戦国サイバー 藤丸地獄変 攻略 シナリオのセリフ集 - ゲーム完全限界攻略メモ置場

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シナリオのセリフ集

戦国サイバー 藤丸地獄変 攻略 シナリオのセリフ集を掲載しています。

目次

第1幕 侵入者第2幕 裏切り者第3幕 伊賀忍軍急襲第4幕 山越え第5幕 謀第6幕 紅と葵第7幕 大打撃第8幕 逆襲第9幕 雑賀孫一第10幕 悪魔の蜘蛛第11幕 謀反第12幕 新たな決意第13幕 猿の里第14幕 獣王丸第15幕 拓殖忍軍逆襲第16幕 甲賀の野望第17幕 独忍地雷也第18幕 風魔の里第19幕 小太郎登場第20幕 五右衛門急襲第21幕 五輪音楼第22幕 音無しの萌第23幕 果心居士第24幕 伊賀忍軍第25幕 血戦幕外1 ヤマタのオロチ幕外2 碧夜叉衆幕外3 空右衛門幕外4 怨霊幕外5 十勇士エンディング
オープニング
日の本の国、大名と名乗るもの共の領地略奪紛争により、暗黒の世に突入せり。
この永きに渡る紛争の歴史を戦国と呼ぶ。
大名、戦国の世に終止符を打つ可く、強大なる力に助けを乞う。
その力、忍者という。
忍者、人にして、人にあらず。
忍者、常識をはるかに越え、天空を駆け、大海を渡り、日に百里の道を走るという。
強大な忍軍に取り入りし大名、その力により、多くの領地を我が物とする。
大名、武田信玄、さらなる野望を願い、極秘裏に強大な忍軍を育て上げようともくむろものの、野望半ばにして、人生に幕を引く。
信玄が隠れ里に於いて育てし最強の忍軍、その全貌を現すことなく、存在を闇に葬られる。
その名を、はぐれ透波という。
一幕 侵入者
■概況■
信玄の死を伝えるため、望月千代女は、数名の歩き巫女を連れ、はぐれ透波たちの住む隠れ里への道を急いでいた。
が、隠れ里を目前にしたところで、たちの悪い盗賊の一団・鉢屋衆に襲われてしまう。
あわや全滅という歩き巫女たちのすんでの危機に、ついにはぐれ透波の一団が姿を現した。

■戦闘中■
望月千代女:お前たち! わらわを誰と心得るのじゃ!
望月千代女:わらわは、武田信玄公お抱えの巫女であるぞ。
力野轟陽:んなこぁ、知らねえよ。
力野轟陽:おいらは、てめぇのきれいなオベベがもらえりゃいいんだからよ。
力野轟陽:そりゃ!
望月千代女:ぎゃあーーっ!
力野轟陽:それぃ! ものども、やっちまえ! 娘っ子は高く売れる。いつものように、うまくやれよぉ!
鉢屋衆:わかってやすぜ、お頭!
風子:ちくしょお! この風子、ただじゃやられないよ!
風子:てめぇらの五人や六人、道連れにして死んでやらぁ!
風子:かなめ! お前も一人や二人は道連れにしろよっ!
かなめ:……でも、風子さん。……私、怖い。
力野轟陽:ぐへへへへ……かわいい嬢ちゃんだ。
力野轟陽:たんまり、かわいがってやっからよ。やれぇっ!
藤丸:さっさきから俺たちの庭先でわめいてんのは、てめぇらか?
藤丸:命惜しいんなら、さっさと帰んな。命がいらなきゃ、相手してやらぁ。
力野轟陽:あーん? 誰だ、てめぇ。この山は、おいらの縄張りなんだがよぉ。
かなめ:はぐれ透波の方! あなた方は、はぐれ透波の方々ですね!?
藤丸:だったら、どうした。
風子:何だ、その態度は! こっちが下手にでてんだぜ。もう少し、愛想よくしゃべれよな!
藤丸:俺は、てめぇと口を聞きたいなんて思っちゃいねぇよ。
藤丸:俺たちの庭に入ってくるもんは、みんな殺す。いくぜ!
風子:ば、馬鹿野郎! あたいたちゃ味方だよぉ!

小夜:私達も一緒に戦わせて下さい。
小夜が仲間になった。

夕霧:助けてくれてありがとうございます。
夕霧が仲間になった。

風子:助けに来るのがおそいじゃねぇか! 一緒に戦ってやるぜ!
韋駄天風子が仲間になった。

:はやく、盗賊を倒してください。
蘭が仲間になった。

かなめ:助けていただいてありがとうございます。私もともに戦わせてくださいませ。
朧影のかなめが仲間になった。

■戦闘後■
力野轟陽:……な、何で、俺が死んじまうんだ?
力野轟陽:も、もっと、女抱いて、うまいもん食って、
力野轟陽:好き勝手生きたかったのによぅ。
力野轟陽:……げふっ!
藤丸:さぁ、女ども。情けで生かしてやったんだ。
藤丸:とっとと俺の目の前から消え失せろ!
風子:何だと、てめぇ!
風子:あたいたちゃあ、てめぇらに用があって、わざわざこんなところまで来てやったんだぞ!
風子:千代女様は死んじゃうし、もっと優しくしてくれたっていいじゃねぇかよ!
かなめ:風子さん。はぐれ透波の方たちは事情を知らないんですもの。用心なさるのが、当たり前ですわ。
かなめ:初めまして。私、かなめと申します。
かなめ:この度、信玄様よりの密書を持って馳せ参じました。どうか、お納めくださいませ。
かなめ:さあ、風子さん。
風子:しかたねぇな。密書は、二つに別けて、あたいとかなめで持ってんだ。
風子:ほらよ。
藤丸:てめぇらが、信玄のオヤジの使いだってえ証拠はどこにあんだ?
風子:あんだと!?
かなめ:おやめなさいな、風子さん。
かなめ:この方たちが怪しむのも無理はありません。それでこそ、忍びというものです。
かなめ:ご安心ください。
かなめ:この密書は、信玄様とはぐれ透波の方々にしかわからぬ暗号文で書かれているとのことでございます。
かなめ:さあ、どうぞ。
藤丸:……どら、見せてみろ。
藤丸:……よぉーーーーーーい! 皆の衆ーーーーーっ!
藤丸:……信玄のオヤジが死んだぜ。
傍太:ぎゃっははははっ!
傍太:あのタヌキ野郎、ついにくたばっちまったのか? こりゃあ、いいぜ。
甚也:おや、おや、おや、おや、おややややややじ。
甚也:し、し、し、しん、しん、しんじ、死んじまったたたたたああぁぁぁ!
騨丈:で、藤丸。なんて書いてあんだ? まさか、信玄のクソ野郎が死んだってことだけじゃあるめえ?
藤丸:俺たちは、自由になるらしい。これからは、好きにしろって書いてあらぁ。
かなめ:それが、信玄様のご意向でございます。
かなめ:あなた方は、これからこの戦国の世の台風の目となるでしょう。
かなめ:そして、この戦国の世を平定し、和を生む存在となるのです。
かなめ:私の占いでも、それははっきりとでましたから。
藤丸:台風の目だぁ? はっ、くだらねぇ。
藤丸:俺たちゃあ、あのクソオヤジに騙されて、ガキのころに隠れ里に連れさられてきたんだ。
藤丸:みやこの出来事なんざ、知りもしねぇし、興味もねぇ。
藤丸:おもしろおかしく生きられりゃあ、それでいいんだ。俺たちの生き様に口を挟むな!
かなめ:挟むつもりはございません。すべては、運命のみぞ知るのです。
かなめ:……それで、私たちも、隠れ里に住まわせてはいただけませんでしょうか?
風子:かなめ! 何、馬鹿なこといってんのさ!
風子:こんなケダモノと一緒に暮らせるわけないでしょうが!
かなめ:風子さん。
かなめ:千代女様も亡くなられた今、私たちに行く宛はございませんのよ?
かなめ:それに、私は最初からはぐれ透波の方々と運命を共にするつもりでしたから。
塀五郎:ぼよよよよ〜〜〜〜ん。うっれしいんだよ〜〜〜〜ん。
塀五郎:里には女の子がいないから、僕は大歓迎だも〜〜〜〜ん。
藤丸:ま、奴隷の一匹や二匹、飼っとくのもわるかねぇな。連れてってやってもいいぜ。
風子:ど、奴隷だと!? ふざけんなよ、こんちきしょうめ!
かなめ:おいていただけるのなら、どんなことでもいたしましょう。
かなめ:失礼ですが、あなた様のお名前は?
藤丸:俺か? 俺は、藤丸。煉釖藤丸だ。

■戦闘後概況■
信玄の死により、自由を手に入れたはぐれ透波たち。
しかし、下界を知らない彼らにとって、何をすればいいのかわからないのもまた事実であった。
とりあえず、隠れ里に身を起きながら、当てもなく今まで通りの生活を営むことにした。
・・・・・しかし、全国に散らばる名うての忍軍たちが、はぐれ透波を黙って見逃しはしなかったのである。

■騨丈と風子■
騨丈:よう、お前さん、風子っていったな?
風子:あんだよ。
騨丈:見たところ、まだまだ半人前だな。そんなんじゃあ、この里では やってけねえぞ。
風子:大きなお世話だよっ!
騨丈:お前さんに、俺が作ったからくりをやろう。『駿足器』ってんだ。見たところ、足が速そうだからな。これをはけば、もっと速く走れるぜ。
風子:え? あたしに? くれるの? くれるの? ・・・あ、ありがと。
二幕 裏切者
■概況■
信玄お抱えの忍者集団である透波は、千代女の不可解な行動から、はぐれ透波の存在を知った。
自分たち、透波という忠実な配下があるにもかかわらず、
影ではさらなる忍者集団の育成に心血を注いでいた信玄の行動に、透波軍団長・加藤段蔵の怒りは頂点に達した。
今は亡き信玄の代わりに、はぐれ透波にその怒りの矛先を向けた段蔵は、玉砕覚悟で隠れ里を襲撃するのだった。

■戦闘中■
加藤段蔵:信玄の野郎は、わしらにうまいこと言っておきながら、陰では自分の犬となる忍軍を造っていやがった。
加藤段蔵:……だが、その信玄もノタレ死んだ。
加藤段蔵:恨みを晴らそうにも、地獄の底へ追ってかなきゃなんねぇ。
加藤段蔵:この怒り、どうしてくれようぞ!
透波忍者:段蔵様! ぜひとも、はぐれ透波の殲滅を!
加藤段蔵:ったりめぇじゃ! 奴ら、一匹残らずブチ殺してくれようぞ!
藤丸:おう! いつまで、こそこそと隠れてやがんでぇっ!
藤丸:ここは、俺たちの庭だぜ。とっとと姿を現しやがれっ!
加藤段蔵:ほほう、お前が、はぐれ透波か。見たところ、まだ小僧。
加藤段蔵:信玄の老いぼれも、焼きが回ったと見えるわ。
藤丸:言ってくれるじゃねぇか。小僧かどうかは、俺の相手をしてから決めるこったな
加藤段蔵:ほざいてろ、こわっぱ
加藤段蔵:きさまらに恨みはないが、この怒りは、いかようにしても収まらぬ。
加藤段蔵:信玄の代わりに、きさまらの血で晴らしてもらおうぞ!

■戦闘後■
加藤段蔵:……うぬぬ、確かに、きさまらの腕前、見くびったことは認めよう。
加藤段蔵:だが、これで終わったと思うな! 透波忍軍が滅ぼうとも、必ずやきさまの首、もらい受ける!
藤丸:はっ! 尻尾巻いて逃げやがって、偉そうな口たたくんじゃねぇぞ!
藤丸:この藤丸様は逃げも隠れもしねぇ。いつでも相手してやるぜ!

■戦闘後概況■
透波撃退の報は全国を駆け巡った。
それは、謎の多いはぐれ透波の情報を集める各忍軍にとって、またとない情報であった。
勢力を広げるためには、必ずやはぐれ透波の存在が邪魔になると判断した忍軍は、彼らを撃滅するために手を打ち始めたのである。
三幕 伊賀忍軍急襲
■概況■
信玄の懐刀として恐れられた透波忍軍を殲滅したことにより、はぐれ透波の一軍の噂は急速に広まっていった。
そして、はぐれ透波を抱えようと動く大名、煙たがる大名など様々な思いが渦巻く中、いち早く動いたのは伊賀忍軍であった。
軍団長百地三太夫の命に従い、伊賀の誇る三大忍者が総力を結集し隠れ里を急襲する。
だがしかし、はぐれ透波をこわっぱ同然となめて掛かる石川五右衛門達であった。

■戦闘中■
石川五右衛門:まったく、三太夫のジジイは何を考えてるっしゃあ?
楯岡道順:ネズミ一匹にも手を抜かぬということだ。
音羽の城戸:ぎゃへへへへ……まあよ、おらぁ、爆弾バコバコ使えりゃあ、相手なんかなんでもいいんだけどよ。
音羽の城戸:でもよ、ヤッパ、わけのわかんねぇトウシロの集まり相手じゃあ、おらたちの出る幕じゃねぇよなあ。
楯岡道順:……いかにも。
楯岡道順:はぐれ透波などを相手に向きになったとあっては、我ら伊賀忍軍の名に泥を塗りかねない。
楯岡道順:下忍だけで、十分であろう。私も、自分にふさわしい死に場所を選びたいのでな。
石川五右衛門:そうっしゃあ。こんな連中じゃ、退屈しのぎにもならんしゃあ。
石川五右衛門:帰ろうぜ、道順、城戸。
音羽の城戸:そうすっか、五右衛門。
楯岡道順:そうだな。帰るとするか。
楯岡道順:……お前ら、ぬかるなよ。ゴロツキの集まりといえど、一応は忍者を名乗る連中だ。
楯岡道順:お前たちで間違いはないと思うが、心してかかるのだぞ。
伊賀忍軍:御意に!
藤丸:ふん。また、きやがった。
藤丸:次から次へと胸糞悪い野郎たちだぜ、忍者ってのはよ。

■かなめと黒兵衛■
かなめ:あら? どうしたのかしら? あなた、どうして私の顔をじっと見ているんですの?
黒兵衛:……何という美しさだ。拙者が思い描いていた心の女性と瓜二つだ。
かなめ:……まあ。
黒兵衛:あなたが敵だなど許されない。あなたのためなら、鉄の掟も何のその。
黒兵衛:伊賀を裏切り、あなたのために尽くしましょうぞ。
かなめ:……そんなこと言われても。
黒兵衛:いいや! 拙者はもう決めましたぞ!
黒兵衛:拙者の人生、あなた様のために捧げもうす!
黒兵衛が仲間になった。

■戦闘後■
藤丸:ちっ! 口ほどにもねぇ連中だぜ。
藤丸:信玄が、伊賀忍軍を侮るなとか言ってたけどよ。
藤丸:こんなもんか? 大したこたあねぇな。
百地三太夫:この馬鹿ものどもめが。あれほど、侮るなというたろうが。
百地三太夫:伊賀忍軍がはぐれ透波にしてやられたという話は、すぐに広まるぞ。
石川五右衛門:そんなもん、気にするこたあねぇしゃあ! 誰も信じやしねぇっしゃあ!
百地三太夫:ずいぶんと偉い口をたたくようになったな、五右衛門。我らが野望、知っておろうが。
百地三太夫:そのためにも、我らの前に立ちはだかるものは何であろうと始末せねばならん。
石川五右衛門:あんな連中、ほっとけばいいしゃあ。わしらの敵じゃあないっしゃあ。
百地三太夫:……五右衛門。今の言葉、覚えておくぞ。……忘れるなよ。

■戦闘後概況■
三大忍者を欠く伊賀忍軍など、はぐれ透波の敵ではなかった。
しかし、これにより、藤丸たちもまた、これからの身の振り方を迫られることとなった。
自分たちが自由に生きたいと思えども、歴史がそれを許してくれないことに気づきはじめたのである。
他の忍軍と同じように、大名たちをあごで使い、全国制覇の道を歩むのか。
それとも、隠れ里を捨て、忍者を捨て、下界に溶け込み、一人の民として新たな人生を歩むのか?
しかし、それを願うならば、まず振りかかる火の粉をはらわなければならなかった・・・・・。
第4幕 山越え
■概況■
はぐれ透波、伊賀忍軍撃滅の報は全国を駆け抜けた。
そしてその報は、より強い忍軍にぜひとも取り入りたいと願う大名たちにとって、はぐれ透波の株を一気に押し上げたのである。
それも手伝い、彼らは信玄の盟友上杉謙信より、もてなしの報を受ける。
たとえそれが謙信の仕掛けたわなであろうとも、そのもてなしを受けることにした一行は、さっそく旅支度を整える。
近道を通ろうと、危険な山越えを選んだ彼らは、予想外にも野生の狼たちの襲撃を受けるのだった。

■戦闘中■
鳶丸:がるうぅ………………。
藤丸:何だ、てめぇ? 野良犬の癖に、俺たちにケンカ売ろうってのか?
鳶丸:あう! あおーーーーーーん!!
藤丸:……おもしれぇ。相手になってやるぜ。
かなめ:藤丸様。手荒な真似はおやめください。
かなめ:この狼たちから憎しみは感じられません。
かなめ:敵意があるのは、自分の領地を侵されたからだけです。
かなめ:彼らに罪はないのです。仕方なく戦わねばならないとしても命までは……。

■藤丸と四神■
四神:……そこの若者よ。名を何という?
藤丸:誰でえっ! 出てきやがれっ!
四神:私に姿はない。そう、意気がるな。私は、力があるものの血を飲みたいだけだ。
四神:血を飲ませてくれれば、私もそれに見合う代償をお前に与えてやるつもりだ。
藤丸:血だと!?
四神:そうだ、血だ。お前の潜在能力には、計り知れないものがある。
四神:だからこそ、お前のようなものの血が欲しいのだ。
四神:どうだ? 私に飲ませてはくれぬか?
血を飲ませますか? はい いいえ
四神:そうか。ならば、血を飲ませてもらおう。【はいを選択時】
藤丸:その代償とやらをもらおうじゃねぇか。
四神:よかろう。
四神:これより先、お前が進む道程で、我が配下、四神の祠を見つけるであろう。
四神:そこに、必ず立ち寄るがよい。さすれば、四神は必ずやお前の力となるであろう。
藤丸:それだけかよ。
四神:……………………。
藤丸:ちっ。何か騙された気分だぜ。

四神:そうか。ならば立ち去るがよい。【いいえを選択時】

■戦闘後■
鳶丸:あぅーーーーーん…………。
とどめを刺しますか? はい いいえ

【はいを選択時】
藤丸:こんなところで俺と出会ったのが、てめぇの運の尽きだ。
藤丸:ケンカするならよ、相手を選ばねぇとな。楽に殺してやる。とどめだっ!
鳶丸:ぎゃん!!
藤丸:……俺を恨んでもかまわねぇけどよ 俺に勝てなかった、てめぇの腕を恨むんだな。
『韋駄天』を手に入れた。
『竜眼草の実』を手に入れた。
『竜眼草の実』を手に入れた。
『神花』を手に入れた。
『神花』を手に入れた。
『備前の懐刀』を手に入れた。
藤丸:なんだ、てめぇらまだやるのか。
菊丸:くぅーん。
藤丸:なんだ、俺たちについてきてぇのか?
藤丸:勝手にしやがれ。

【いいえを選択時】
藤丸:ふん。くたばりぞこないをこれ以上いたぶってもおもしろくねぇや。
藤丸:命だけは助けてやる。とっとと消えな。
鳶丸:あうーーーーん…………。
藤丸:何だ? こいつ、地面になんか書いてやがんぜ。
藤丸:あんだ、てめぇ、忍び文字を知ってんのか? ……なになに、名前は鳶丸?
藤丸:忍犬として育てられたが、任務を失敗し主人に捨てられた?
藤丸:それで、こんな山奥で狼を従えて小山の大将やってたんか?
藤丸:そうか、頑張れよ。じゃあな、あばよ。
鳶丸:くぅーーーーん…………。
藤丸:あんだよ、まだあんのかよ。
:あん、あん、あん!
藤丸:やめ、やめろ、やめろって。何だ、このメス犬は? てめぇの女か?
鳶丸:あおん!
藤丸:……なんだ、てめぇ、俺についてきてぇのか。
藤丸:仕方ねぇ。俺様に忠誠を誓うか?
鳶丸:わおん!!
:きゃうん!
藤丸:よし、いい心がけじゃねえか。二匹まとめて面倒見てやろう。ついてこい!
第5幕 謀
■概況■
上杉謙信は、はぐれ透波の一行を手厚くもてなし、和平条約を結ぶ。
今後、はぐれ透波がどのような行動に出ようとも、上杉側は一切拘らず手出ししない代わりに、はぐれ透波も上杉側には干渉しないという条件だ。
国盗り合戦に別段興味を覚えぬはぐれ透波たちは、これを受け入れる。
が、その帰り道、一行はそれぞれ身体の不調を訴え始めた。
それを見計らうようにして、謎の忍軍が襲いかかってきた。すべては謙信の策略であった。
謙信お抱えの忍軍が、新興勢力として頭角を現したはぐれ透波を始末することにより、一気にその名を知らしめようというわけだ。
死闘がはじまった。

■戦闘中■
藤丸:……ちっ! ちぃとばかし、図に乗りすぎたぜ。
藤丸:体がしびれて思うように動けねぇ。上杉のタヌキめ。毒を盛りやがったな!
志摩葵:きゃーーーーっ きゃっきゃっきゃっ! 見ろ見ろ見ろーーーーーっ!
志摩葵:なぁーーーにが、はぐれ透波だ。なぁーーーにが、伊賀忍軍を倒しただ。
志摩葵:ちゃんちゃら笑わせてくれるよ。きさまらの命、この志摩葵様が頂くよ!

■賽天太と精霊■
賽天太:……わぁ、樫の木だよ。大きな、大きな樫の木だよ。
賽天太:これでお人形さんを作ったら、お兄ちゃん喜ぶだろうなあ。
賽天太:きれいな、きれいなお人形さんができるだろうなぁ。……いいなぁ。
樫の木の精霊:少年よ。わしは樫の木の精霊。
樫の木の精霊:わしの体から、それほど素晴らしい人形を作れるのか?
賽天太:……うん! もちろんだよ。とっても素晴らしい枝振りだし、いい匂いがいるし……。
賽天太:とてもきれいで素敵なお人形さんができるよ。絶対だよ。お約束しちゃうもの。
樫の木の精霊:……そうか。
樫の木の精霊:お前の言葉、信じよう。わしの体の一部を持っていくがよい。
樫の木の精霊:それで、立派な人形を作ってみよ。
賽天太:ええっ!? ……ほんと? ほんとにいいの?
賽天太:……わーーい、わーーい、嬉しいな、嬉しいな。
賽天太:これで、素敵なお人形さんを作ろうっと。
人形遣賽天太は、『千年樹の枝』を手に入れた。

■かがり仲間加入■
かがり:お、お願いでございます! あなた方は、軒猿衆と戦っている方たちとお見受け致しました。
かがり:実は、私の姉が軒猿衆にさらわれ、行方不明なのでございます。
かがり:お願いでございます! どうか、私を仲間にしてください。そして、一緒に捜してください!
かがり:力をお貸しいただければ、私の命、あなた方の好きにして構いませぬ!

かがりに力を貸しますか?

【はいを選択時】
かがり:ありがとうございます! 一緒に戦わせて頂きます!
かがりが仲間になった。

【いいえを選択時】
かがり:……そうですか。仕方ありませぬ。見ず知らずの方々を頼ろうとした私が馬鹿だったのです。

【再度会話時】
かがり:・・・・・。(以降 仲間加入不可)

■戦闘後■
志摩葵:うきぃーーーーっ! こ、こいつら、強い。強すぎるよ!
志摩葵:そんな話、聞いてなかったのにぃ。あちきをいじめると、お姉ちゃんが怖いんだよ!
志摩葵:悔しかったら、お姉ちゃんとやってみろってんだ! ちくしょー、ちくしょー!
藤丸:……なんだ、あいつ? 頭、おかしいんじゃねぇか? ……とりあえず、追ってみっか。

■戦闘後概況■
なし
第6幕 紅と葵
■概況■
はぐれ透波に破れた志摩葵は、泣きながら一目散に逃げ出した。
これを許すわけもなく、後を追うはぐれ透波たちの前に、葵の姉である紅が立ちはだかった。
軒猿衆の総攻撃が始まる。

■戦闘中■
志摩葵:きゃーーーっきゃっきゃっきゃっ! 藤丸の馬鹿野郎め! まんまと罠にはまりやがって。
志摩葵:紅お姉ちゃんは、頭がいいのさ。あちきが最初に戦ってお前らを弱らして、
志摩葵:そのあと地の利にいい場所まで連れてきてからブッ殺す作戦だったのさ。
志摩葵:きゃはははは! 驚け、驚け、驚きやがれーーーーーっ!
藤丸:……なめたこといってんじゃねぇぞ。この猿。
藤丸:てめぇの負け惜しみってことは誰が聞いたってわかるだろうが。
志摩葵:あ! 猿っていったな!? 猿っていった、猿っていった、猿っていったな!
志摩葵:お姉ちゃん、あいつが一番悪い奴なのよ! あいつをブッ殺しておくれよおぅ!
志摩紅:くふふふふ……、葵ちゃん、泣かなくても大丈夫よぉ。
志摩紅:いつだって、お姉ちゃんが守ってあげたでしょ? これからも守ってあげるわ。
志摩紅:今日は、あいつらでおいしいご飯を作って上げるから、楽しみにしてなさいな。
志摩葵:きゃはははは! 今日は藤丸のお刺身だね!
志摩葵:お姉ちゃん、あちきも頑張ってあいつらブッ殺すよ!
藤丸:……ちっ、俺たちは夕飯の材料かよ。とんだ、いかれ姉妹だぜ。
かなめ:お待ちください、藤丸様。
かなめ:ここにいる軒猿衆の中に、かがりさんのお姉さんがいると感じられます。
かなめ:誰がそうかはわからないですけれど……。
かなめ:できれば、かがりさんに一人ずつ確かめさせることが得策かと。
かがり:まことですか!? まことに、この中に姉がいるというのですか!
かがり:……そんな。
かがり:こんな醜い化け物たちの中に、私の美しかった姉がいるなんて……。

■かがりと姉■
かがり:姉さん? 姉さんなの?
かがり:姉さん! 姉さんでしょ!
かがりの姉:う……うあ……か、かがり。かがり……ね?
かがり:姉さん!
かがりの姉:か、かがり……葵は、恐ろしい女。
かがりの姉:醜く生まれたことを恨み、女をさらって自分のように改造して、言うことを聞かせているの。
かがりの姉:お、……お願い。私を殺して。
かがりの姉:こんな姿では、もう生きていけない。
かがりの姉:……痛いの、つらいの……苦しいの。
かがりの姉:かがり、……私を殺して。

姉の頼みを聞きますか?

【はいを選択時】
かがり:……それが、姉さんの望むことなの?
かがりの姉:そうよ。今の私は、生きることがつらいことなの。
かがりの姉:大好きな妹に楽にしてもらえるならば、それが一番の幸せ。
かがり:……わかったわ、姉さん。……楽になって!
かがりの姉:うぎぃっ!
かがりの姉:……ありがとう、かがり。
かがりの姉:あなたは……本当の幸せをつかんでね…… さ…よ…う…な…ら…………。
かがり:……姉さん。大好きだった、姉さん…… さよなら。
かがりは『形見の髪飾り』を手に入れた。

【いいえを選択時】
かがり:……そんな! そんなこと、私にできるわけないわ!
かがりの姉:……そうね。あなたは心の優しい子だった、
かがりの姉:……そんなこと、頼めるわけないわね。
かがりの姉:……私はあなたの前から消えるから……かがりは、……かがりだけは幸せになってね。

■才蔵と志摩紅■
志摩紅:あーーーーーっ! まさか、私がこんなところで死ぬなんて……
志摩紅:でも、あんた、いい男だねぇ。見れば見るほど、惚れ惚れするよ。
志摩紅:あんたみたいにいい男に殺されりゃあ、私も幸せさ。
志摩紅:嬉しいから、軒猿衆の秘宝をあげるよ。
志摩紅:三本の木に囲まれた平地に、お宝がかくしてあるんだよ。あんたにあげる。
志摩紅:死んだら、あんたに取りついてやるからね。さよなら、色男さん。

【才蔵以外が倒した時】
志摩紅:……お前らみたいな、猿の材料ごときに殺されるなんて……。
志摩紅:呪ってやる! 恨んでやる! 絶対に化けて出てやるからね!

■戦闘後■
志摩葵:うそでしょ? 死ぬなんて、うそでしょ?
志摩葵:日本中の女を醜くする、あちきの野望が……ちくしょーーーーーっ!
藤丸:まったく、とんでもねえ姉妹だぜ。あの世で亡者と踊ってろってんだ!

【かがりの姉を倒している時】
かがり:……姉さん。かたきは取りました。安らかに眠ってください。

【才蔵が志摩紅を倒している時】
才蔵:紅が死に際にいっていた、軒猿衆の秘宝を手に入れよう。俺が取ってくる。
『ましらの糸』を手に入れた。
『壱寸癒煙玉』を手に入れた。
『壱寸癒煙玉』を手に入れた。
『増念器』を手に入れた。
『妖刀・髭切』を手に入れた。

■戦闘後概況■
軒猿衆を失った上杉謙信が勢力を衰えるのに然したる時間はかからなかった。
はぐれ透波の名声はうなぎ登りになり、いまや最強と詠われる伊賀忍軍を越えるのではないかとまで噂されるようになったのである。
まだ忍軍と手を組んでいない大名たちが、これを黙ってみているはずはない。
我先にと、はぐれ透波獲得のための使者を用意した。
が、隠れ里の場所はすぐれた情報網を持つ一部の忍軍にしか見つけられず、大名たちは、手をこまねいているしかなかった・・・・・。

■騨丈と傍太と賽天太■
騨丈:お!? こんなところに木材が!? からくりになりたいと俺に訴えている!!
傍太:騨丈、そんなとこで何してんだよ。
騨丈:傍太か? いいところに来た。こいつを履いてみな。
『毒蛇の具足』を手に入れた。
傍太:新しい具足だぁ! あんがと、騨丈
騨丈:おーい、賽天太。ちょっと来てくれ。
賽天太:僕に何か用?
騨丈:お前ぇの新しい人形だ。こいつは強ぇえぞ。名付けて『人形武弄丸』。
賽天太:ありがとう。大事にするよ。

■藤丸の決意■
藤丸:俺は考えたけどよぉ、全ての忍軍をぶっ潰せばこんなくだらねぇ戦いは無くなると思うんだ・・。
藤丸:決めた! 数名を残して、皆で伊賀忍軍をぶっ潰す。
第7幕 大打撃
■概況■
全国の名だたる大名たちが、必死になって隠れ里の在りかを捜していたころ、はぐれ透波たちは、自分たちの目的を固めつつあった。
それは忍軍潰しである。
はぐれ透波には忍者独特の顕示欲や名声欲はなく、まして忍軍同士の権力争いには何ら興味をもたなかった。
忍者がいるから争いが起きる。そういう結論に達したはぐれ透波は、全忍軍の壊滅を誓う。
そして、最強の忍び集団といわれる伊賀忍軍の居城をめざすのであった。

■ゲームオーバー時■
伊賀へ向かった藤丸達のすきをついて風魔忍軍が襲ってきた。
隠れ里は崩壊し、それがあった場所にはただ荒れ地が広がるだけだった。
・・・ここに、はぐれ透波の歴史は幕を閉じた・・・。

■戦闘中■
藤丸:それじゃあ、ちょっくら伊賀を潰しに行ってくるぜ。その間、留守は頼んだからよ!
吽毘羅:お初にお目にかかる、はぐれ透波の皆さん。私の名は吽毘羅。
吽毘羅:風魔忍軍吽女隊の長よ。隠れ里が手薄になるこのときを待っていたわ。
阿毘羅:俺の名は阿毘羅。風魔忍軍吽女隊の頭だ。
阿毘羅:俺は藤丸と一戦交えてみたかったがほかでもない小太郎様のご意向だ。
阿毘羅:遠慮なく、隠れ里を潰させてもらう。
吽毘羅:住むところがなくなれば、育ちのいい犬だってただの野良犬よ。
吽毘羅:はぐれ透波を潰すためには、まずその根城を潰すことから始めなきゃあね。うふふふふ……。
阿毘羅:行くぜ!
隠れ里に残ったものたちは、藤丸たちに助けを求めるため、忍び煙をあげた。
藤丸たちが戻ってくるまで、何とか隠れ里を死守しなければならないのだ。

【阿毘羅を倒した時】
阿毘羅:……なんだと? 藤丸がいなくとも、これだけの力を持っているのか?
阿毘羅:畜生、覚えておけ! 必ず、借りは返すからな!

【吽毘羅を倒した時】
吽毘羅:まさか、主力を欠いたはぐれ透波がこれほどとは……。
吽毘羅:この実力、噂以上。また、会いましょう、皆さん。その時は、私も本気で……。

■戦闘後■【10ターン経過後】
藤丸:おう、おう、おう! 人の家で好き勝手やってくれるじゃねぇか!
藤丸:この俺様が、正々堂々と勝負してやらぁ!
阿毘羅:ちっ! 藤丸が戻ってきたら、退却せよという小太郎様のお達し……。
阿毘羅:悔しいが、いったん引き上げるぞ!
吽毘羅:これからというときに……。
吽毘羅:今は、いったん引き上げるが、お前たちが生きていれば、いずれ勝負するときは来る。
吽毘羅:その時まで死ぬんじゃないよ!
阿女隊 甲:退却だ! 退却ーーー!
藤丸:大丈夫か?
藤丸:忍び煙を見て、もしやと思って戻ったけどよ……、何とか持ちこたえたみてえじゃねぇか。
藤丸:それにしても、危なかったな。こいつは下手に動くとヤバイんじゃねぇか?
騨丈:そうだな。それだけ、俺たちに全国が注目してるってわけだ。
助八:ふわぁ〜〜〜。それにしても、危なかっただなやす。
助八:わしらも、ちょっとは考えて行動しねぇと、殺されやすな。

■戦闘後概況■
風魔忍軍に襲撃を受けたことにより、はぐれ透波たちは、自分たちにどれだけの目が集まっているかを改めて実感した。
幸い被害は最小限で抑えられたものの、あまりに軽率な行動はとれないことを痛切した。
そして、また自分たちが全忍軍にとって狙われていることも確信したのである。
本当の自由を手に入れるため、藤丸達はさらなる修行に励むのであった。

■藤丸と才蔵■
才蔵:今回の戦い、俺も行かせてもらう。
藤丸:どうゆう風の吹き回しだ。
才蔵:ふん、俺の勝手だろ。
楽天丸:俺は今回、出撃させてもらうぜ、藤丸。
賽天太:兄ちゃんがいくなら、ぼくも……。
藤丸:勝手にしろ。
第8幕 逆襲
■概況■
いつ何時、敵の襲撃を受けても耐えられるように、さらなる修行に励む藤丸たちであったが、敵の襲撃に備えておくには、
それなりの忍び武器を量産し、常に蓄えておかなければならないという案をよしとし、その解決策を練る。
雑賀孫一の率いる雑賀衆が無数の銃火器を所持しているとの情報を得た一行は、今度は藤丸を隊長とする数名のゲリラ部隊を組織しこれに挑む。
もちろん、今度はそのゲリラ部隊が襲われる可能性も大きかったのだが・・・。
そして、その予感は当たった。
雑賀衆の根城を目前にした彼らの前に現れた敵とは・・・?

■戦闘中■
藤丸:そろそろ、雑賀衆の領地だぜ。一気に銃火器をふんだくってやろうぜ。
才蔵:……藤丸。
才蔵:俺は常々疑問に思っていたが、本当に忍軍潰しを続けることで俺たちは自由になれると思うのか?
才蔵:もしそれで自由を得たからといって、それが満足なのか?
才蔵:俺は、そうは思わん。
才蔵:俺たちがその気になれば、全国を統一し、その頂点になることができるのだぞ。
藤丸:何いってんだ、才蔵? おめぇ、頭がいかれちまったんじゃねぇのか?
藤丸:俺は、そんなことに興味ねぇ。忍者なんざ、でえきれぇだ。
藤丸:そんなもんがいるから、こんな面倒くせぇことが起きるんじゃねぇか。
藤丸:忍者は全部ブッ殺して、俺は好きに暮らすぜ。
才蔵:……お前とは性があわんな、藤丸。
藤丸:……寝ぼけたこといってんじゃねえ。
藤丸:聞かなかったことにしてやる。先を急ぐぞ。
加藤段蔵:藤丸! きさまを待っていた。ここで、必ずやきさまを殺す!
藤丸:ふっ、誰かと思えば、デカッパナのモモンガ野郎じゃねぇか。
藤丸:何度やっても無理だぜ。ご老体は、家に帰って縁側で茶でも飲んでな。
加藤段蔵:つよがりをいえるのも今のうちよ。わしは情けはかけぬ。
加藤段蔵:きさまの首を取ることだけを考え、修行を積んだ! 見よ! 分身の術!
藤丸:いかがわしい術を使いやがって。
藤丸:忍者は体術よ。幻術に頼ってるようじゃ、俺には勝てねぇ!
藤丸:その勝負、受けてやる!
かなめ:藤丸様。北の山の向こうから不思議な力を感じます。
かなめ:必ずや藤丸様のお役に立つはずです。ぜひともお探しください。

■藤丸と朱雀■
朱雀:……藤丸。お前が藤丸だな?
藤丸:誰てぇ! 俺を呼ぶのは。
朱雀:この祠に奉られた神だ。名を朱雀という。
朱雀:我らが主、獣神・獅子王様の命により、お前に力を貸す。
朱雀:我が秘術、受け取るがよい。
藤丸:うわあああーーーーーーーっ!!
藤丸は、『朱雀の剣』を手に入れた。

■段蔵のニセモノ■
加藤段蔵:ふっふっふ……馬鹿め。わしは分身じゃ。
加藤段蔵:馬鹿め! 偽物を倒したくらいで調子に乗るな。

■戦闘後■
加藤段蔵:……うぬ、これまでか。きさま、敵ながらあっぱれだ。まことに強い。
加藤段蔵:……信玄が惚れ込むのもうなずけるわ。
加藤段蔵:もし、あやつが生きていれば、歴史は間違いなく……。
加藤段蔵:ぐほっ!
藤丸:……だから、縁側で茶でも飲んでりゃよかったんだぜ。
藤丸:忍者なんてもんがいる限りもこんな暮らしを続けなくちゃなんねぇ。
藤丸:……まっぴらごめんだ。
才蔵:それが俺たちの生き方ではないのか? お前は弱いな、藤丸。
楽天丸:いっちゃあ何だけどよ、俺もそう思うぜ、藤丸。
楽天丸:お前、突っ張っちゃいるけど、アマちゃんだぜ。
賽天太:……藤丸のあんちゃんのこと悪くいっちゃあだめだよ。
賽天太:みんなで仲よくしなきゃいけないもん。
藤丸:てめぇら、ガタガタうるせえ!
藤丸:……先を急ごうぜ。

■戦闘後概況■
加藤段蔵を倒した一行は、雑賀衆の根城を目指す。
そして、隠れ里に残ったはぐれ透波たちは、来るべき戦いに向けて修行を続けるのだった。
第9幕 雑賀孫一
■概況■
何とか雑賀衆の本拠地にたどり着いた藤丸たちであったが、すでに雑賀孫一は準備を整え藤丸たちを出迎えていた。
雑賀衆の誇る銃火器を奪いたくば奪ってみよと豪語する孫一に、藤丸たちが真っ向から挑む。

■戦闘中■
雑賀孫一:お前らが、はぐれ透波か。わざわざ雑賀衆まで出向くとはご苦労なことじゃないか。
雑賀孫一:情報はすでに入っている。だから、こうやって盛大に出迎えてゃったわけさ。
雑賀孫一:どうだ? 俺たちの銃火器がほしいのか? だったら、力ずくで奪ってみろ!
藤丸:それじゃあ、お言葉に甘えて奪わしてもらうぜ。
かなめ:藤丸様、ここには、雑賀衆に不満を持って捕らわれているものが何人もいるようです。
かなめ:彼らは、強力な戦力になってくれるはずです。
かなめ:ぜひとも、彼らに心を開いてください。

■藤丸と伝八■
伝八:ありがてぇ! わいを助けてくれるんか。
伝八:わいは、メッチャすげえ花火を作る伝八ってもんや。
伝八:忍者にあこがれて雑賀衆に入ろう思たんやけど、ひどいもんや。
伝八:飯はださねぇ、薄暗くて狭い部屋に閉じ込められる それで、こき使われるんや。
伝八:あれじゃ奴隷やで。
伝八:ほんま、助けてくれてありがとさん。あんたらのために、ええ働きしまっせえっ!!
伝八:……だから、あんたらの持ち金を半分ほど恵んでくれんか? 損はさせへんて。

所持金の半分を払いますか?

【はいを選択時】
伝八:おおきにっ! メッチャ活躍しまっせえっ!!
花火師伝八が仲間になった。

【いいえを選択時】
以下ループ(次回ターンで再び会話可能)

■賽天太とゆりな■
ゆりな:私を助けてくれるのか? 私は、超術を使うゆりな。
ゆりな:生まれつきの能力のため、異能力者として、村では忌み嫌われていた。
ゆりな:そこを雑賀衆に見出され、連れてこられたのだが、ここでの扱いはひどいものだ。
ゆりな:私を人間として扱ってくれるのならば、ともに戦わしてもらいたい。
ゆりな:必ずや、力になることを約束しよう。

■才蔵と松吉■
松吉:俺に、鉄砲を扱わせれば、雑賀衆でも右に出るものはいない。
松吉:それなのに、たった一度の失敗で孫一の野郎は俺を殺すといったんだ。
松吉:それも、孫一の策略にはまってなんだ。頼む、俺を救ってくれ。
松吉:俺は絶対に裏切らない。
松吉:信用してくれといっても難しい話だ
松吉:だから裏切れば、遠慮なく殺してくれても構わない。
松吉:俺を助けてくれ。
松吉:霞打ちの松吉が仲間になった。

■かなめと雷太■
雷太:俺を助けてくれ。絶対に損はさせねぇよ。
雷太:俺は、異常に目がいいんだ。まず、狙った獲物は逃がさねぇよ。頼むよ。
雷太:雑賀衆から抜けようとしたら、掴まっちまって、あとは死刑を待つだけなんだ。
雷太:雑賀衆はひでぇところさ。頼むよ、助けてくれよ。
雷太:仲間にしてくれたら、死ぬほど働くぜ。
夜目の雷太が仲間になった。

■楽天丸と巫女■
巫女:どうか、私をお助けください。
巫女:私は、さる村が全滅にあった際、赤ん坊だったときにさらわれてきたのです。
巫女:名前もつけられず、いろいろな奉仕を強制され続けてきました。
巫女:もう、耐えられません。何でもいたします。
巫女:この地獄から抜け出したいのです。お願いでございます。
巫女:どうか、助けてください! そして、私に名前をつけてください!

名前を『**』にしますか?

【はいを選択時】
巫女:ありがとうございます。『**』、すてきな名前ですね。
巫女:これからは、皆さんのために働きます。
巫女:どうか、よろしくお願いいたします。
**が仲間になった。

【いいえを選択時】
名前を決めるまでループ

■戦闘後■
『からくり秘伝』を手に入れた。【ゆりな が雑賀孫一を倒した時のみ入手可能】
雑賀孫一:……畜生。俺の野望が……。
雑賀孫一:日本中を爆薬で吹っ飛ばす俺の計画が……。
雑賀孫一:きさまら、覚えてろ。地獄で待ってるからよ。
藤丸:とんでもねえ、爆弾魔だ。
藤丸:まったく、どうしてこんな野郎が野放しになってやがんだ。
藤丸:あー、胸糞悪いぜ。早いとこ、やつらの武器を奪っちまおうぜ。
『丙型癒し筒』を手に入れた。
『丙型癒し筒・改』を手に入れた。
『壱寸癒煙玉』を手に入れた。
『火炎弾』を手に入れた。
『冷気弾』を手に入れた。
『烈風弾』を手に入れた。
『落雷弾』を手に入れた。
『手裏剣』を手に入れた。
『火炎玉』を手に入れた。
『冷気玉』を手に入れた。
『烈風玉』を手に入れた。
『夢見手裏剣』を手に入れた。
『落雷玉』を手に入れた。
『黄金筒』を手に入れた。
第10幕 悪魔の蜘蛛
■概況■
雑賀衆を壊滅させた藤丸たちは隠れ里への帰路を急いだ。
がしかし、その前に立ちはだかるものたちがいた。
三好長慶と手を結ぶ土蜘蛛衆だった。
軍団長の青汁轟助は、軒猿衆の残党を手なづけ、はぐれ透波の一軍を襲う隙を虎視眈々と狙っていた。
それが今なのだ。

■戦闘中■
藤丸:さあ、いただくものはいただいたんだ。急ごうぜ。
青汁轟助:しゃーーーっしゃっしゃっしゃっ! 待っちょったよ、はぐれ透波のムシケラどもめ。
青汁轟助:きさまら、蜘蛛神様を信じちょるか?
青汁轟助:信じちょれば、命は助けてやっから、土蜘蛛衆に入んなさい。
藤丸:……なんだ、化け物。信じてなければどうなんだよ。
青汁轟助:信じちょらんかったら、蜘蛛神様への貢ぎ物として、餌になんなさい。
青汁轟助:お前たちが餌になれば、蜘蛛神様は、喜ばれるよ。
青汁轟助:そして、私の土蜘蛛衆は、日本一の忍者教団になるのだよ。
青汁轟助:しゃーーーーっしゃっしゃっしゃっしゃっ! 信じるものは救われる!
藤丸:……馬鹿を相手にしてる暇はねぇんだ。通らせてもらうぜ。
青汁轟助:なんちゅうことをいうか! さぁ、皆さん、復讐しなさぁーーーーい!
藤丸:何でぇ、軒猿衆の残党じゃねぇか。
青汁轟助:そうです!
青汁轟助:皆さん、私の教えを信じ、この世を蜘蛛の世界とするために、立ち上がったのです。
青汁轟助:私の教えは素晴らしい。信じるものは救われる!
青汁轟助:さあ、皆さん、餌狩りを始めましょうか!
かなめ:ゆりなさん。一人のお坊様の姿が、見えます。
かなめ:厳しい修行の旅を続けておられる方ですが、彼は、あなたにはきっと心を開いてくれる気がします。
かなめ:ぜひ、話しかけてみてはもらえませんか?

■ゆりなと玄ノ坊■
ゆりな:あの…………。
玄ノ坊:……ん?
玄ノ坊:お前さん、ずいぶんと悲しい目をしとるのう。
ゆりな:………。
玄ノ坊:わしも、あらゆる地獄を見てきたつもりじゃが、お前さんの背中には、
玄ノ坊:今までにわしが見たとこもないような深い業が見えるぞ。
玄ノ坊:……わしはな、生臭坊主じゃ。昔は数々の悪行を働いての、いろんな業を背負ってるんじゃ。
玄ノ坊:お前さんを見てると、なぜか引かれるものがある。わしでよければ力を貸すぞ?
玄ノ坊:お前さんさえよければ、しばらくの間、目障りな坊主が側にいてもかまわんかの?
ゆりな:ありがとう。
破壊僧玄の坊が仲間になった。

■戦闘後■
青汁轟助:あぁ……。これで、私の魂は浄化される。
青汁轟助:天にめされて、蜘蛛神様にお仕えできるのだ。
青汁轟助:そして、いつか地上を蜘蛛の大国にするため、復活しちゃる。
青汁轟助:その日まで、私の体を、かわいいかわいい蜘蛛どもに食べてもらわねばね。
青汁轟助:……目が霞んできちょる。ああ、幸せ……。
藤丸:……ったく、とんだところで時間を無駄にしちまったぜ。

■戦闘後概況■
なし
第11幕 謀反
■概況■
土蜘蛛衆を撃破し、隠れ里を目前とする藤丸たちの前に、根来衆が立ちはだかった。
根来衆の永遠の宿敵であった雑賀衆を無きものにされたため根来衆の頭領である雁杉野坊は、その矛先を藤丸たちに向けたのである。
強力な銃火器で武装した根来衆の軍勢に、はたして藤丸たちは勝ち目はあるのか?

■戦闘中■
藤丸:もうそろそろ、隠れ里だ。ちょっと留守にしてただけなのに、何だか懐かしい感じがするぜ。
才蔵:……藤丸。この機会にはっきりさせておこう。
才蔵:お前は、本当に忍者という存在をなくすために戦うのか?
藤丸:当たり前じゃねえか。何を今更いってやんでぇ。
才蔵:そうか。ならば、俺の答えも決まった。
才蔵:お前と行動を共にするのはここまでだ。俺は、俺の道を歩む。
才蔵:俺の道を邪魔するならば、昔の仲間であろうと容赦なくたたき切る。
才蔵:それを忘れるなよ。
藤丸:何だと? ……おい、ちょっと待ちやがれ、才蔵!
才蔵:……俺は、昔からお前が嫌いだったよ。
才蔵:俺は、この国の頂点に立つ。さらばだ。
藤丸:……才蔵。お前、どこいっちまったんだよ。才蔵! 才蔵。
楽天丸:藤丸。悪いけどよ、俺はもっと自分の力を確かめたいんだよな。
藤丸:どういう意味だ?
楽天丸:お前はよ、妙に威張るから気にいらねぇんだよ。
楽天丸:お前と一緒にいても、少しも楽しいことねぇよ。
楽天丸:だから、俺は俺で好き勝手やらしてもらうぜ。
藤丸:……おい。俺とやるってのか?
楽天丸:必要とあらばな。
賽天太:ふ、二人ともやめてよ! お兄ちゃん、どうしちゃったの?
賽天太:藤丸のあんちゃんは別に悪くないよ。
賽天太:そりゃあ、口は悪いかもしれないけれど、本当はみんなのことを誰よりも心配してるんじゃないか。
賽天太:そんなひどいこといっちゃいけないと思うよ。
賽天太:みんなで仲良くしようよ。僕は、仲良しのみんなが大好きだよ。
楽天丸:おい、賽天太。俺は、行くぜ。お前はどうすんだよ。
賽天太:え?
楽天丸:お前みたいなとろい奴は、一人じゃ生きていけねえよ。
楽天丸:俺がついてなきゃあ、だめに決まってる。どうすんだ、ついてくんだろ?
賽天太:……………………。
楽天丸:勝手にしな。それじゃあ、俺は行くぜ。
楽天丸:藤丸、いつか俺と勝負できるときがくりゃあいいな。あばよ。
賽天太:……あ、あの、藤丸のあんちゃん。
藤丸:……行けよ。兄貴においてかれちまうぞ。
賽天太:……あ、あの、藤丸のあんちゃんのこと、僕は大好きだよ。
賽天太:誰よりも大好きだよ。
賽天太:……でも、僕たちね、双子だから。
賽天太:お兄ちゃんは、僕がついていてあげないとね、だめになっちゃうんだよ。
賽天太:それに、僕……。
藤丸:さっさと行けってんだよ! 俺はお前なんか大っ嫌いなんだからよ!
賽天太:……あ……う……、ごめんね、ごめんね、藤丸のあんちゃん。僕、行くよ。
賽天太:……でもね、藤丸のあんちゃんも、素直になったほうがいいよ。
賽天太:本当は、藤丸のあんちゃんて、すごく優しいんでしょ? だからさあ……。
藤丸:うるせぇ! ぶっ殺すぞ!! さっさと行きやがれ!
賽天太:……あ、はい。じゃあ、さようなら。
賽天太:藤丸のあんちゃん、忍者なんて、みんないなくなるといいね……。
藤丸:……ふざけんじゃねぇぞ。俺が間違ってるっていうのかよ。畜生……みんな、俺のせいかよ。
雁杉野坊:待て待て待てぇーーーーい! 憎きはぐれ透波どもよ!
雁杉野坊:我が生涯の宿敵、雑賀孫一を殺した罪は重いぞ!
雁杉野坊:奴には、宿敵以上の運命的な愛さえ感じていたというのに……。
雁杉野坊:銃火器といえば、雑賀衆だけではない!
雁杉野坊:それ以上のカラクリ兵器を持つ根来衆を忘れてもらっては困る!
藤丸:……また、変なのが出てきやがったぜ。
藤丸:俺はよ、久しぶりの隠れ里を目前にして、今ムシの居所が悪いんだ。
藤丸:容赦しねえぞ!
雁杉野坊:望むところだ!
雁杉野坊:孫一よ…… 決してお前を一人にはしない。
雁杉野坊:今、遊び相手を送ってやるからなぁ!!

■青汁轟助 出現後■
雁杉野坊:……くうっ!
雁杉野坊:せっかく、孫一のために遊び相手を送ってやろうと思ったのに……。
雁杉野坊:まさか、自分が行くはめになるなんてぇーーーーーっ!
根来衆:杉野坊様がやられちまった!! 退けー!!
藤丸:なんだ、てめえ! 死んだんじゃなかったのかよ!?
青汁轟助:しゃーーーっ しゃっしゃっしゃっ!
青汁轟助:私は、天上界に行き、蜘蛛神様を見た。
青汁轟助:蜘蛛神様がいうには、私はまだ地上で布教活動に務めよっちゅうことだった。
青汁轟助:だから、蘇ったのだ。そして、お前を蜘蛛神様の餌にするのじゃあ!
藤丸:……それって、お前は死神にも嫌われたってことじゃねえのか?
青汁轟助:うるさい! 私は、神に選ばれたものなのだ。嫌われたのではない!
青汁轟助:行くぞ!

■戦闘後■
青汁轟助:ああ、なんてこと!
青汁轟助:まさか、一度ならず二度までもやられてしまうなんて。何度やっても勝てやしない。
青汁轟助:蜘蛛神様、今度はどうか私めを天上界に迎い入れてくださいませぇっ!
藤丸:俺たちに勝とうなんざ、百万年はえぇんだよっ!

■戦闘後概況■
はぐれ透波のものたちが自分たちの存在意義に疑問を持たなかったと言えば嘘になる。
そして、彼らの確固たる目的も、ただ忍軍潰しという漠然なものでしかなく、これ以上の行動は反って事態を悪化させることになりかねないと誰しもが思っていた。
雑賀衆の銃火器を奪ったといっても、払った犠牲も大きい。
多大な力を秘めていながらも、世間から遠く離れていた彼らにとって、進むべき道は険しかったのである。

■助八/岩鉄/塀五郎 修行へ■
藤丸:どうしたい改まってよお。話があるって何なんだよ。
助八:実はしばらくの間、里から出たいんでやす。
塀五郎:ぼよよよよ〜〜〜〜ん。僕はね、一人で修行の旅に行ってきたいんだよ〜〜〜〜〜〜〜ん。
岩鉄:……俺、もっと強くなりたい。今のままじゃ、だめだ。一人で遠くで修行したい。
藤丸:……はぐれ透波を抜けるってことか?
助八:ち、ち、違うんでやすよ。 わいはまだまだ役に立ってないでやす。
助八:だから、修行を積むんでやすよ。それで、みんなの足手まといにならないようになるんでやんすよ!
塀五郎:はぐれ透波は抜けないよ〜〜〜〜ん。みんな、仲間だも〜〜〜〜〜ん。
塀五郎:だから、僕はね、う〜〜〜〜んと修行を積んで、役に立つようになるんだよ〜〜〜〜〜ん。
岩鉄:抜けるのではない。抜けたくないがために、強くなるのだ。荒修行で、新たな必殺技を身に付けるつもりだ。
助八:すまんでやす、藤丸。極楽にはよろしくいっておいてくれやす。
助八:必ず強くなって帰ってくるでやすからな。そんでは、しばしサラバでやす。
塀五郎:ぼよよよよ〜〜〜〜〜ん。ちょっとの間のお別れだよ〜〜〜〜ん。
塀五郎:ちょっとの間のお別れだよ〜〜〜〜ん。極楽にも無理するなっていっておいてくれよ〜〜〜〜ん。
塀五郎:そんじゃさよなら〜〜〜〜〜!
岩鉄:すまぬ、藤丸。極楽にはくれぐれもよろしくいっておいてくれ。強くなって、必ず帰ってくる!
第12幕 新たな決意
■概況■
藤丸たちの元に、最強と言われた伊賀忍軍より、石川五右衛門が抜け忍となったという情報が入る。
これにより、伊賀と同盟を結んでいた甲賀忍軍は離脱。伊賀の戦力は大きく崩れた。
そしてこの隙に乗じ、各地で形を潜めていた忍軍が一気に表舞台に姿を現したのであった。

■戦闘中■
服部半蔵正成:たのもーーーーう! はぐれ透波の隠れ里はこの辺りと聞いてまいった!
服部半蔵正成:俺の名は服部半蔵正成! 甲賀忍軍のものだ! 藤丸という奴はいるかあーーーっ!
藤丸:おう! 俺が藤丸だ! 勝負するなら相手になってやるぜ!
服部半蔵正成:うわっはっはっは! 噂にたがわず、血の気の多そうな奴だ。
服部半蔵正成:ならば、手合わせ願おうか。
服部半蔵正成:行くぞっ!
かなめ:藤丸様。北の方角から不思議な力を感じます。
かなめ:必ずや藤丸様のお役に立つはずです。ぜひともお探しください。

■助佐/矢太鉢/蔵人 撃破時■
まいった! 拙者の負けでござる。

■藤丸と玄武■
玄武:……藤丸。お前が藤丸だな?
藤丸:誰でぇ! 俺を呼ぶのは。
玄武:この祠に奉られた神だ。名を玄武という。
玄武:我らが主、獣神・獅子王様の命により、お前に力を貸す。
玄武:我が秘術、受け取るがよい。
藤丸:うわあああーーーーーーーっ!!
藤丸は、『玄武の刀』を手に入れた。

■傍太とヤマタ■
傍太:うわぁ、きったねぇなぁ! こんなところにこんなボロ屋があったなんて知らなかったぜ。
傍太:……ん? 中から、ものすげぇ蛇の臭いがしてやがる。
傍太:こいつは、マムシの臭いだな。よし、ちょっくら入ってみるか!
傍太:うっひょーーー! かっわいいなあ。こいつら、全部俺が飼ってやろう。
傍太:……なんだ? 何か、巻物がおいてあるんじゃねぇか。
傍太:ちょっくらごめんよ……。よいしょっと。……ふむふむ。
傍太:……なんだぁ これ、伝説の大蛇ヤマタのことが、いろいろと書いてあるじゃねぇか!
傍太:とんでもねぇもん見つけちまったい!
傍太:えっへへへへ……あとで役に立つかもしんねぇから、もらっとこっと!
傍太は、『ヤマタの巻物』を手に入れた。

■戦闘後■
服部半蔵正成
まいった! 噂通りの強さ、いや噂以上かもしれんな。
藤丸:何でぇ。負けたとたんに命乞いかよ。
藤丸:ちったぁ根性ある野郎かと思ったけどよ、とんだ見込み違いだったぜ。
藤丸:さあ、さっさと手下の連中を連れて消えやがれ!
服部半蔵正成:はっはっは、そうきついことをいうな。
服部半蔵正成:俺も、本気でやったわけじゃない。実は俺は親父殿に頼まれて、お前らと話合いにきたんだ。
服部半蔵正成:それで話し合えるだけの力を持っているかどうか、ちょっと確かめさせてもらったのさ。
藤丸:話合いだと?
服部半蔵正成:そうだ。
服部半蔵正成:聞くところによると、お前らは全忍軍を撲滅するために戦っているというじゃないか。
服部半蔵正成:実は、俺たち甲賀忍軍もそうだ。俺たちが伊賀から抜けたのは知っているだろ?
藤丸:……ああ。その噂は聞いた。
服部半蔵正成:それもこれも、伊賀忍軍を潰すためよ。
服部半蔵正成:おっと、勘違いしないでくれ。そのあとで、甲賀が後釜に座ろうってわけじゃないんだ。
服部半蔵正成:俺も、忍者がいるから争いが起きると思っている。
服部半蔵正成:どうだ? 俺たちと手を組もうぜ、藤丸。
藤丸:馬鹿いってんじゃねぇぞ。そう簡単にお前らを信じると思うか?
服部半蔵正成:そりゃあそうだ。お前のいうことがもっともだろう。
服部半蔵正成:それで、俺たちが調べあげた各忍軍の情報をお前らに渡そうと思う。
服部半蔵正成:信じようと信じまいと好きにしろ。
藤丸:…………。
服部半蔵正成:それから、甲賀忍軍でも、かなり腕の立つものを三人用意した。
服部半蔵正成:彼らを預ける。好きに使ってくれていい。
服部半蔵正成:もし怪しい態度を見せたら、遠慮なく殺してかまわん。
服部半蔵正成:……お前ら、これからははぐれ透波の一員だ。迷惑かけんじゃねえぞ。
野火の助左:野火の助佐と申します!
野火の助左:いつでも死ぬ覚悟! 何なりとご命令を!
槍の矢太鉢:槍の矢太鉢でございます!
槍の矢太鉢:槍を使わせれば、右に出るものはなし! 必ずやご期待に添える働きを!
卍鎌の蔵人:拙者の名は卍鎌の蔵人!
卍鎌の蔵人:卍鎌にかけては、最強の使い手を自負しとります! 何なりと拙者めに!
藤丸:……いらねえよ、こんな奴ら。
服部半蔵正成:はっはっは! 飯炊きぐらいには使えるだろ。
服部半蔵正成:それで嫌なら、殺してくれ。こいつらもその覚悟だ。
服部半蔵正成:もしこいつらがはぐれ透波を裏切ろうものなら、その時は俺も死ぬ。
藤丸:……おかしな野郎だな、お前はよ。
服部半蔵正成:うわっはっはっは! それじゃあ、邪魔したな。
服部半蔵正成:これからも何かあったら、包み隠さず報告する。それじゃあ、また合おうぜ!

■戦闘後概況■
思わぬ来訪者により、はぐれ透波は一つの決断に迫られることになった。
はたして、甲賀忍軍を信じてよいものか?
今一つ、はっきりとした答えを見つけられないまま、日々が過ぎていった・・・・。
第13幕 猿の里
■概況■
正成の父、服部半蔵保長からの使者が隠れ里を訪れた。
彼の話では、最近頭角を表した柘植忍軍は猿を操り罪もない人々を脅かしているらしい。
これといって疑う理由もなく、また正成の言葉を信じようとした藤丸は、この話を受け、柘植忍軍の壊滅を約束した。
そして、柘植へと赴くのであった。

■戦闘中■
藤丸:……さっきから、やけに猿が多いじゃねえか。
藤丸:それも、俺たちを見張ってるような気がするぜ。
藤丸:どうやら、甲賀の使者のいったことは本当だったようだな。
猿飛大助:きさまら! ここが我ら柘植忍軍の領地としってやってきたか!
猿飛大助:おうよ! きさまら柘植の猿どもをブチ殺しにやってきたのよ!
猿飛大助:うおっほっほっほっ! 何をたわけたことをいうちょるか、このガキめが。
猿飛大助:わしを倒せるもんなら倒してみい! 返り討ちにしてくれるわい!

■戦闘後■
猿飛大助:……ぐはっ! こんなところで、死んでしまうとは情けない。
猿飛大助:……だがな、わしの孫がきっと恨みを晴らすぞ。
猿飛大助:何があろうと、お前らの命を取る。……覚えておけよ。
藤丸:そんなセリフは聞き飽きたぜ。俺たちゃ、最初から死神と背中合わせに生きてんだ。
藤丸:もうちったぁ、気のきいたセリフを聞きたいもんだ。
第14幕 獣王丸
■概況■
柘植忍軍の壊滅を、保長は大層喜んだ。
そして、はぐれ透波に対し、今度は新興勢力の牙狼忍軍壊滅を依頼する。
平和のためならと、これを快く引き受けたはぐれ透波たちは意気揚々と討伐に出かけるのであった。

■戦闘中■
藤丸:おう、おう、おう! てめぇらが牙狼忍軍か!?
藤丸:俺たちの自由のため、きさまらをぶっ殺す!
獣王丸:あーん? ボクちんをぶっ殺す? ぎゃははは!
獣王丸:お前みたいなヘナヘナ野郎に、このボクちんが負けるわけないだろ!
獣王丸:忍者は好きなことできて楽しいんだからな!
獣王丸:ボクちんの遊びの邪魔をすると、いじめちゃうぞ!
藤丸:……こいつ、頭は完全にガキのままだぜ。
獣王丸:いっくぞーーーーっ!

■戦闘後■
獣王丸:痛いよ、痛いよーーーっ!
獣王丸:ボクちんはただ遊んでいただけなのに、こんなひどいことすることないじゃないかぁーーーっ!
藤丸:くだらねぇこといってんじゃねぇ! 遊びたいんだったら、もっと山奥でママゴトでもしてやがれっ!
藤丸:俺たちのやってんのは遊びじゃねぇんだ。
藤丸:命までは取るとはいわねぇ。どこへでも行っちまえ!
塀五郎:ぼよよよよよ〜〜〜〜〜ん 修行を終えて肉玉塀五郎、ただいま参上だよ〜〜〜〜〜ん!
塀五郎:ボクがきたからには、もう大丈夫だよ、藤丸〜〜〜〜〜ん。
塀五郎:さあ、敵はどいつだ、どいつだ、どいつかな?
塀五郎:……あれ、もう終わっちゃったのかよ〜〜〜〜〜ん。
獣王丸:うわーーーーん、うわーーーーーん! 助けてよぉ!
獣王丸:ボクちん、遊んでいただけなのに、あのおじさんたちがいじめるんだよぉ!
塀五郎:は? どうしちゃったのかよ〜〜〜〜ん。
藤丸:おい、塀五郎! そいつ、お前に懐いてるじゃねぇか。
藤丸:巨体どうし、親近感がわくんじゃねぇのか。ぎゃはははは!
獣王丸:助けてよ、助けてよ!
獣王丸:ボクちん、ぼよよんのお兄ちゃんのいうことなら何でも聞くからさあ。
獣王丸:あいつらに、いじめないように叱っとくれよ。
塀五郎:……しょうがないんだよ〜〜〜ん。何だか、変なことになっちゃったよ〜〜〜〜ん。
塀五郎:よしよし、もう泣かないで、僕についてくるといいよ〜〜〜ん!
獣王丸が仲間になった。
藤丸:……それにしても、たいして害のあるような奴には見えねぇな。
藤丸:本当に、こうまでして滅ぼさなきゃなんねぇ忍軍なのかよ。
藤丸:あの柘植忍軍だって、そうじゃねぇか。
藤丸:……こいつは、一度甲賀に行って保長とかいう野郎と談判する必要がありそうだな。

■戦闘後概況■
牙狼軍団を滅ぼしたはぐれ透波であったが、今一つ素直に喜べないものがあった。
隠れ里に戻ると、甲賀へ赴く準備を整えるのだった。
第15幕 拓殖忍軍逆襲
■概況■
準備は整った。
苛立つ気持ちを抑え、白黒つけるために甲賀へ赴く途中、藤丸たちは祖父大助を殺された佐助の襲撃を受ける。
怒りに震える佐助と柘植の残党を相手に、はぐれ透波は戦いを回避することはできなかった。

■戦闘中■
藤丸:この山を越えりゃあ、甲賀へ着く。もうすぐだぜ。
猿飛佐助:待て待て待て待て、待ちやがれぇっ!
藤丸:なんでぇ。ずいぶんとかわいらしいガキのおでましじゃねぇか。
藤丸:おう、小僧。ちょっとどいてくんな。遊ぶんならほかへ行ってくれ。
猿飛佐助:きさまら、はぐれ透波を俺は許さねぇっ!!
猿飛佐助:俺のじっちゃんは、何も手出ししてねぇのに、お前らに殺された!
猿飛佐助:はぐれ透波だかなんだかしらねぇけど、意気がりやがって!
猿飛佐助:一人残らずブッ殺してやっから、覚悟しろっ!
藤丸:……お前、あの猿飛のジジイの孫か?
藤丸:……おい、ちょっと待て。話し合おうぜ。
猿飛佐助:うるせぇっ! てめえの口車になんかのらねぇよ!
猿飛佐助:あの時じっちゃんがそういえば、お前らは話を聞いたのかよっ!
猿飛佐助:俺が里まで出かけてる隙を狙うなんて卑怯だ!
猿飛佐助:……もし、あの時俺がいたら、じっちゃんは死ななくてすんだ!
猿飛佐助:だから、絶対ブッ殺す みんな、じっちゃんのかたきをとってやれっ!
柘植忍軍:ウキャキャキャキャーーーーーッ!
藤丸:どうやら、話合いじゃすませてもらえそうにねぇな。
かなめ:猿の祠からは、どんどん猿が出てきそうです。
かなめ:あの祠を潰すには、騨丈様の爆砕天錫杖でなければ……。
騨丈:おっし! ようやっと俺様の出番か!

■騨丈が祠を破壊時■
猿の祠を破壊しますか?
騨丈:こんなもの、俺様の爆砕天錫杖で一発だぜ!
騨丈:そぉれいっ!
猿の祠を破壊した。
中から、『金剛瓜』が出てきた!
中から、『魅惑の猿酒』が出てきた!

■戦闘後■
猿飛佐助:畜生……もう、お猿の力もこれまでだ。
猿飛佐助:じっちゃん、すまねぇ。返り討ちにあっちまったい。
猿飛佐助:……さあ、殺せ! 俺は逃げねぇぞ。
藤丸:このガキが! ガキのくせになめた口を聞いてんじゃねぇぞ!
猿飛佐助:そうかい! だったら、さっさと止めをさしな! 俺はこれでもいさぎいいんだぞ!
藤丸:てめえみてえなガキを殺したところで、何の得にもなりゃしねぇ。
猿飛佐助:ふざけんな!
猿飛佐助:俺を生かしといたら、一生お前らのことを付け狙ってやるぜ!
藤丸:上等じぇねぇか。
藤丸:てめえはジジイを殺されたっていうけどよ。
藤丸:そんなの忍者だったら当たり前だろうが。弱い奴が死ぬんだ。
藤丸:死にたくなかったら強くなるか、忍者なんかやめちまうこったな。
猿飛佐助:……………………。
藤丸:俺たちが憎けりゃ、いつでもかかってこい。相手になってやるぜ。
猿飛佐助:……俺を生かしておいたこと、後悔させてやるからな。
藤丸:……一つ聞くけどよ。
藤丸:柘植忍軍ってのは、猿を使って罪もねぇ一般人を殺しまくってたのか?
猿飛佐助:……じっちゃんがそんなことするわけねぇっ!
猿飛佐助:……俺はもっと強くなるからな。そして、お前を殺す!!
藤丸:おう、その言葉、覚えておいてやるぜ。
藤丸:めざすは甲賀だ! 保長の野郎をぶん殴ってでも、その真意を確かめてやる!
藤丸:……もし、俺たちを騙してたんなら、親子ともどもブッ殺す。行くぜっ!

■戦闘後概況■
なし
第16幕 甲賀の野望
■概況■
甲賀へ赴いたはぐれ透波たちは、甲賀忍軍を相手に雌雄を決する。
はぐれ透波を手足の如く使い、数ある忍軍の頂点に立とうと画策した保長であったが、息子正成にとっては初めて知る事実であった。
あまりに卑劣な父の振る舞いに怒りを覚えるものの、親子の絆、忍軍の絆を簡単に断ち切ることはできず、苦悩する正成であった。
甲賀の名にかけて、ここに壮絶な忍者戦が幕を開けた。

■戦闘中■
藤丸:保長! 服部半蔵保長はいるかっ!
服部半蔵保長:これは、これは。誰かと思えばはぐれ透波の皆さんではないですか。
服部半蔵保長:お話をいただければこちらから出迎えましたのに、
服部半蔵保長:わざわざこんなところまでいらっしゃるとはどういうご用件ですかな?
藤丸:てめぇに聞きてえことがある! 話によっちゃあ、容赦はしねぇ!
服部半蔵保長:ほっほっほ。それは怖い。そうそう、また新しい情報を入手しましたよ。
服部半蔵保長:また一働きしていただきたいのですが……。
藤丸:うるせぇっ! もう騙されねぇぞ!
藤丸:てめぇは、忍者のいない世の中を作るとか表向きではいっておきながら、
藤丸:実のところはてめぇの住みやすい世の中を作ろうとしてるだけじゃねぇのかっ!?
服部半蔵保長:ほう、しかし、それは皆さんも同じこと。
服部半蔵保長:忍者をこの世からなくすために戦っているのではないのですかな?
藤丸:そりゃあそうだが、何でもかんでもってわけじゃねぇだろうが。
藤丸:柘植忍軍は、別に一般人に手出ししたわけじゃねぇ。なんで、嘘をついたんだ。
藤丸:俺たちは、もうてめぇのいうことを聞くつもりはねぇんだよ。
服部半蔵保長:……キジも鳴かずば打たれまいものを……。
服部半蔵保長:もう少し単純な連中かと思ったが、うるさいな、お前らは。
藤丸:……ふん。正体を現しやがったかよ。
服部半蔵保長:この世には二通りの人間しかおらぬ。
服部半蔵保長:支配する人間と支配される人間。使う人間と使われる人間だ。私は、選ばれた人間だ。
服部半蔵保長:そして、お前たちは私に使われるために生まれてきたのだ。
服部半蔵保長:服従するか、死か。好きなほうを選べ。
藤丸:決まってるじゃねぇか、てめぇの死だよ。
服部半蔵保長:ふふふ……やはり馬鹿だな、お前たちは。
服部半蔵保長:ならば、ここまでこい。相手になってやる。
藤丸:きさまだけは許さねぇ。行くぜっ!
かなめ:藤丸様、お気をつけください。この辺りには、無数の地雷が埋まっております。
かなめ:下手に踏めば、爆発します。発見するためには、風子さんの力を借りるべきです。
かなめ:もし地雷が見つかれば、塀五郎様が何とかしてくださるはずです。
風子:よっしゃあ! 私に任せろってんだ。
風子:この足で、地雷なんか簡単に見つけ出してやるよっ!
塀五郎:ぼよよよよ〜〜〜〜ん。
塀五郎:地雷が見つかったら、僕の体で踏み潰しちゃうんだよ〜〜〜〜ん。
塀五郎:僕は、脂肪が分厚いから地雷なんか平気なんだも〜〜〜〜〜ん!

■服部半蔵保長 出現後■
服部半蔵保長:まさか、この私がやられるとは……。
服部半蔵保長:私は選ばれた人間ではなかったというのか……!
服部半蔵正成:……これはどういうことだ? なぜ、親父殿がはぐれ透波の連中と戦っているのだ……?
服部半蔵保長:おお、正成! いいところに帰ってきたぞ。
服部半蔵保長:はぐれ透波の連中が謀反を起こしたのじゃ!
服部半蔵保長:こいつらは、口先だけの極悪人ぞ!
服部半蔵保長:全忍軍を潰したあとは、自分たちが天下を取ろうと思っておる!
服部半蔵保長:殺してしまえっ!
藤丸:それは、てめぇのことだろうが、保長!
藤丸:おう、正成!
藤丸:てめぇは自分のこと男だとか抜かしておきながら、これがお前のやり方かよっ!
藤丸:俺たちは、正々堂々と勝負してやる。かかってこいっ!
服部半蔵正成:……どういうことだ? 何を怒っているんだ、藤丸。俺には、わけがわからんぞ。
藤丸:この野郎、しらばっくれやがって! てめぇを信じた俺が馬鹿だったってことよ。
藤丸:てめぇの親父は、忍者の頂点に立とうとしてるだけじゃねぇか。
藤丸:てめぇだって、同じだろうがよ!
服部半蔵正成:親父殿っ! 藤丸のいうことは誠かっ!? 誠の話なのかっ!?
服部半蔵正成:……親父殿は、忍者のいない世の中を作り、
服部半蔵正成:この国から争いをなくすと俺に話してくれた。俺は、その言葉を信じたい。
服部半蔵正成:……しかし、藤丸たちが嘘をつくとは思えぬ。
服部半蔵正成:親父殿! 親父殿は俺に嘘をついておらぬな!
服部半蔵正成:俺は、親父殿を信じてよいのだなっ!
服部半蔵保長:当たり前であろうがっ! お主は、私のために働けばよいのだ!
服部半蔵正成:……わかった。俺は、親父を信じよう。
矢太鉢:正成様!
矢太鉢:昔は甲賀に身をおけども、今ははぐれ透波のために尽くしております、矢太鉢でございます!
矢太鉢:それもこれも、拙者は正成様に男気を感じ、正成様のために命を捨てようと誓ったからこそ、選んだ道。
矢太鉢:はぐれ透波を裏切るわけにはいきませぬが、正成様にも忠義を誓った身。
矢太鉢:嘘は申せませぬ! 保長様は、嘘をついておられます! 藤丸様の言葉を信じてくだされっ!
服部半蔵正成:……すまんな、矢太鉢。それ以上いわぬでいいぞ。
服部半蔵正成:俺は、最後まで親父殿を信じねばならぬ。
服部半蔵正成:今のお前の言葉、聞かなかったことにしよう。……行くぞ、藤丸!
藤丸:おう、望むところだ! てめぇら親子の事情はしらねぇが、手ぇ抜かずに勝負してやるぜ!

■地雷発見時■
風子:よしっ! 地雷を見つけたからねっ! みんな、気をつけなよっ!
塀五郎:ぼよよよよよ〜〜〜〜ん! 地雷を押し潰しちゃうんだも〜〜〜〜〜ん。
塀五郎:そうすれば、みんな安心して通れるからね〜〜〜〜〜ん。

■戦闘後■



服部半蔵正成:……これが運命か。仕方あるまい。今までの報いだな。
藤丸:保長! 年貢の納め時だなぁ。
服部半蔵保長:……や、やめてくれ。命だけは助けてくれ。俺が悪かった。
服部半蔵保長:天下などに未練はない。山にこもり、おとなしく暮らす。……だから、助けてくれ。
服部半蔵保長:もう、抵抗する力もないものを殺しては、はぐれ透波の名が廃るだろ?
服部半蔵保長:そうだろ?
藤丸:……うすぎたねぇ野郎だな。さっさと消えちまえ。
服部半蔵保長:そ、そうか! 助けてくれるのか。あ、ありがたい。
服部半蔵保長:わかった、もう二度とお前たちの前に姿は見せぬ。
服部半蔵保長:ありがたい、ありがたい。
藤丸:ただし! 忘れるんじゃねぇぞ。俺たちがお前を殺さねぇのは、正成に免じてだ。
藤丸:別に、お前を哀れむわけでも許したわけでもねぇ。
藤丸:……俺は親父ってものをしらねぇ。顔も名前もしらねぇよ。
藤丸:俺だけじゃねぇ。はぐれ透波の連中は、ほとんど、親のことなんざしらねぇのさ。
藤丸:てめぇみてえな野郎でも、正成にとっちゃあ親父だ。だから、殺さねぇでやる。
藤丸:けどよ、てめぇの顔はヘドが出る。俺の前から消えてくれ。
服部半蔵正成:……藤丸。
服部半蔵正成:俺はお前たちにどんなことをして借りを返せばよいのだ。俺は、死んでも死にきれぬ。
藤丸:正成。そんなこたぁ、どうでもいいんだ。
藤丸:それより早く、こいつを連れていってくんねえか。
藤丸:それで、俺たちの前から消えてくれ。
藤丸:……早く、消えてくれ。
服部半蔵正成:……親父殿。行こう。
藤丸:……正成。てめぇとは、別の形で会いたかったぜ。

■戦闘後概況■
忍者とは、自己満足のために争いを繰り返すものだと思っていただけに、正成の取った態度は、はぐれ透波のものたちにとって心を洗われるようであった。
そして、忍者の中にも戦国の世を嫌うものがほかにもいるのではないかという、微かな望みが生まれた。
そんなものたちが一人でも多く集まれば、何も仲間同士で殺し合わずとも天下平定の世を迎えられるのではないかと、希望を持ち初めていた。
そんな思いを抱きながら、藤丸たちは隠れ里の帰路についた。
第17幕 独忍地雷也
■概況■
ある日、藤丸たちは、一人の男の噂を聞く。
揺るぎない力を持っていながらも世捨て人になった独忍の噂。
どんなに金を積まれようが、どんなにいい条件を出されようが相手にせず、一切の争いごとを拒否し、頑なに山にこもった児雷也という男の名を。
藤丸たちは児雷也に興味を持ち、なぜ世捨て人になったのかを確かめに会いに行くことにした。

■戦闘中■
藤丸:児雷也ってのは、ずいぶんと山奥に住んでるんだな。確か、この辺りらしいが……。
児雷也:おーーーう! 俺が児雷也や! 誰が来ようと、無駄だぜよ!
児雷也:どんなに金を積まれようと、争いごとにゃあ興味はねぇんだ。
児雷也:帰った、帰った!
藤丸:ちょっと待ってくれ! 俺たちは、あんたと話がしたくてきたのさ。
藤丸:どうして、大名たちの手助けをしねぇのか教えてくれ!
藤丸:あんたなら、下手な忍軍よりも多額の金を積まれるって噂じゃねぇか。
藤丸:何で断るんだよ。
児雷也:金なんざ興味ないやね。使っちまったらなくなっちまう。それに、俺は忍者が嫌いなんや。
藤丸:俺もだ。俺たちも忍者が嫌いなんだ。
児雷也:ぎゃっははは! 嘘をつくなや。お前ら、忍者やろ? 臭いでわかるぜ。
藤丸:ああ、確かに俺たちは忍者だ。
藤丸:だけどよ、忍者になりたくてなったわけじゃねぇ。
藤丸:それに、俺たちも大名の国取り合戦にゃあ興味はねぇんだ。
藤丸:だから、どこの大名とも、つるんじゃいねぇ。
児雷也:ほーう。それじゃあ、お前らが最近噂のはぐれ透波とかいう連中か。
藤丸:知ってるのか。だったら、話がはえぇぜ。
藤丸:もし俺たちとめざすものが一緒ならば、力を貸してくれねぇか。
藤丸:一人でこんな山に閉じこもってねぇで、忍者なんてえものをなくしちまおうぜ。
児雷也:馬鹿いうなや。俺は誰ともつるみたくねぇから、一人でいるんじゃねぇか。
児雷也:それに、忍者をなくすなんて簡単にいうんじゃねぇや。
児雷也:お前らにできるんだったら、とっくに俺がやってらあね。
藤丸:やれるかやれねぇか、やってみなきゃわからねぇだろうが。
児雷也:やらねぇでもわかってるもんはわかってんだよ。
児雷也:それに、忍者は信用できねぇ。俺は、うまいこといわれて何度も騙されたんだ。
児雷也:もう、忍者なんか信用してねぇのさ。
藤丸:……それをいわれると弱いな。俺たちも、何度も騙されてんだ。
藤丸:その気持ちはわかる。だから、俺を信用してくれ。
児雷也:そんなこといって、俺に取り入ろうとした奴も、いたっけなあ。
児雷也:結局は、そいつも俺のことを騙したんだ。
児雷也:とにかく、俺は大名だの忍者だのには興味ねぇのさ。
児雷也:忍者のいない世界を作るんだったら勝手にやってくれや。あばよ。
藤丸:そうかい。だったら、帰るぜ。
藤丸:てめえは、もっと骨のある野郎かと思ったら、ただの負け犬だな。
藤丸:負け犬には用はねぇ。こっちからご免だ。あばよ、邪魔したな。
児雷也:おう、ちょっと待てや。てめえに負け犬呼ばわりされる覚えはねぇな。
児雷也:そこまでいわれたら、ただじゃ帰せねぇや。勝負してもらおうか。
藤丸:おう! そうこなくっちゃいけねぇや。その勝負、受けてやるぜ!
児雷也:よっしゃ! わおーーーーん! わおわおーーーーーん!
藤丸:何だ? 狼なんか呼びやがって。
児雷也:その狼は普通の狼じゃねぇぞ。俺が遊び相手になってやった連中だ。
児雷也:お前らで倒せるか?
藤丸:ふん、なめてもらっちゃ困るぜ。
児雷也:そうかい、不服かい。ならば、もう少し相手を増やしてやろうか。
児雷也:あーーーらよっと!
児雷也:こいつらは、魔火ってんだ。俺の意のままに動くんや。
児雷也:まあ、こいつらの相手をしてくれや。
藤丸:何でぇ、お前が相手をするんじゃねぇのか。
児雷也:当たり前だろ。
児雷也:俺が相手をするに値する連中かどうか、確かめてやるのさ。
児雷也:こいつらに勝ったら、俺が相手してやるさ。
児雷也:ま、頑張んなや。
藤丸:すっとぼけた野郎だぜ。それじゃあ、俺たちの腕前、しかと見届けてもらおうか!
かなめ:藤丸様。西の方角から不思議な力を感じます。
かなめ:必ずや藤丸様のお役に立つはずです。ぜひともお探しください。

■藤丸と白虎■
白虎:……藤丸。お前が藤丸だな?
藤丸:誰でぇ! 俺を呼ぶのは。
白虎:この祠に奉られた神だ。名を白虎という。
白虎:我らが主、獣神・獅子王様の命により、お前に力を貸す。
白虎:我が秘術、受け取るがよい。
藤丸:うわあああーーーーーーーっ!!
藤丸は、『白虎の剣』を手に入れた。

■戦闘後■
藤丸:どうだ! ざっとこんなもんだぜ!
児雷也:そんぐらいでいい気になってんじゃねぇや。できて当たり前だぜ。
児雷也:ま、俺が相手をしてやるぐらいの腕はもってるってわけや。そんで、お前の名は?
藤丸:藤丸。煉釖藤丸だ。
児雷也:そうかい。じゃあ、藤丸。一騎打ちといこうや。
児雷也:俺と一対一で勝負して、万が一にもお前が勝ったら、何でもいうことを聞いてやろうじゃねぇか。
児雷也:お前の子分にもなってやろうや。だがよ、……もしお前が負けたら、そん時は死んでもらうぜ。
児雷也:その覚悟があれば、相手になってやる。
藤丸:おもしれぇ。あとで泣くんじゃねぇぞ。
児雷也:よっしゃあ! 勝負!

藤丸:どうでぇ、俺の勝ちだ! 約束を守ってもらおうじゃねぇか!
児雷也:……嬉しいじゃねぇか。まだ、これほど強い奴がいたとはなぁ。
児雷也:おめぇ、強ぇなぁ! これ以上やっても俺はおめぇに勝てねぇだろうな。【撃破前に戦闘が終わった時のみ】
児雷也:よっしゃ! 俺も男や。この命、お前に預けようや。
児雷也:忍者のいない世の中のため、この命、好きに使ってくれや!
児雷也:お前なら、伊賀忍軍を潰して時代を変えられるやもしれんもんなぁ。
藤丸:伊賀忍軍ってなあ、そんなにつえぇのか?
児雷也:つえぇなんてもんじゃねえ。伊賀忍軍の頭領、百地三太夫は化物だからな。
藤丸:化物? どういうことだ。
児雷也:俺はよ、独忍になる前は、伊賀忍軍にいたんや。
児雷也:その時の三太夫は、まだ人間やった。
児雷也:でもな、あいつは不老不死の術を発見してしまったんや。
藤丸:不老不死だと!? そんなことができるのか!
児雷也:それができるんや。
児雷也:地獄の亡者と契約したのさ。その契約内容を知ってるか?
児雷也:何と、この日の本の国で千年間は争いを絶やさぬという、とんでもねえ約束や。
藤丸:千年間だと! ということは、三太夫の目的は、日本の天下を取ることじゃなくて……。
児雷也:そうや。回りを画策して、日の本の国を争い続けさせることなんや。
児雷也:三太夫は、不死身や。だから、俺にはどうにもできんかった。
児雷也:こうして山奥でじっと暮らしてるしかなかったのさ。
藤丸:……本当かよ。そんな話、信じらんねぇ。
児雷也:そうやろ。でもな、本当の話だぜ。
児雷也:お前ら、どうして、はぐれ透波ができたか知ってるか?
児雷也:信玄はよ、どっから仕入れたのか、三太夫が亡者と契約したっていう情報を知ったのさ。
児雷也:そんで、その対策に作ったのがはぐれ透波なんだ。
児雷也:だから、三太夫にとっては、お前らが目の上のタンコブなわけよ。
藤丸:……なおさら、信じらんねぇ。信玄は、そんなことを考えて、俺たちを集めてたのか。
児雷也:そうや。それで、信玄は三太夫に暗殺されたってわけよ。
児雷也:それでな、藤丸。信玄が集めた連中ってのは、全員が多かれ少なかれ、獣神・獅子王の加護を受ける星の元に生まれた連中らしいぜ。
藤丸:獣神の加護? 何で、そんな連中を集めるんだ?
児雷也:亡者がもっとも嫌いなんは、朱雀・玄武・白虎・青竜の四神なんや。
児雷也:その四神をまとめとる総大将が獣神・獅子王ってわけや。どうだ、驚いたやろ?
藤丸:でもよ、どうして獣神の加護を受けた連中を集めんだよ。
児雷也:馬鹿やな、お前は。
児雷也:獣神の加護を受け取るということは、亡者の力を浴びた三太夫に対抗できるってことやろ。
児雷也:だから、そいつらならば、不死身の三太夫を倒せるかもしれないってことなんや。
藤丸:……俺たちが三太夫を倒す?
児雷也:ま、俺も最初は信じてなかったけどな。
児雷也:お前の強さを見てたら、何となくその話も本当の気がしてきた。
児雷也:お前らは、歴史を変えれる連中やな。
児雷也:俺の命、預けよう。預けたからには、勝ってもらうぜ。
児雷也が仲間になった。
児雷也:……なんや、お前、さっきから変な匂いがすると思ってたら猿酒持ってるじゃないの。
児雷也:俺は酒が呑めんけど、酒に目のない奴がダチ公にいるんだ。
児雷也:そいつも、連れていくか。おーーーい、大天狗!
大天狗:呼びまちたかーーーー?
藤丸:わっ! 何だ、こいつ!?
児雷也:そんな、化け物を見るような目で見るなや。
児雷也:こいつは、異国の地からやってきたんやと。
児雷也:これでも立派な人間や。結構気のいい奴でな。十分、戦力になるぜ。
大天狗:わちし、名前、ペドロ・フランチェスカいいまーーーす。
大天狗:でも、大天狗、呼ばれとりまーーーす。大天狗、オーケーね。
大天狗:船、難破して、わちし、一人だけ助かーーりまーした。
大天狗:でも、みんな、いじめるね。友達、児雷也だけ。でも、友達、増えまーした。
大天狗:猿酒、おいし、おいし。皆さん、友達。一緒、行く行く、オーケーね。
大天狗が仲間になった。
児雷也:ほんじゃ、行こうぜ。

■戦闘後概況■
児雷也から、伊賀忍軍の真の恐ろしさを聞いたはぐれ透波たち。
地獄の亡者たちと取引し、日の本の国で千年の間争いを絶やさぬ約束と引換に、不死身の肉体を手に入れた百地三太夫。
そのために、あえて強大な力を手にしていながらも、勢力の拡大縮小を繰り返しながら日の本の国を弄んでいたのである。
甲賀を始めとするすべての忍軍もそして大名たちも、三太夫の掌で戦っているに過ぎなかったのだ。
しかし、今の藤丸たちには、まだ不死身の体をもつ三太夫と対峙するだけの力はない・・・。
第18幕 風魔の里
■概況■
三太夫を倒そうにも、児雷也は今のはぐれ透波の力ではまだ無理という。
それはまだ、完全なる力の開放がなされていないという理由だった。
そして、はぐれ透波の誰か一人が、四神の力に見入られ、三太夫と互角の力を発揮するはずだと付け加える児雷也。
しかし、その能力を開放するためには、風魔忍軍の秘宝といわれる風見の笛が必要であることを話す。
しかし、風魔もまた伊賀と並ぶ力を持った忍軍として名を馳せている。
風魔の里に忍び込めば、たちまち戦いになるだろう。そんなおり、風魔忍軍から誘いの報が届く。
それは明らかに、藤丸たちを挑発する誘いだった。
罠であることは明日だが、風見の笛を手に入れるため、その誘いに乗る藤丸たちであった。

■戦闘中■
阿毘羅:久しぶりだな、藤丸! 今一度おまえらとあいまみえたこと嬉しく思うぜ。
藤丸:出やがったな、筋肉女。
吽毘羅:うふふふふ……藤丸。今度は、この前のように行かないわよ。
藤丸:はっ、きさまらの実力はたかが知れてるぜ。
藤丸:伊賀と並ぶ風魔が聞いてあきれるよな。
藤丸:さっさと道をあけやがれ!
吽毘羅:藤丸。私の頭を馬鹿にしないでほしいわね。
吽毘羅:なぜ、お前たちをわざわざ風魔の里に招待したと思う?
吽毘羅:お前たちに間違いなく勝つ自信があるからさ。
藤丸:弱い犬ほど吠えたがるっていうからな。
吽毘羅:ふふ……その言葉、そっくりお前に返してあげるわ。
吽毘羅:私が率いる吽女隊に、攻撃を仕掛けてごらんなさい。
吽毘羅:その時、私の言葉の意味がわかるから。
藤丸:おう! 上等じゃねえか! 行くぜっ!
かなめ:藤丸様! 嫌な予感がします。お気をつけください。
かなめ:吽毘羅がいうように、彼女の配下、吽女隊には攻撃を仕掛けないほうがいいと思われます。
かなめ:ただ、じっと時を待つのです。きっと、時が解決してくれるはずですから……。

■6ターン経過後■
藤丸:何だ、今の煙は!?
吽毘羅:何だ! 今まで風魔の里に、こんな煙が発生したことなんかないのに!
藤丸:助八!
助八:お待たせでやす。修行を終え、ようやっと、戻って参りやした。
助八:お嬢さん方、精神増幅装置だかなんだか知りやせんけど、
助八:遊びはこれで終わりでやんす。ほーーーれほれほれほれっ!
吽毘羅:うあっ! な、何、この煙は! あ、頭が痛い! 頭が割れるようだっ!
助八:うひゃひゃひゃひゃひゃ! これで、もう大丈夫でやす。
助八:藤丸、もう攻撃が通じるでやんすよ。
藤丸:ありがてぇ! 助かったぜ、助八!
吽毘羅:……うぬぬ、もう一歩のところで!

■戦闘後■
吽毘羅:……畜生、あそこで精神増幅装置が壊れていなければ!
吽毘羅:この場はいったん、退却させてもらうよ!
阿毘羅:くっ、一度ならず二度までも……! 小太郎様、お力を!
藤丸:ふん。奥へ逃げていきやがったか。
藤丸:それじゃあ、風見の笛とやらを拝ませてもらいに行くとするか。

■戦闘後概況■
なし
第19幕 小太郎登場
■概況■
勝ち目がないと逃げ出した阿毘羅と吽毘羅を追うはぐれ透波たち。
しかし、それもすべては風魔忍軍の罠であった。
彼女たちが逃げ込んだ地獄谷は四方八方より吹きつける疾風がぶつかりあう異常な空間で、
風魔の頭領である風の申し子小太郎にはすべてが有利に働く。
ほとんどの術を封じられ窮地に陥ったはぐれ透波に勝ち目はあるのか?

■戦闘中■
阿毘羅:小太郎様!
吽毘羅:小太郎様!
風魔小太郎:俺のかわいい女達。何を脅えている? 何を悲しそうな顔をしている?
阿毘羅:藤丸が! はぐれ透波の連中が!
風魔小太郎:ふっふっふ。そんなにあせるな。たかが小物ではないか。
風魔小太郎:小物が、ちょっと力をつけていい気になっているだけのことさ。
風魔小太郎:俺たち風魔忍軍の前で、ちょっといたずらをしているだけに過ぎないのだよ。
風魔小太郎:無礼な振る舞いも、大目に見てやれ。
風魔小太郎:ん?
藤丸:てめぇが小太郎か!
風魔小太郎:いかにも。そんな大声をださんでも聞こえるよ。
藤丸:……女をはべらしやがって。いけすかねぇ野郎だぜ。
風魔小太郎:俺のやり方に、口を出さないでもらおうか。私は、女が好きだ。
風魔小太郎:お前らのような無骨な連中は、見たくもない。
風魔小太郎:阿毘羅と吽毘羅が、ちょっとお前らにいたずらをしたようだが、
風魔小太郎:女の気まぐれでしたことだ。さあ、もう帰っていいぞ。
藤丸:風見の笛をもらおうか。
藤丸:そうすりゃあ、こんなところにようはねぇ。
藤丸:さっさと帰ってやらあ。
藤丸:そのあとで、女どもと戯れるなり勝手にしろ。
風魔小太郎:……本当に無礼な連中だな。
風魔小太郎:風見の笛は、我ら風を統べる風魔忍軍の宝だぞ。
風魔小太郎:なぜ、お前らにそんなものをやらねばならんのだ?
藤丸:……だったら、力ずくでももらうぜ。
風魔小太郎:……仕方ない。相手になってやるか。
風魔小太郎:……だがその前に、おもしろい余興を見せてやろう。おい、例のものを。
藤丸:岩鉄!
岩鉄:……すまねぇ、藤丸。修行中に、風魔につかまっちまったんだ。
岩鉄:まったく、面目ねぇ話だ。
風魔小太郎:ここは、地獄谷といってね。あらゆる風が好き勝手遊んでいるところさ。
風魔小太郎:中には、どう猛な風もある。
風魔小太郎:俺の予想でいくと、あと十刻ほどすると、その風があいつを切り刻んでしまうだろうな。
風魔小太郎:助けたいか? それが、無理なんだよ。
風魔小太郎:あそこへは、空でも飛んでいかないといけないからな。
風魔小太郎:まあ、仲間が死ぬのを見ながら、俺と遊ぼうか。
藤丸:この野郎! ……腐った野郎だぜ。
かなめ:藤丸様。南の方角から不思議な力を感じます。
かなめ:必ずや藤丸様のお役に立つはずです。ぜひともお探しください。
かなめ:それから、岩鉄様を助けるには、騨丈様の爆砕天錫杖があれば……。
騨丈:よっしゃあっ! 俺の出番だな! あんなところ、この爆砕天錫杖でひとっ飛びだぜ!

■岩鉄救出■
騨丈:岩鉄! 今助けてやる!
岩鉄:おお、騨丈! すまぬ。
岩鉄:これで、新しく編み出した必殺技を披露できる。しかと見てくれ!

■藤丸と青竜■
青竜:……藤丸。お前が藤丸だな?
藤丸:誰でぇ! 俺を呼ぶのは。
青竜:この祠に奉られた神だ。名を青竜という。
青竜:我らが主、獣神・獅子王様の命により、お前に力を貸す。
青竜:我が秘術、受け取るがよい。
藤丸:うわあああーーーーーーーっ!!
藤丸は、『青竜の太刀』を手に入れた。

■戦闘後■
阿毘羅:小太郎様ぁーーーーっ!
吽毘羅:小太郎様ぁーーーーっ!
風魔小太郎:……ふふっ、これも運命か。まあ、いい。これで俺は風になれる。
風魔小太郎:風になって、大地を気ままに旅するか……。
藤丸:これで風魔も終わりだ。風見の笛をもらおうか。
風魔小太郎:風見の笛は俺の懐にある。持っていくがいい。
藤丸:ああ、遠慮なくもらうぜ。
『風見の笛』を手に入れた。
風魔小太郎:お前たちは、それで三太夫を倒すつもりか?
風魔小太郎:しかし、風見の笛の使い方がわからねば、お前たちにとってそれは無用の長物だな。
藤丸:何!? お前、三太夫のことを知っているのか?
藤丸:どうやってこの風見の笛を使うんだよ!? 何に使うんだ!? 教えてくれ!
風魔小太郎:ふふ……、俺がお前らにそんなことを教えると思うか?
風魔小太郎:知ったところで、どうせ、この世は地獄となる。
風魔小太郎:地獄の世を、俺は風となってただ吹くのみ。
藤丸:おい! おい、小太郎!
風魔小太郎:……………………。
藤丸:ちっ! せっかく風見の笛が手に入っても、これじゃわからねぇじゃねぇか。

■秘密の抜け穴■
傍太:あっ!
藤丸:何でぇ、傍太。いきなり、びっくりするじゃねぇか。
傍太:ここだ! ここだ、ここだ、ここだ!
傍太:ここがそうだ! やったぜ、ついに見つけたぜ!
藤丸:おい、ここだ、ここだじゃわからねぇよ。何か見つけたのかよ。
傍太:見つけたなんてもんじゃねぇぜ!
傍太:俺がよ、マムシのいっぱいいるボロ屋で見つけた巻物に、この地獄谷のことが書いてあったのさ。
傍太:ここに、秘密の抜け穴があって、そこを通ると、ヤマタのオロチが住んでるんだってよ。
傍太:ちょっと待ってくれ!
傍太:……確か、この辺り。
傍太:やっぱりここだ!
傍太:おい、藤丸! 行ってみようぜ。
傍太:この先にヤマタのオロチが住んでるんだってよぉ!
藤丸:本当かよ。ただの伝説じゃねぇのか?
傍太:せっかくここまできたんだ! 行こうぜ、行こうぜ。
藤丸:仕方ねぇな。つきあってやるか。

■戦闘後概況■
なし
幕外1 ヤマタのオロチ
■概況■
隠れるようにひっそりと開いた長い洞窟を抜けると、切り立った山々に囲まれた巨大な盆地に到達した。
そしてそこには、八つの鎌首をもたげる大蛇の姿があった。

■戦闘中■
傍太:やった! ついにヤマタに会えたぜ!
藤丸:……なんだ、こいつ。生き物かよ。
傍太:うっひょーーーっ! ヤマタの声が聞こえるぜ。俺を倒してみろってよ!
傍太:見事倒したら、力を貸してくれるって!!
傍太:本当かよ、すごいじゃねぇか! やったな、藤丸!
藤丸:何が、やったんだよ。俺には何も聞こえねぇぞ。お前の空耳じゃねぇのか?
傍太:そんなことはねぇ! 頑張ろうぜ、藤丸!
藤丸:……頑張るっつっても、本気であいつを倒すのかよ。

■藤丸とがわっぱ■
がわっぱ:くんくん、ええ匂いがしとるじゃん。
がわっぱ:ちょっと、ちょっと、見せてほしいんじゃん。
がわっぱ:……あ、これ、伝説の金剛瓜じゃん!
がわっぱ:くぅ〜〜〜〜〜、一度食べてみたかったんだよねえ。
がわっぱ:これ、ちょーだい。もーらい、もう返さない。
がわっぱ:かわりにさ、仲間になってやるから、いいじゃん? ね?
がわっぱ:はい、きーーーまり。やったじゃーーーん!
金剛瓜をがわっぱに取られた。かわりに、がわっぱが仲間になった!

■戦闘後■
傍太:やったぜ! ヤマタを倒した!
藤丸:……本当に倒しちまったぜ。
ヤマタ:人間よ。実に見事な腕前だった。特にそこの少年……。
傍太:は、はいっ!
ヤマタ:お前は、我ら蛇と通じ合う心を持っている。
ヤマタ:お前に、私の力を与えよう。これから先、いつでもわが念を呼び出すがよい。
傍太:うわぁーーーーーっ!
オロチの傍太は『ヤマタの具足』を手に入れた。
藤丸:どうした、傍太! 大丈夫か?
傍太:……ああ。なんだか、すげえ力が、俺の中を走り回ってる。
傍太:任せとけ、藤丸! これからの俺はひと味違うからよっ!
藤丸:おう、期待させてもらうぜ。それじゃあ、隠れ里に戻るか。

■戦闘後概況■
なし
第20幕 五右衛門急襲
■概況■
風見の笛を手に入れたものの、笛は藤丸に反応せず、それ以上の謎は解けなかった。
そんなおり、伊賀を抜けた石川五右衛門から、挑戦状が届く。
風見の笛をかけて正々堂々と勝負しようというものだった。
わざわざ風見の笛を名指してくることは五右衛門もまたなんらかの秘密を握っていると睨んだ彼らは、
その挑戦を受け、決闘の地へ赴くのであった。

■戦闘中■
石川五右衛門:おーーーう! 遅かったっしゃあ! わしゃあ、待ちくたびれたっしゃあ!
藤丸:……なんだ、あの野郎? えれぇでっけえ畳に乗ってふんぞり返ってやがるぜ。
石川五右衛門:しゃーーーーっ しゃっしゃっしゃっあっ!
石川五右衛門:てめぇら、わしの美しさに見惚れやがって、声もでねぇっしゃな?
石川五右衛門:うんうん、わかるしゃあ。わしは美しいからなぁ。
藤丸:……あの、妙ちくりんなド派手野郎が石川五右衛門なのか?
藤丸:……俺は、伊賀忍軍ってのは、もっと恐ろしい連中かと思ってたぜ。
石川五右衛門:何をブツブツいってるしゃあ!
石川五右衛門:男の子は、もっとでけえ張り裂ける声でしゃべるっしゃあ!
石川五右衛門:はぐれ透波! わしゃあ、このときを待ってたしゃあ!
石川五右衛門:風魔が潰れたという話を聞いたとき、奴らをやれるのは、お前らだけだと思ったしゃあ!
石川五右衛門:これで、わしも伊賀を抜けた甲斐があったというもんだしゃあ!
石川五右衛門:一人だとつまらねぇから、鉢屋衆とかいう連中を乗っ取ったしゃあ!
石川五右衛門:まあ、雑魚ばっかだが、遊んだってくれや。
石川五右衛門:あくまで、主役はわしだがしゃあ。しゃしゃしゃしゃしゃ……!
藤丸:何一人で叫んでやがんだ。
藤丸:あれが伊賀の三大忍者の一人とまでいわれた男かよ。……信じらんねぇな、おい。
石川五右衛門:ということで、勝負だしゃあ、はぐれ透波!
石川五右衛門:勝ったほうが、風見の笛をもらえるっしゃあ!
石川五右衛門:さあ、行くっしゃあよ!

■戦闘後■
石川五右衛門:……うそっしゃあ? わしが負けるなんて、うそっしゃあ?
石川五右衛門:これからわしの時代が訪れるはずだったのに、……こんなのうそっしゃあ?
藤丸:うそじゃねぇ。これが現実ってもんだぜ。
石川五右衛門:……やっぱり、噂は本当だったしゃあ。
石川五右衛門:もしかしたら、わしが選ばれた人間かと思って伊賀を抜けたけんど、間違いだったんしゃあね。
石川五右衛門:やっぱり選ばれた人間は、はぐれ透波だったしゃあ……。
藤丸:おい、五右衛門! お前、どこまで知ってんだ?
藤丸:三太夫ってのは本当に不死身なのかよ!?
石川五右衛門:……なんだ? そんなこともしらんかったのしゃあ?
石川五右衛門:お前らの誰か一人は、四神に認められた奴だしゃあ。
石川五右衛門:ただ、その力は、なかなか開放されねっしゃあ。
石川五右衛門:厳島にある一枚岩の上で風見の笛を吹くと、四神が降臨し、
石川五右衛門:秘められた力を開放してくれるっていう話だしゃあ。
石川五右衛門:……藤丸、きっとお前が選ばれた人間だしゃあ。
石川五右衛門:わしには、わかるっしゃあよ。厳島に行くっしゃあ。
石川五右衛門:そして、三太夫に一泡ふかしてやるっしゃあ。
石川五右衛門:……ああ、目の前が真っ暗になってきたしゃあ。
石川五右衛門:……ああ、天下を取りたかったしゃあ。
石川五右衛門:おまけに、三太夫のジジイの慌てる顔を見たかったしゃあ…………。
藤丸:……こいつ、変な野郎だったけど、
藤丸:悪い奴じゃなかったのかもしんねぇな。

■戦闘後概況■
なし
第21幕 五輪音楼
■概況■
五右衛門は、四神が光臨するという厳島にある一枚岩の上で選ばれしものが風見の笛を吹けば、
四神の姿を見ることができると言い残して死んでいった。三太夫と雌雄を決するには、避けて通れぬ道だ。
しかし、厳島には毛利元成を手懐けた謎の忍軍神楽衆がいるらしい。
厳島上陸を目前とするはぐれ透波の前に、神楽衆の誇る特殊忍者部隊五輪音桜が立ちはだかる。

■戦闘中■
藤丸:……厳島まできたのはいいけどよ。
藤丸:どこに、その一枚岩ってのがあんだよ。わかんねぇな。
:桜、散る散る、踊り舞う。
:いよっ! 月夜に笛の音、鳴り響く。
三味:べべんべんべんべん! ニャンコ踊りゃあ、てけれつてん!
藤丸:……なにもんだ、あいつら。
:ここから先は、私ら神楽衆の領地だよ。
:あんたら、はぐれ透波の連中だろ。
:断りもなくこれ以上進んだら、死んでも文句はいえないよ。
藤丸:じゃあ、通らせてもらうぜ。通るからよ。
三味:うひゃひゃひゃひゃ! 断ったって死ぬだけさ!
三味:あたしの魅惑の三味線で、あの世におくったる!
:我ら、神楽衆の特殊部隊五輪音桜の子守歌! 安らかに殺してあげるよ!
:いよっ! お前ら、やっちまえぃ!
三味:カワユイ男は、あたしが食べたげるよおっ!
藤丸:……また、変態どもの相手かよ。たまんねぇな、まったく。
かなめ:岩鉄様、辺りに点在している岩の下に、何かが見えます。
かなめ:岩鉄様のカラクリなら、あの岩を砕くことができるはずです。
岩鉄:よし。任せておけ。

■戦闘後■
:あっはっは! 今はまだほんの小手調べ。神楽衆の牙城へおいで。
:その時、本当の恐ろしさを教えてやるよ! あっははははは!
:いよっ! さすが、噂通りのはぐれ透波。
:でも、僕たちのお頭、音無しの萌様にはかなわないよ。命が惜しくなければ、おいでよ!
三味:まあ、最初はこんなもんで遊んでやったのさ。
三味:五輪音桜は、五人そろって初めて本当の力を発揮するんだよ。
三味:五輪音桜の恐ろしさを知りたかったら、神楽衆の牙城までおいで!
三味:あんたたちを、ゆっくりとたっぷりとかわいがってあげるからさ。
三味:うひゃひゃひゃひゃひゃ!
藤丸:冗談じゃねぇぞ、まったく。
藤丸:風見の笛を吹くためには、変態集団を倒さなきゃならねぇってことか。

■戦闘後概況■
なし
第22幕 音無しの萌
■概況■
形勢あやうしと見て逃げ出した五輪音桜を追って、ついに厳島の一枚岩を発見したはぐれ透波たち。
しかし、そこには神楽衆の牙城があり、五輪音桜の残り二人である鼓と歌姫が待ち構えていた。
五人揃って仕掛けてくる特殊な音波攻撃は想像を絶する。
さらに、姿を現した神楽衆の頭領・音無しの萌はすべての音を消し去る驚異の術を使う。
繰り返し行われる騒音と無音の二段攻撃に、戸惑う藤丸たちであった。

■戦闘中■
歌姫:……侵入者と遊んでくるとかいってたけど、三味たち、遅いわぁ。
歌姫:あたい、退屈になっちゃう。あたいも行けばよかったぁ。
:…………。
歌姫:あんた、本当に無口ねぇ。女の子に嫌われるわよん。
三味:お前ら、大変じゃ。はぐれ透波の連中は、結構遊ばしてくれそうじゃわい!
:ああ、三味のいう通りさ。もうすぐ、こっちに来る。
:みんなで遊ぼうぜ。結構楽しめるんだよ。
:しょせん、五輪音桜の敵ではないがな。あっはははは。
藤丸:おう、変態ども! 遊びに来てやったぜ!
歌姫:ま! いい男……あたい、あいつと遊ぶことに決めたわ。よだれ出てきそ。
三味:だめじゃ! あいつだけはあたしのもんさ。
三味:あとで寝室に連れ込んで、しこたまかわいがってやるんだから ヒヒヒヒ……。
歌姫:ま! 三味にかわいがられたら、相手は一気に老化しちゃうわ。
歌姫:あたい好みなのに、もったいないわぁ。
藤丸:……さっきから聞いてりゃあ、勝手なことばかりいいやがって。さっさとかかってきやがれ!
:いよっ! 僕たちの恐ろしさがわかってないから、あんなことをいってるよ。
:さあ、萌様を呼びましょうよ。
:そうすりゃあ、あいつらだって、恐ろしくて逃げ出すに決まってんだから。
三味:そうだな。萌様ぁーーーっ!
音無しの萌:やっほーーーーっ!
藤丸:……また、変なのが現れやがった。
音無しの萌:いやあ、ひっさしぶりのお客様じゃん!
音無しの萌:みんな、私たちのこと怖がって遊んでくんなかったもんねーーー?
音無しの萌:さあ、いっぱいもてなして、みんな安らかに死んでもらおーー!
:そう! 僕たちの戦い方がわからない限り、絶対に誰も勝てないよ。
音無しの萌:それじゃあ、萌ちゃん、いっきまーーーーす!
藤丸:何だ? 急に静かになりやがったぞ。
かなめ:藤丸様、気をつけてください! 彼らは、特殊な術を使っています。
かなめ:私にもよくわかりませんが、何か法則性があるようです。
かなめ:攻撃を仕掛けるときは、くれぐれもご注意を。
かなめ:ただ、甚也様だけは、敵の術が無効になるようです。頑張ってもらいましょう。
かなめ:それから、私の四方に特殊な壁を作りました。
かなめ:私の四方にいれば、敵の術を無効にできます。
かなめ:皆さん、彼らは強敵です。頑張りましょう!
かなめ:あと、がわっぱ様。
かなめ:海の中に、宝が沈んでいるのが見えます。
かなめ:がわっば様でなければ、手に入れることはできません。期待しております。
がわっぱ:頑張るじゃん!

■アイテム入手時■
がわっぱ:やったじゃーん! 幸せじゃーーん!
がわっぱ:いいもん見つけちゃったんじゃーーーん!

■トラップ変更時■
音無しの萌:萌、いっきまーーーーす!
三味:五輪音桜の演奏じゃあ! 乗って乗って、乗りまくれぇーーーーっ!

■戦闘後■
三味:……もっと男を食いたかったぞい! こうなりゃあ、あの世の男どもを、み〜んな食いつくしてやるぅ!
:………………無念。
:……うぅ、私も美しく散っていく。
:まいったな。もっとこの世で遊びたかったのに……。
歌姫:……ああ、もっと歌いたかったのにぃ。
音無しの萌:うっそーーー! 何で、私が負けちゃうのよーーー!
音無しの萌:いいもん! 絶対に蘇ってやるもん!

■神威■
藤丸:……ようやく片付いたぜ。おかしな術使いやがって
かなめ:さあ、藤丸様。あの一枚岩の上で風見の笛を吹いてくださいませ。
藤丸:よし。それじゃあ、俺が風見の笛を吹くぜ!
美しい笛の音が辺りに鳴り響く。
朱雀:選ばれしものよ。我らの力がほしいか?
玄武:地獄の亡者を押し潰す最強の技がほしいか?
白虎:お前ならば、それもできよう。
青竜:我らが最大の力、受け取るがいい。我ら四神の最強の技を!
藤丸:……すげえ! 今までの俺じゃねえようだ!
藤丸は、究極奥義・『神威』を会得した!
朱雀:お前は、『神威』を使うにふさわしい。
朱雀:その技で、見事亡者どもを打ち払ってみよ。
玄武:そして、もう一つの力を与えよう。
白虎:その力は、まほろばの剣という。
白虎:お前ならば、その剣を使うにふさわしかろう。
藤丸:まほろばの剣?
青竜:強大な亡者を打ち負かすために、必ずや必要となる剣だ。
青竜:我らの王、獣神・獅子王様の力が宿っている。
青竜:赤目の滝に行くのだ。そして、まほろばの剣を手に入れよ。

■戦闘後概況■
ついに、藤丸の力は開放された。
最後の戦いに向けて、準備を整えるためにいったん隠れ里へ戻る藤丸たちであった。

■鳶犬の要望■
かなめ:藤丸様、里の犬達が戦いに出たいといっていますが、どうなさいますか?
藤丸:何だ、おめぇらも戦いに行きたいのか?
鳶丸:うぉん!!
子犬:きゃん!!
:あん!・あん!
幕外2 碧夜叉衆
■概況■
最後の戦いを控え、隠れ里に戻るはぐれ透波の前に新たな敵が立ちはだかった。
それは、伊賀の分裂時に頭角を表した忍軍の一つ、碧夜叉衆だった。
いまや、伊賀と並びもっとも恐れられる忍軍として成長したはぐれ透波の前に、
無謀にも立ちはだかった不気味な忍軍は、果たして何故にはぐれ透波に戦いを挑むのか?

■戦闘中■
藤丸:さあ、早いとこ帰って準備して、三太夫との最終決戦に備えようぜ。
鬼近棒太郎:待たれよ!
藤丸:何だ、てめぇは。
鬼近棒太郎:察するに、はぐれ透波の方々とお見受けした。
鬼近棒太郎:我らは、碧夜叉衆。
鬼近棒太郎:いまや、伊賀忍軍と並び賞される各々方に、勝負を挑みたい。
藤丸:冗談につきあってる暇はねぇんだ、帰れ、帰れ。
鬼近棒太郎:我が名は、鬼近棒太郎。各々方の命をもらい、忍者の頂点に立つ。

■戦闘後1■
鬼近棒太郎:……うぬぬ、さ…す…が…に…つ…よ…い ……かかか、
鬼近棒太郎:かくなる上は…………キリキリキリ。
藤丸:やべぇ! こいつ、人形だ。爆発するぞっ!
赤夜叉:…………。
白夜叉:…………。

■戦闘後2■
赤夜叉:……畜生、俺は間違ってたっていうのかよ。
白夜叉:……ぼくじゃ、はぐれ透波のみんなを倒すなんてできないよ。
白夜叉:……ごめんよ、兄ちゃん。
赤夜叉:さすがじゃねぇか、藤丸。
赤夜叉:また一段と強くなったんじゃねぇか?
藤丸:まさか、お前ら……!?
楽天丸:そうだ! 傀儡の楽天丸だ!
楽天丸:賽天太に、最高の人形を作ってもらい、そして俺がそれを操る。
楽天丸:それが、鬼近棒太郎ってわけさ。
楽天丸:最強の忍軍になるはずだった。
楽天丸:おまえらを倒して、俺たちが忍者の頂点に君臨するはずだった!
楽天丸:それなのに邪魔しやがって!
白夜叉:…………。
賽天太:……藤丸のあんちゃん、ごめんよ、ぼく…………。
楽天丸:……さあ、とどめをさせ!
藤丸:おう、楽天丸。てめぇがどう生きようが、俺の知ったこっちゃねぇけどよ。
藤丸:てめぇの腕じゃ、一生かかったって俺にゃあ勝てねぇよ。
楽天丸:そんなこたあねぇ!
藤丸:ある! てめぇは、賽天太がいて一人前だ。
藤丸:その賽天太は、争いごとが好きじゃねぇ。だから、勝てねぇよ。
藤丸:賽天太の考えが変わりゃあ、俺に勝てるかも知れねぇけどな。
楽天丸:……………………。
賽天太:……ごめんよ。
賽天太:藤丸のあんちゃん、ごめんよ。ぼくのこと嫌いになっちゃったろ?
賽天太:でも、僕はお兄ちゃんから離れられないんだよ。
賽天太:お兄ちゃんは、ぼくがいないとだめなんだよ。
藤丸:……賽天太。
藤丸:もうすぐ、忍者なんていらねぇ世界を俺が作ってやる。
藤丸:そうすりゃあ、俺もお前も、ただの人間だ。
藤丸:本当に好きな生き方のできる世の中がやってくるぜ。
藤丸:もう少しだ。……もう少しの辛抱だからよ。
藤丸:……あばよ! 楽天丸! 賽天太!
楽天丸:……畜生、藤丸の野郎。
楽天丸:俺は、お前のそういうアマちゃんなところが大っ嫌いなんだよ。
楽天丸:そんな考え方してると、いつか殺られるぜ……。時代は変わりゃしねぇんだ。

■戦闘後概況■
なし
第23幕 果心居士
■概況■
伊賀との最終決戦を残すのみとなったはぐれ透波たち。
赤目の滝へ赴き、まほろばの剣を手に入れようとする藤丸たちの前に、一人の男が現れた。
彼の名は果心居士。
最強の名をほしいままにした伝説の忍者だった。
はたして、果心居士の目的は・・・?

■戦闘中■
藤丸:……この先が赤目の滝か。
果心居士:待たれよ。
藤丸:何だ、ジジイ。何か用か?
果心居士:……噂には聞いておるが、噂以上に失礼な奴じゃな。
果心居士:もう少し、年寄りは大事にせんといかんぞ。
藤丸:そうかよ、じいさん。
藤丸:だったら、大事にしてやっから、道を開けな。通行の邪魔だ。
果心居士:そうはいかん。三太夫に頼まれてな。お前たちと勝負することになった。
果心居士:本来、忍軍からの依頼など受けんのだが、お前たちには興味があるんでな。
果心居士:特別に受けることにした。
果心居士:俺たちと勝負するだと? ボケてんじゃねぇのか?
果心居士:見たところ、たった一人じゃねぇか。俺たちとじゃ勝負になんねぇよ。
果心居士:さて、どうかな?
果心居士:至上最強の幻術師といわれた果心居士。
果心居士:年はとっても、まだまだお前たちには負けんぞ。
藤丸:自分で最強とかいう奴ほど、信用できねぇもんなんだ。
藤丸:さっさと退け。俺たちも、暇じゃねぇんでな。
果心居士:ほっほっほ。敵はわし一人じゃないよ。
果心居士:お前さんたち、全員が敵になるんじゃ。ほーーーれいっ!
藤丸:うおっ!? こりゃ、どういうこった!?
果心居士:全員が、敵だというたろうが。さあ、行くぞ、藤丸!
藤丸:……こ、これじゃ、誰が味方だかわかんねぇ……。

■戦闘後■
果心居士:……見事。よくぞ、本物を見破った。わしの負けじゃ。
果心居士:冥途のみやげに、いい思い出になったわい。
果心居士:歴史を変えてみよ、はぐれ透波たちよ!
藤丸:……とんでもねぇ、じいさんだったぜ。
藤丸:これからは、見かけがジジイだからって、なめてると痛い目にあうな。
藤丸:……それにしても、まほろばの剣ってのはどこにあるんだ?
獅子王:藤丸。待っておったぞ。
藤丸:……その声は?
獅子王:私は、獅子王。地獄の亡者を打ち砕く、まほろばの剣をお前に与える。
獅子王:さあ、ここに来て、この柄を手に取るがよい。
藤丸:ずいぶんときたねぇ剣だな。
藤丸:……うおっ!
藤丸:この剣……まるで生きてるみてえだ。鼓動が俺に伝わってくる。
獅子王:まほろばの剣、お前に託した。
獅子王:地獄の亡者どもが、なぜ千年間の争いを絶やさぬように。
獅子王:条件を出したか、その理由を教えよう。
獅子王:千年の間、争いごとが続けば、地獄の扉が開かれるのだ。
獅子王:地獄の亡者どもが、自由にこの地上に出てこれるようになる。
獅子王:そうなれば、まさにこの世は地獄と化すのだ。
獅子王:それを食い止めるのがお前の役目だ。忘れるな、藤丸。
獅子王:歴史はお前の肩にかかっているのだからな。
藤丸:……上等じゃねぇか。俺たちが歴史を変えてやるぜ。このはぐれ透波がよっ!

■戦闘後概況■
まほろばの剣を手に入れた藤丸は、三太夫との戦いを前に、最後の修行を積む。
伊賀との最終決戦のときは、刻一刻と近づいていた。
第24幕 伊賀忍軍
■概況■
今、準備は整った。
はぐれ透波の面々は意を決し、伊賀へと向かった。
ついに、伊賀忍軍との決戦の火ぶたが切って落とされたのだ。

■戦闘中■
藤丸:……いよいよ、伊賀忍軍の領地だ。みんな、抜かるんじゃねぇぞ。
音羽の城戸:ずいぶんとたくましくなったじゃねぇか、お前たちよぉ。
音羽の城戸:まだお前らがトウシロのときに、とどめをさしておかなかったおらたちに、感謝してもらわねぇとなあ。
藤丸:何いってやんだ。
藤丸:俺たちに恐れをなして逃げ出したのは、てめぇらのほうじゃねぇか。
楯岡道順:あのときに勝負しておかなくてよかったよ。
楯岡道順:今のお前たちならば、私と戦うに値する。私に満足のいく死を与えてくれ。
藤丸:ふん。すかしたこといってんじゃねぇよ。すぐに望みをかなえてやらぁ。
藤丸:それより、三太夫はどうした?
藤丸:三太夫のジジイを殺すために、俺たちはわざわざ出向いてやったんだぜ。
音羽の城戸:三太夫様は、お前らの相手なんかしねぇよ。
音羽の城戸:正直いって、おらたちは、いつでもお前らを殺すことができたんだぜ。
音羽の城戸:けどよぉ、三太夫様は、そっちから来るまでほっとけっていうから、見逃してやってたんだ。
音羽の城戸:少しはおらたちをてこずらしてくれよなあ。
藤丸:そうかい。だったら、遠慮なく行かしてもらうか。
藤丸:行くぜっ!

■戦闘後■
音羽の城戸:……畜生! 予想以上に強いじゃねーか。
音羽の城戸:もっと爆弾取ってこなきゃだめだ。いったん引き上げさせてもらうぜ!
楯岡道順:……もうすぐ死ねるというのに、この恐怖は何なんだ。
楯岡道順:私は死に場所を求めて生きてきたというのに……。
楯岡道順:嫌だ、死にたくない! 私は、生き延びてもっと戦いたい!
藤丸:さあ、雑魚は放っておこうぜ。このまま一気に三太夫の牙城をめざす!

■戦闘後概況■
なし
第25幕 血戦
■概況■
ついに、百地三太夫と雌雄を決するときが来た。
忍者として育てられてきた藤丸たちにとって、忍者の歴史を自らの手で幕を閉じるときが来たのだ。
互いの力をすべてだし合い、最後の血戦が始まった。

■戦闘中■
百地三太夫:……くっくっく。ついにきおったか、ムシケラどもが。
藤丸:よう、てめぇが三太夫か。
藤丸:こうしてみると、今にも死にそうなジジイじゃねぇか。
藤丸:この剣を使う必要はなさそうだな。
百地三太夫:……まほろばの剣か。
百地三太夫:ふふ、そんなものが何の役にもたたぬということを証明してくれるわ。
藤丸:そうかい。不死身ってのはつらそうだなぁ。
藤丸:俺は、そんな骨と皮ばかりになってまで生きたいとは思わねぇよ。
藤丸:三太夫。てめぇにだけは、心底死の快楽ってものを教えてやりてぇぜ。
百地三太夫:うはは……。わしはもう二百年以上のときを生きてきた。
百地三太夫:きさまのような小僧には、想像もつかぬ長いときだ。それでも、死にたいとは思わぬ。
百地三太夫:もはや、世界はわしの手のひらで踊るのだ。
藤丸:てめぇのような勘違い野郎がいるから、忍者がなくならねぇんだ。
藤丸:てめぇがいなけりゃ、俺は違う人生を歩んでいた。
藤丸:そう思うと、はらわたが煮えくり返ってくるぜ。
百地三太夫:くっふっふ……そりゃあいい。怒りは争いを生む。
百地三太夫:争いの絶えない世の中にしないとな。
藤丸:……そうだよな。
藤丸:てめぇをぶっ殺して、すべてを終わらせるのが俺の役目だったな。
藤丸:行くぜっ!

■音羽の城戸&楯岡道順撃破時■
音羽の城戸:……畜生。お前ら、強くなりすぎだ。
音羽の城戸:でも、三太夫様には勝てねぇぜ。先にあの世で待ってるよ。ぎゃへへへへ……。
楯岡道順:……やはり、死ぬ運命であったか。最後になって死にたくないと思うとは、皮肉なものよ。
楯岡道順:今まで、死んでいった奴の返り血をこの着物に吸わせてきたが、今度は俺の番……か……。

■百地三太夫撃破後■
藤丸:どうだ、三太夫! これでてめぇも終わりだぜぇっ!
百地三太夫:終わりは、すべての始まりなり。
百地三太夫:くっくっく……。先に死んでおれば安らかに死ねたものを。
百地三太夫:これから、お前は地獄を見ることになる。
百地三太夫:そして、地獄の苦しみを味わいながら、亡者にその身を食われるのだ。
藤丸:……こいつ、本当に死なねぇのか。
百地三太夫:さあ! わしの体を媒体しに、今こそいでよ、地獄の亡者ども!
百地三太夫:そして、この世を食いつくすのじゃっ!
楯岡道順:う……うあぁっ! 体が熱い! 解けてしま……ぎゃあーーーっ!
音羽の城戸:うぎゃあっ! 三太夫様! 体が燃える! 燃え……ひぎゃっ!
藤丸:何だ! 何が起きたんだ!?
百地三太夫:この世に地獄が生まれるのさ! 新たな歴史の幕明けを、しかとその目で見届けよ、藤丸!
藤丸:うわあああーーーーーっ!
牛頭:我ら、地獄の先兵なり!
馬頭:この世、争い尽きることなし!
藤丸:……ふざけんじゃねぇぞ。俺は、夢を見てんのかよ。
亡恨虫:きしゃあーーーーーっ!
朱雀:藤丸。お前の力を信じよ。
玄武:選ばれしものよ。お前たちが、地上に光を与えるのだ。
白虎:恐れるな。まほろばの剣の力を信じよ。
青竜:お前が最後の希望だ、藤丸!
藤丸:畜生! やったろうじゃねぇかっ!
藤丸:俺は藤丸。煉釖藤丸! 地獄の閻魔に伝えとけ! 至上最強の男の名をよっ!
藤丸:いくぜっ!!

■戦闘後■
牛頭:うおーーーーーっ!
馬頭:うおーーーーーっ!
亡恨虫:きしゃーーーーーっ!

■戦闘後概況■
なし
幕外3 空右衛門
■侵入者■
藤丸:お前らともいよいよおさらばだなあ。思えば、長い付き合いだったぜ。
藤丸:けどよ、お前らとの腐れ縁もこれで終わりだな。
藤丸:ん? 鳴子が鳴ってるぜ。今時、侵入者だと? ……まさかとは思うが、行ってみるか。

■概況■
自由への旅立ちを前にして、最後の別れを惜しむはぐれ透波たち。
そんな彼らの前に現れた不気味な男。その名は宗像空右衛門。穴空右衛門の異名をとる謎の独忍だった。
三太夫のいなくなった今、天下を取ろうと狙う男は、各忍軍の残党を集め、はぐれ透波に無謀にも戦いを挑んだのだ。

■戦闘中■
藤丸:誰だ、てめぇは。
宗像空右衛門:最強の独忍。宗像空右衛門。
宗像空右衛門:人は、俺のことを穴空右衛門と呼ぶ。
藤丸:だからどーした。もう忍者なんていらねぇんだ。
藤丸:てめぇも早いとこ転職した方が身のためだぜ。
宗像空右衛門:ふっふ……、それはこいつらを倒してからいってもらおうか。
藤丸:……何だ、こいつら?
宗像空右衛門:今まで、お前たちが倒した忍軍の残党だ。
宗像空右衛門:ぜひ、お前たちはぐれ透波に仕返しをしたいということで、俺が訓練してやったのさ。
宗像空右衛門:それなりに強くなったぞ。
藤丸:雑魚集めて、小山の大将きどってんじゃねぇよ。雑魚はどうあがいたって雑魚だ。
藤丸:さっさと連れて帰れや。
宗像空右衛門:そうか。
宗像空右衛門:しかし、俺が帰るといってもこいつらは納得せんだろう。
宗像空右衛門:まあ、遊んでやってくれ。
藤丸:仕方ねぇ。大人げねぇが、相手してやっか。

■正成登場■【5ターン経過後】
正成:藤丸! 俺にも手伝わせてくれんか!
藤丸:正成! お前、どうしてここに……。
正成:親父殿が死んだ。
正成:結局、親父殿は変わることができなくなったのさ。
正成:これで、俺は自由だ。
正成:少しの間でもいい。お前とともに生きてみたいんだ。いいな。
藤丸:へっ、勝手にしやがれ!
服部半蔵正成が仲間になった。

■戦闘後■
宗像空右衛門:ふっふ……やはり、雑魚は雑魚か。お前の言葉通りだったな。
藤丸:そんなところで高みの見物してんじゃねぇよ。
藤丸:何なら、こっちから行ってやってもいいんだぜ。
藤丸:それとも、ケツ捲って逃げ出すか?
宗像空右衛門:そうだな。ここは引かせてもらおうか。
宗像空右衛門:そして、最強の忍軍を引き連れて、もう一度お前たちの前に現れよう。
宗像空右衛門:伊賀忍軍のいなくなった今、お前たちを倒せば、頂点になれるのだからな。
藤丸:伊賀忍軍を倒した俺たちに勝てると思ってんのか?
宗像空右衛門:俺に伊賀忍軍は倒せん。しかし、お前らならば倒せるさ。
宗像空右衛門:人にはそれぞれ向き不向きというものがあるんでな。
宗像空右衛門:また、会おう! ……すぐにな。
藤丸:……ふざけた野郎だ。まだ、あんな野郎が残っていたとはよ。

■戦闘後概況■
藤丸たちの前に現れた謎の独忍、宗像空右衛門。
いまや敵なしのはぐれ透波に対し、不敵にも挑戦状をたたきつける彼の自信は何か。
やっと手に入れた自由を前にして、新たに現れた敵に苛立ちを覚える藤丸たちであった。
幕外4 怨霊
■概況■
宗像空右衛門は、約束通り現れた。しかも、今度はたった一人で。
最強の忍軍を連れてくるといった宗像空右衛門を笑い飛ばす藤丸たち。
しかし、彼は余裕の笑みを浮かべるばかりだった。
そして、その目は絶対の勝利を信じて疑わない目であった。はたして・・・。

■戦闘中■
藤丸:律儀なこったな。
藤丸:俺は、てっきりあのまま二度と現れないかと思ったぜ。
宗像空右衛門:ふふ……、最強の座を目の前にして、なぜ逃げねばならぬ。
宗像空右衛門:お前らに、最強のときを味わってもらおうと思い、しばしのときを与えたまで。
宗像空右衛門:もう思い残すことはねぇか?
藤丸:おめえ、最強の忍軍を連れてくるっていってたんじゃねぇのか?
藤丸:どうしたい。最強の忍軍ってのは、おめえ一人のことかい?
宗像空右衛門:ほほう、お前らには見えぬか? ここにいる最強の忍軍たちが。
宗像空右衛門:俺が、なぜ穴空右衛門と呼ばれているか、教えてやろう。
宗像空右衛門:ふん!
藤丸:何だ? あの野郎の額に、ぽっかりと穴が空きやがった……。
宗像空右衛門:蘇るのだ、最強の忍軍たちよ!
雑賀孫一:おう! 今度こそ吹っ飛ばしてやるぜ。杉野坊のためにもよぉ!
雁杉野坊:孫一のため。お前らの体を木端微塵にしてくれるわ!
音無しの萌:やっほーーーーっ! 今度は負けないぞーーーっ!
歌姫:せっかくもらったこのからだ。今度は、たっぷりと愛してあげなくっちゃねぇ。
:…………………。
三味:うひゃひゃひゃひゃひゃ……! 藤丸よ! たっぷりとその体、味あわせてもらうかいのう!
:いよっ! これだけ仲間がいりゃあ、お前らだって勝てねぇよな。
:花は散り際こそ美しい。お前たちに最も美しい一時を与えてあげようね。
風魔小太郎:風とともに蘇り、今こそはぐれ透波の息の根を止める。
吽毘羅:うふふふふ……、もう一度お前たちに会えて嬉しいよ。
吽毘羅:今度は小太郎様のご期待に添えるように、本気を出させてもらうよ。
阿毘羅:久しぶりだな、お前たち! 今度は負けねぇぞ!
青汁轟助:また蜘蛛神様に嫌われちまった。蜘蛛神様のため、この世に神の教えを広めるのだ。
服部半蔵保長:……俺は、あのあと正成に見取られながら息を引き取った。
服部半蔵保長:すべてはきさまのせいだ! 天下は甲賀のためにあり。今一度、夢を見てやる!
石川五右衛門:しゃーーーっ しゃっしゃっしゃっしゃっ! やっぱ、こっちの世界はええのう!
石川五右衛門:三太夫が死んじまって、これからはわしの時代じゃのう!
猿飛大助:きさまらへの恨みはひとしお。念願かなって、今こそ恨みを晴らそうぞ!
志摩葵:お姉ちゃん! お刺身食べたいよ。藤丸のお刺身作ってよ!
志摩紅:うふふふふ…… もう一度会えたねぇ、藤丸。
志摩紅:お前をおいしく食べてあげようねぇ。
志摩紅:活け造りなんかいいかもねぇ。うふふふふ……。
加藤段蔵:許すまじ、はぐれ透波! 地獄への道連れにしてやろうぞ!
正成:……親父殿。親父殿、死んだんじゃなかったのか。
藤丸:ふざけんじゃねぇ! こいつらみんな幻だ。幻に決まってる!
宗像空右衛門:幻? ふふ、幻かどうか、その体で確かめてみるがいいさ。
宗像空右衛門:おれは、死者を蘇らせる呪法を使えるのだ。
宗像空右衛門:ここがお前たちの墓場だ、はぐれ透波!

■戦闘後■
加藤段蔵:許せぬ! 何度戦おうと、何度殺されようと、この恨みは消えぬわっ!
志摩葵:やだよぉ! 地獄で鬼たちにいじめられるのは、もう嫌だよぉ!
志摩紅:お前たち。私の恨みは一生残るよ。
志摩紅:そして、一生、お前たちを苦しめるのさ。覚えとけ!
猿飛大助:わしの恨みは、いつか必ず孫の佐助が討ってくれるわ!
石川五右衛門:やっぱ、つえぇわ、おめぇたちよぉ。
石川五右衛門:仕方ねえっしゃあ、地獄で鬼でも相手に遊ぶっしゃあ。
青汁轟助:また布教に失敗だあ。今度は蜘蛛神様に受け入れてもらえるといいなあ……。
服部半蔵保長:……悔しい。死んでも死にきれぬわ。せめて、きさまらを道連れにしたかった……。
吽毘羅:……もはや、私の手におえる相手じゃないわね、お前たちは。
阿毘羅:……畜生! この力の差はどうやってもうまらねぇってのか!
風魔小太郎:……これ以上の屈辱があろうか。同じ相手に二度も負けるとは……。
:私が何度も散ってしまうと、それだけ美しさも増す。……それもいいか。
:いよっ! さすがだなあ、あんたたち。挑んだ僕が馬鹿だったよ。
三味:……仕方ないねぇ。地獄に戻って、いい男でも捜すとするかね。
:……………………また死ぬのか。
歌姫:……やだわぁ。仕方ないから、地獄であんたたちが来るのを待ってるわね。
音無しの萌:やだーーーー! もう一回死ぬなんて、いやーーーー!
雁杉野坊:……まあ、いいさ。地獄で、孫一と一緒に暮らせるからな。
雑賀孫一:……くっ。地獄じゃあ、爆破するとこなんざねえもんな。心残りだぜ。
宗像空右衛門:くっ! なぜ、これだけのものたちがいながら、俺が負けねばならんのだ……。
宗像空右衛門:お前らの力、尋常ではない……。
藤丸:……とんでもねぇ敵だったぜ。でもよ、これで本当に終わったんだよな。

■戦闘後概況■
すべては終わったのだろうか。
一度倒した忍軍の頭領たちを倒しても、藤丸はなぜか心が晴れなかった。
それは、ほかの仲間たちもまた考えていた。それは、ある種の予感だった。
藤丸の頭には、一人の男の存在がなぜか離れなかったのだ。
そして、その予感のために、藤丸たちは、取りつかれたように修行を続けるのだった。
幕外5 十勇士
■概況■
藤丸の予感は的中した。それは、運命といえたのかもしれない。
今、はぐれ透波の前に一人の男が立ちはだかった。そして、最後の戦いが始まるのだ。
その男の名は・・・。

■戦闘中■
藤丸:……才蔵か。久しぶりじゃねぇか。
霧隠才蔵:……久しぶりだな、藤丸。伊賀忍軍を潰したそうじゃないか。たいしたもんだな。
藤丸:おめえがそんなことをいうなんて、珍しいじゃねぇか。それより、何しにきた。
霧隠才蔵:お前の思っている通りの用件だ。それをかなえに来たのさ。
藤丸:……どうしても、俺たちとやりあおうってのか?
霧隠才蔵:そうだ。お前と俺は水と油だ。俺が目的をを達するためには、お前たちが邪魔なのさ。
霧隠才蔵:俺は、俺と同じ思いをもつ仲間を集めた。そして、十勇士と名づけた。
霧隠才蔵:はぐれ透波と同様に、一人一人が軍団長を勤められるほどの強さだ。
霧隠才蔵:どちらの道が正しかったのか、今はっきりとケリをつけよう。
藤丸:……そうだな。
藤丸:お前のやりたいことは、俺に取っちゃあ許せねぇことだからよ。
藤丸:目をつぶるわけにはいかねぇや。避けられねぇ道だな。
猿飛佐助:佐助だ。じっちゃんをてめぇらに殺された猿飛佐助だ。
藤丸:…………! 佐助って、……あの時のガキかよ。
猿飛佐助:そうだ。俺は、てめぇらを殺すために死ぬ思いで修行を積んできた。
猿飛佐助:じっちゃんの体を取り込んで、俺は生まれ変わったんだ。今、その力を見せてやる!
藤丸:……馬鹿だな、てめぇはよ。忍者なんてもんに振り回されやがって。
藤丸:そんな化け物みてえになっちまって、じっちゃんは悲しむぞ。
猿飛佐助:うるせえ! 弱いものが負けるっつったのは。てめぇじゃねぇか!
猿飛佐助:俺は強くなる! もっと強くなって、この国を食ってやる!
霧隠才蔵:俺たちは、天下を取る。
霧隠才蔵:俺は、すべての力をこの右腕に凝縮したため、左手を失った。
霧隠才蔵:集まった連中は、皆人々に忌み嫌われてきたものたちだ。
霧隠才蔵:俺が勝つか、お前が勝つか……今、すべてがわかる!
藤丸:おう! 俺も全力だ! 全力で、てめぇを潰す!

■戦闘後■
根津甚八:……………………強いな、お主たち。あの世でもう一度、やりあいたいものだ。
三好為三入道:お主ら、はぐれ透波のものたちと戦えたこと、誇りに思う。思い残すことは、なし!
三好清海入道:わしの力がかなわぬとは……。見事といわせてもらおうか。
穴山小助:けっ! 一度は頂上に登ってみたかったのによぉ……無念だぜ。
由利鎌之助:俺の鎌で倒せなかったのは、お前らが初めてだぜよ。……認めてやるぜよ。
筧十蔵:これで私は、神の元に行ける。そして、新しい体をもらい輪廻する。
筧十蔵:その方が幸せなのだな。
望月六朗:うおーー、俺、もっと、楽しい人生、送りたかった。
望月六朗:今度生まれてきたときは、普通の人生、送りたい。うおーーー。
海野六郎:ちくしょ……、今まで俺のこと馬鹿にした連中を見返してやりたかったのによぉ。
海野六郎:つまんねぇ一生だったな……。
猿飛佐助:……まだ、俺のほうが弱いってのかよ。
猿飛佐助:せっかくじっちゃんと一つになったのに、それでもおめぇらには勝てねぇってのかよ。
猿飛佐助:……悔しいよ、馬鹿野郎。
霧隠才蔵:……俺が負けるのか。
霧隠才蔵:天は、お前を選んだというわけだな。
霧隠才蔵:これも運命か。

藤丸:……………………。
霧隠才蔵:藤丸。何をそんな寂しそうな目で見る。
霧隠才蔵:勝ったのはお前だ。お前が正しかったということだ。俺を哀れむのはよせ。
藤丸:忘れんじゃいねぇよ。
藤丸:ただよ、お前を倒しても、お前や三太夫のあとを継ぐ奴らが出てくるのかと思うとよ……。
藤丸:馬鹿らしいだけだ。
霧隠才蔵:時代は繰り返す。俺のような考えをもったものは、いつかまた現れるからな。
藤丸:……そん時は、俺のあとを継ぐ連中もきっといるはずさ。
霧隠才蔵:……そうだな、そういうものだな。一足先に、地獄へ行ってるぜ。
霧隠才蔵:俺は、お前が天下を取らぬことが、惜しくてならないよ……あばよ。
藤丸:俺はそんな柄じゃねぇよ。……才蔵、あばよ。

■戦闘後概況■
藤丸たちは、隠れ里で最後の一時を楽しみ、懐かしみ、そしてみんなとの別れを惜しんだ。
もう、ここに戻ることもないだろう。
これからは、一人一人が自由な道を生きるのだ。
そして、男たちは旅立つ・・・
エンディング
■エンディング■
さあ、みんな、行こうぜ。俺たちゃあ、もう自由なんだ。誰にも束縛されねえ。
誰にも邪魔されねえ。これからは、思い思いの道を好きなように歩いていける。
もう、みんなと会うこともねえだろうよ。
もしどこかであったとしても……そんときは他人だぜ。
俺を呼んでくれるな。俺に微笑みかけてくれるな。
お前らとの思い出は、心の奥にしまっておく。
忘れるわけじゃねえ。大事に大事にしまっておくんだ。
おもしろおかしく生きようぜ! それじゃあ、みんな。あばよっ!!



■真エンディング■(条件を満たしている場合のみ表示される)

※全てのシナリオ(隠しシナリオ含む)をクリア
※全ての仲間がメンバーに加わっていて全員が生存している
※ステージ上に隠されているアイテムを全て拾っている

・オロチの傍太
隠れ里を去った後、越後に渡る。名もしれぬ村で、過去を隠し、ひっそりと暮らす。
あれほど好きだった蛇のことはぴたりと忘れ、人々の中にうまく溶け込んだという。平穏無事な人生を送る。


・煙羅の助八
隠れ里に残り、新薬の研究に没頭する。いくつもの新薬を開発するも、そのすべてが世に出ることはなし。
どんな風邪をも治す特効薬を作ったという噂もあるが定かではない。


・送り屋岩鉄
隠れ里を去ったあと、肥前に渡る。小さな町で、接骨医になったという。
無口で美しい妻をめとったという。


・肉玉塀五郎
隠れ里を去ったあと、全国を旅する。
金がなくなると、芸をし、結構気ままな人生を送った。


・切り回し騨丈
隠れ里を去ったあと、諏訪に渡る。傘貼り職人になったというが、すぐに飽きて町を飛び出す。
その後消息不明となるが、後に見たこともない不思議なからくりを抱くようにして死んだ腐乱死体が発見される。
もちろん、それが騨丈かどうかは定かではない。


・裁縫屋甚也
肉玉塀五郎とともに、全国を旅する。
その恐ろしい顔のため人々に忌み嫌われ、ある日突然書き置きを残し、行方をくらます。
その書き置きに残されていたのは、『死』の一文字のみ。


・地獄極楽
隠れ里に残り、余生を過ごす。
本人は、多少ボケながらも、満足の行く一生を送ることができた。


・朧影のかなめ
隠れ里を去ったあと、江戸に行き占いを生業とする。大変に著名な占い師となり、人のために尽くしたという。
が、後年、何者かに殺害されたという噂も残る。


・夕霧
津軽に行き巫女となるが、いかさまがばれて切り殺される。恵まれぬ一生だった。


・小夜
肉玉塀五郎たちとともに、全国を旅する。
神がかった大げさな占いが評判を呼び、かなりの小金をため込むが、ある夜泥棒に忍び込まれ、全財産を失ったという。


・蘭
隠れ里に残り、地獄極楽たちとともに暮らす。隠れ里に最後まで残った一人だという。
誰にも見取られず、最後はひっそりと微笑みながら天に召された。


・韋駄天風子
肉玉塀五郎たちとともに、全国を旅する。旅の途中、さる米問屋の若旦那に惚れ込まれ、夫婦となる。
が、堅苦しい生活が性にあわぬのか、数年で家を飛び出し、その後の消息はつかめず。


・黒兵衛
隠れ里を去ったあと、かなめの後を追い江戸に行く。かなめの側で気づかれずにひっそりと暮らす。
後年、突然行方をくらますが、その理由は定かではない。
行方をくらました直後、かなめが殺されたという噂が流れた。


・鳶丸
綾とともに越後の山に戻り、再び狼たちの頭領となる。
ただし、山で迷った旅人の道先案内などを勤め、一部の人間には神のように崇められたという。


・綾
鳶丸とともに越後の山に戻る。それからも、たくさんの子供を産んだという。


・仔犬
鳶丸とともに越後の山に戻る。父のよき補佐役を務めた。


・かがり
隠れ里を去った後、故郷の近江に戻る。
いくつもの縁談話があったが、そのすべてを断り、生涯独身を貫いたという。
すべては、ひそかに愛していた藤丸に対し操を立てたためとか。


・花火師伝八
隠れ里を去った後、河内に渡り、花火師となる。
世界最大級の花火をいくつも造り、世の人をわかしたが、新作を作成中、事故にあい死亡。
その死体は原形をとどめていなかったという。


・小雪(決定した名前)
隠れ里を去った後、尾張に行く。尾張での彼女の消息を知るものはいない。


・ゆりな
隠れ里を去った後、破壊僧玄ノ坊と共に旅をする。
その後、備前の山奥の荒寺で、その姿を見かけたものがいるというが定かではない。


・霞打ちの松吉
隠れ里を去った後、陸前で農民になったという。


・夜目の雷太
隠れ里を去った後、何をしてもうまくいかず、結局は羽前で山賊まがいのことをしていたらしい。
末路は悲惨だったという。


・破壊僧玄ノ坊
隠れ里を去った後、ゆりなと共に旅をする。
その後、備前の山奥の荒寺で、その姿を見かけたものがいるというが定かではない。


・野火の助左/槍の八太鉢/卍鎌の蔵人
隠れ里を去った後、その生涯を服部半蔵正成のために尽くしたという。


・獣王丸
隠れ里を去った後、肉玉塀五郎と共に全国を旅する。途中立ち寄った町で揉め事を起こし、数人を殴り殺してしまう。
罪人として捕われのみとなるが、死刑前夜、こっそりと塀五郎たちに助け出されそのまま逃走。以降、誰もその行方は知らない。


・児雷也
隠れ里を去った後、紀伊の山奥にこもる。
仙人のような生活をし、まだ生きているかもしれないという噂。


・大天狗
隠れ里を去った後、何とか故郷に帰ろうとするも、ことごとく失敗。児雷也の後を追って紀伊の山奥にこもる。
本当の天狗になってしまったという噂もあるが、これも眉唾らしい。


・がわっぱ
隠れ里を去った後、元の住みかに戻ろうとするも、岩に埋まってしまいどうにもならず。
日本中の川を渡りながら気ままに暮らす。
結局、河童に近い人間だったのか、人間に近い河童だったのかわからずじまい。


・服部半蔵正成
隠れ里を去った後、元の配下のものたちを集め、甲賀忍軍を再建。大名・徳川家康を支え、全国を統一する。
後に、数々の文献を書き直し、忍者の存在や所以を大きくねじ曲げ、最終的に全国から忍者自体の存在を抹消しようとしたという。


・煉釖藤丸
隠れ里を去った後、全国武者修行の旅に出る。
が、もはや藤丸の相手になるものなどいなく、失意のうちにその人生に幕を閉じたという。
後年、四つの光を引き連れた黄金色の人が天上界へ上っていくのを駿河の人々が目撃した。
藤丸は天界人になったのだと、極一部の人間は語ったという。




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