年以上の付き合いだからな・・・人が変わってしまったようだ。

だがそれが発展の代価なんだろう。大事の前の小事、っていうようにな。

KCPD ジェームズ・ヴァンカーク
『次なる段階』から燃えたページ 2
自とはなんであろうか?
自由という言葉の概念と意味は個人によって異なり、また時間と空間の前では全く意味を持ちません。

私たちは原子によって構成されています。
さらに1つ1つの原子には核が存在し、電子がその核のまわりに分布しています。
そしてこれらの要素は途方もない距離によって隔たれています。
つまり私たちを構成するものは・・・無なのです。
このことを受け入れるのは辛いかもしれませんが、この英知にこそ力があるのです。
黙従に好機が潜んでいるのです。
降伏はその実、強さなのです・・・
自由に屈服する意思が貴方にある限り・・・
サイクスからのメッセージ
適当な紙に殴り書きされたメッセージ:

助けてくれたことに感謝してるよ、セバスチャン。
あんたは頼りになるいいやつだ。そっちもうまくいくように祈ってる。
ユニオンから出られたら、連絡してくれ。
あんたには借りがあるから、現実世界で一杯おごるよ・・・

友人
サイクスより
ユキコの日記
非常に読みづらい字で書かれている
頑張ってなんとか一番新しい日記を解読した:

オニールの変異はおぞましく、同時にとても興味深いものだった。
神経言語プログラミングを超えた何か・・・ セオドアの言葉はオニールを洗脳するだけにとどまらず、彼の肉体をつくりかえた。
セオドアがどうしてSTEMを手に入れたいか分かった気がする・・・
STEMが手に入れば、彼のあの恐ろしい力、人を支配する力はさらに強力なものになる・・・ きっと全てが彼の思うがままになる・・・

セバスチャンはオニールほど自己評価は低くない。しかし彼は解消しきれていないトラウマを抱えている・・・
セオドアは新しく手に入れた能力を使って、必ずそこにつけ込んでくる・・・
私はセバスチャンにセオドアに対抗できる強さがあることをただ祈るしかない・・・
セオドアの聖典 1
ここ、ユニオンには恐るべき可能性が秘められている。だがメビウスはそれに気づいていない。
ユニオンの存在は彼らの手に余る。彼らは自分達の創りあげた世界が、どれほど強大な力を持っているか気づいていない。

想像して欲しい。
信者しかいない世界、彼らの記憶き書き換えられ、調整され、そして中枢となる脳、コアに繋がれている。

私の命令は思考と同じ速さで人々に届き、人々はそれを疑いもせず受け入れる・・・
スピリチュアルユートピアだって建設することができるだろう・・・
数十年ではなくわずか数日で・・・
セオドアの聖典 2
私がコアとなりこの世界を創りかえれば、すぐに「現実」も私の思い通りになるだろう・・・

すでにメビウスは社会のあらゆる場面に足がかりを作っている。
そして愚かにも彼らは、いつ爆発してもおかしくない爆弾を自ら脳に埋め込んだ。

彼らは自分たちが狼で、残りの人間が羊であると錯覚している・・・
だが私は羊飼いであり、油断しきった狼を排除する瞬間を虎視眈々と狙っている。

ユニオンが私のものになれば、メビウスが崩壊する日も近いだろう・・・
マイラの手紙(ファイル一覧には表示されない)
最愛のセバスチャンへ

あなたがこの手紙を読んでいるということは事態は最悪の結末を迎えたのでしょう
それはつまり わたしが真相に近づき過ぎたということ
そして あなたには二度と逢えないかも知れない
あなたに隠し続けてきたことを許して
でもそれは あなたを守るため
・・・・・・事件の真相から
わたしの狂気から

わたしが調べた捜査ファイルのコピーを同封したわ
これがあなたの手に届くことがないように
願っている
でももしそうなったときには
あなたに全てを託すわ
お願い 成すべきことを行って
リリーのために
そして わたしのためにも

あなたを心から愛してる

−マイラ
STEM脱出ポッドの成功率(ファイル一覧には表示されない)
STEMポッドを緊急脱出ポートとして使う試みは失敗と断定された
成功率は25%に達したが 研究は中止との判断が下された
被験者4人の内 1人が無事生還した
他の3人は・・・ 姿を消した
75%は STEM内に存在する未知の深淵領域に消えたと考えられている
戻る道のない 夢のまた夢の中へと
不明な要素が多数あることから 実験は中止された
セバスチャンルームの掲示板で見れる内容
(ファイル一覧には掲載されない)
ウィリアム・ベイカー
名前:ウィリアム・ベイカー
年齢:39歳
性別:男性
身長:185.9cm
体重:87kg
主な役割:チームリーダー
サポートスキル:戦闘のスペシャリスト、戦術
マイルズ・ハリソン
名前:マイルズ・ハリソン
年齢:37歳
性別:男性
身長:177.8cm
体重:79kg
主な役割:ハードウェアサポート
サポートスキル:重機修理、格闘のスペシャリスト
リアム・オニール
名前:リアム・オニール
年齢:31歳
性別:男性
身長:177.8cm
体重:74kg
主な役割:技術サポート
サポートスキル:武器の製造、改造、物資調達
ジュリアン・サイクス
名前:ジュリアン・サイクス
年齢:30歳
性別:男性
身長:172cm
体重:72kg
主な役割:STEMソフトウェアプログラマー
サポートスキル:通信、基礎的な銃器の扱い
ユキコ・ホフマン
名前:ユキコ・ホフマン
年齢:32歳
性別:女性
身長:162cm
体重:49kg
主な役割:精神分析
サポートスキル:医療、監察
ステファノ・ヴァレンティーニ人物調書
名前:ステファノ・ヴァレンティーニ
生年月日:1985年12月22日
出身地:イタリア、フィレンツェ
現住所:クリムゾン市
職業:芸術家
「krimson Post」の切り抜き
果たして芸術と呼べるのか?
スーザン・ファイ
2015年1月13日
クリムゾン市

衝撃。嫌悪。怒り。これらはクリムゾン市で開催されたステファノ・ヴァレンティーニ氏の個展に寄せられた来場者の反応である。
来場者と理由が異なるが、私も同じように強い不快感を持った。
ヴァレンティーニ氏は新奇気鋭のアーティストを気取っているが、
私にはそこそこの才能しかない芸術家かぶれが視野の狭い作品を発表して、注目を集めようとしているようにしか見えない。

女性の身体を切り刻み性の対象としてつなぎ直した作品が、例えば女性を性的な対象として擬物化している社会への風刺であれば、
芸術的な価値があるといえるかもしれない。
だがヴァレンティーニ氏のグロテスクな作風はただの性癖のようだ・・・
メビウス人物調査票
RE:STEM候補者 #10045
名前:ステファノ・ヴァレンティーニ

ユニオンで現実世界を再現するためには、創造性のある人間も必要であると考えられる。
候補者#10045はやや自己中心的な傾向がみられるが、それは精神状態とは関係なく芸術を追求しているゆえの性質とも考えられる。
また身辺調査の結果、血縁者は確認されておらず、失踪の際は親族に追及される事態も防げるだろう。
人員補充委員会は候補者#10045をSTEMに接続することを薦めている。
モノクロの写真
Q:この写真はヴァレンティーニさんにとってどのような意味がありますか?

A:これは僕が戦場カメラマンとして最後に撮った写真だ。
命がけで撮影した一枚・・・ そして僕の芸術観が再構築される機会をつくったのもこの一枚だ。
救いのない惨劇にこそ本質的な美しさを見出すことができると、僕の目を開かせてくれた・・・
この一枚に込められた意味を考えれば、僕は永遠にこの写真以上のものは撮れないかもしれない・・・

Q:「命がけの一枚」とおっしゃっていましたが、もう少し詳しく聞かせてください。

A:まあ、君も僕の目には気づいただろう?(笑いながら)医者が取り除けなかった爆弾の欠片がまだ目の中にあるんだ。
破片が脳までいかなかったのは奇跡だと言われた。
寧ろこの痛みには感謝している。本当に大切なもの・・・命の美しさ、そして命があるからこその苦しみに気づかせてくれる。
これは僕の芸術の根底にある考えだ。
セオドア・ウォレス人物調書
名前:セオドア・ウォレス
生年月日:1968年3月7日
出身地:セントルイス、ミズーリ州
現住所:クリムゾン市
職業:モチベーションスピーカー、精神的指導者
MUセンター人材募集小冊子
世界は残酷で必然性のない場所だと考えていませんか?
価値はないけど触れられない そんなきらびやかな装飾に目が眩んでいるあいだに根本的真理から遠ざける・・・
そんな世界の陰謀に利用されていると感じていませんか?

こんな感覚を持っているのは自分だけだと自分に言い聞かせていませんか?

そんなあなたを MUセンターは歓迎します。
MUセンターであなたは現代社会の束縛から解放され同じ思想を持った人たちに出会えるでしょう
あなた自身が現実を組み立てるのです
「誰か」があなたに押し付ける現実ではなくあなた自身が望む現実を

MU・・・私たちはあなたを待っています
「krimson Post」の記事
口達者な天使か、聖人気取りの悪魔か
ダニエル・ブロック
2014年10月10日
クリムゾン市

モチベーションスピーカーであり、ベストセラー作家であり、「スピリチュアルな導き手」でもあるセオドア・ウォレス。
彼に会えば、すぐにそのカリスマ性と独特な存在感に気づくだろう。
人が良さそうな顔つきからは想像しづらく意外にも大柄だが、そんなところも彼の魅力の一つである。
ウォレス氏のことは、彼の執筆した自己啓発本の表紙で見かけたり、
「スピリチュアル・オアシス」といわれる「MUセンター」の創立者として知っている人も多いだろう。

しかし優しげな外見の裏に何があるのか。
ウォレス氏を指導者だと信奉する人の傍ら、霊感商法対策委員会や、
ウォレス氏に強い不信感を抱いているMU信者の親族は、彼を単なるカルト宗教の教祖とみなしている。
手書きのメッセージ
親愛なるキッド

マイラと語り合う機会がありました
君の抱えている問題のことを考えると胸が痛みます
でもそれを根本的に解決する方法もあると私は考えます。
今夜の10時 クリムゾン市ルネッサンス劇場の近くでマイラと共に君を待っています。
尾行されていないか 十分に注意してくださいね

セオドア




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